今「コレ」を読んで下さっている皆様の多くは「昨年のFBM(フレンチ・ブルー・ミーティング)」に参加されたと思います。
なので当然「グラウンドの出店ブース」を何往復(笑)もされ、最初に「エブロ」っ書かれたテントを発見して「なんでエブロがFBMに出店を出してるん?」と不思議に思い・・・・。
すぐに「プラモデル」に興味がある方は昨年「世界のタミヤ模型」と「ダブルネーム」で「コラボレーションキット」として以前「タミヤ」から発売されていた「2CVの金型」を使って「荷室をエブロが設計」した「2CV・フォルゴネット」で「フランス(笑)」と結びついた筈。
で、覗いてみると「木谷真人さんご本人(エブロの社長だっ!)」自ら「出店」に立ってられるのを発見(笑)して「ビビった!」んじゃないかと思います。
私なんか「昔からのファン、と言うか崇拝!!しております(笑)」なんで、御承諾を取ってから「写真」を撮らさせて頂きました(汗)。
私みたいな「オッサン(笑)」は「木谷さん」と言えば「タミヤ模型」在籍時、数々の「名作」を設計された方(特に「カーモデルの設計での木谷さんのデフォルメは、実車以上に実車らしく見える!」事で超有名)でした。
そして「タミヤ模型」から「独立」され、「エブロ」を引き継がれ「それまでは、1/43でまともなダイキャストミニカーが存在しなかった国産車」を次々と設計し発売され、最近では「1/20」で「ロータス72系や、ティレル(もう、オッサンはタイレルと発音してしまう!)」を発売し、ついに「インジェクション・プラスティックモデル」業界に参入、まーた「さすが木谷さん!」凝りに凝りまくった設計(パーツ分割、なにせ先に「アルミモノコックの72C」を発売して、「72E」はモノコックのパーツにボディーカウルを被せる実車同様の構造!それも1/20で、でっせ!)で、これまた「ビビった!」モンです。
なので「2CV・フォルゴネット」で「FBM」に「参戦(爆)か!?」と思う間もなく、「キャトル!の画像」が目に入ります(コレも御承諾を取ってから写真を撮らせて下さい!、問題があれば何処にも画像は出しません!と言うと、ニュールンベルグ・トイショーで正式に発表しますから、どーぞどーぞとお優しい!、が下の2枚)。
確かに「4CVや、8や5(結構古いけど・・・)」の「1/24のキット」はありますが、「キャトル(4)」はどこからも発売されていません。
「キャトル」と言えば「90年代」まで生産された、確か「世界中で3番目に生産台数が多いクルマ」ですからねー。
今まで「プラモデル」に恵まれなかった(ミニカーは種々のキャトルがビテスやノレブやソリドが、また種々のスケールと出来で沢山発売されていますが・・・・・)のが「不思議」な位ですが、「この業界(笑)」は「タイミングの問題」なんでしょうか?「なんでモデライズしないんだ!、絶対売れるぞ!」って車種が結構あります(考えると、結構一杯あって書ききれない)。
しかし「キャトル」とは、いいトコに目を付けたモンだ(生産台数が多い、と言うことは「オーナー」も多い)。
また「逆」に考えれば「あの木谷さんの設計」で、「今の3D・CAD/CAM技術で、昔なら考えられなかった様な精密極まりないキットが作れる」と言うことになる訳で、「ルノー好きモデラー」には発売されるなんて「とっくに諦めていた」が「なんと、いい時代に設計・発売」してくれたモンだっ!と。
「木谷さん」とは初対面ではありませんで。
大分前、「DC5・インテRで鈴鹿サーキットの走行会」があった時に協賛されていて「ホンダ・ラグレイト」に「エブロのホンダのミニカー」を満載して来られ、帰りにみんな1台づつ頂いたモノです。
私なんぞ「ミニカーそっちのけ(汗)」で、みんながミニカーを漁る(笑)中、「木谷さん」と一緒に写真に写って頂きましたモンね(その頃、いやもっと以前から「崇拝!!する人物」でしたからね、その時は「木谷さん」を知っていて、写真撮影なんてしているのは私だけでしたが)。
で、「FBMのエブロの出店」では私は「発売されたら、カートン(爆)で買いますよー!」って言ったのを覚えております(笑)。
そして、やっと「この7月に発売」となりまして、当然(笑)「複数個買い(所謂オトナ買い?、絶対嫁さんには言えない)」しまして、これが「パッケージアート」です!。
「パッケージの側面には完成写真」が!。
反対側(笑)。
あ、当然「今のご時世」、ちゃんと「ルノーの版権」をとっています(このマークだけでも「パッケージの値打ち?」が上がるってモンだ)。
「パッケージ」には、ただ「RENAULT・4L」と表記されているのみで、「何年式仕様(笑)」の様に「特定の年式をモデライズ」するのでは無く、「漠然と、RENAULT・4L」です。
まー考えれば「1960年代初頭」から、「1990年代初頭」まで生産されたクルマなので、その間の「30年」生き抜く(笑)には様々な細かい「仕様変更や限定仕様」があった訳で、また「その分」種々の「キャトル」のオーナーがいる訳で、「キット」では大きく「2種類」を作り分けられる様になっています(この割り切りも心地良い、笑ですね)。
当然「まだランナー(それも袋に入ったまま)状態」で「組立説明書」と共に「ランナー状態」で見て「計画を立案中(笑)」です。
他の「エブロの公式の作例の画像」が、
と、
なので、自由に「パーツ」を選べばいいんですが、「ダッシュボードの形状」や、「エンジンルーム内の補機類の形状や配置(エンジン、ミッション自体も)」等を「厳密にストレート」に組めば「パッケージアート」や「作例画像」の、
になるのだろう、多分。
この「実車」に乗っている人は、まー「こう組む」んでしょう(笑)。
ま、しかし「キャトル」なんて殆ど「キャラクターモデル(?)」みたいな存在で、なおかつ「木谷さん」が設計・デフォルメ等々されたんだろうし、もう「1/24の立体」として存在すれば、それでいい。
細部が少々異なっても、自分の好きな「外観」で組めばいいんです。
多分「設計者の方」もそう考えて、この「パッケージ・パーツ構成」にしたんだろう(笑)。
なので「ラジエーターグリル」も「パッケージアートのメッキパーツ」、
に、「1970年代」の私としては見慣れた「四角いデザイン」、
「組立説明書」では「こんな風(笑)」で、当然「四角」には「丸」では無く、ちゃんと「長方形の透明パーツのウインカー(コンビネーションランプ)」が用意されます。
特に「詳しい指示」は「あえて(多分)」無く、単に「どちらか選択せよ」と。
ちなみに「組立説明書」には「モール」を貼る指示はありますが、「エンブレム」は特に何の指示もありませんが、「何種類か付属」します。
それと「ホイール」も「2種づつ」付属し、選択です。
多分「後期(四角)のグリル」を選択すれば「この位の年代」のが組めるのでしょう。
と思ったら「エブロのオフィシャルサイト」の「新着情報」に載っている「画像」はこんなんだったりする。
もしかしたら、「資料は自分で探せ(笑)」か、「知ってて当たり前」なーんて「コアなルノーヲタク(笑)」向けだったりして。
そんな事より「パーツの段階(メーカーとしては、このキットフォームが商品なので当たり前か!)」で、「ボディー」も良く出来ています(木谷さんなので、当たり前か!)。
もう「スライド金型、スライドしまくり(笑)」
「未組立状態」じゃ良く判らんが、「木谷デフォルメ(笑)」入りまくっているんでしょうね。
「フロントドア」と「ハッチゲート」は「開閉選択式」です。
多分「モデルグラフィックス」や「モデルアート」の作例じゃ、「可動」出来る様に改造して「開閉式」にするんだろうな。
と、皆さん御存知の様に「キャトル」は「ボンネット(と言うか、スーパーカーみたいなフロントカウルだな)」が「ガバッ」と「前ヒンジ」で開くんですが、「組立説明書」では「ヒンジ状」になっていて「差し込む」指示なんで、多分「開閉式」なんだろう。
その「ヒンジ」も一体となった「カウルの裏側」ですが、「パッ」と見「レジンで抜いたんか(笑)?」って感じで「いい具合」に「カウル裏のリブ」まで再現してあります。
ちと「押し出しピン跡」を消すのが面倒な形状に「リブ」を再現した為、なってしまっていますが、そんなん「何とでもする!」から「いい(笑)」。
で、「オートフォーカスが合ってない(汗)」ですが「カウル表側」です。
まだ「良く見ていませんが」、「裏のリブによる明らかな”ヒケ”」が無さそうなのも凄い(ま、軽く1000番位のペーパーを当てたら、多分僅かに”ヒケ”てると思うんですが・・・・・、そんなもん、どうにでもなるわい、笑)。
で、また「エンジンルーム内のモールド」も凄い。
「パーティングライン」も極力目立たない位置に追い込んであり、「パーティングライン消し(笑)」も楽そう。
ここに当然エンジンが「ミッションを前に向けて」収まります(「キャトル」の構造の勉強にもなりますな)。
で、こんなんも「別パーツ」です。
そうです、「ジャッキ」です!。
これが「こんな風に」エンジンルームにつきます。
それに「図」の様に「主な、目立つ配線」まで「プラで別パーツ」です。
それにそれに「室内」から「バルクヘッドの穴」を通って「シフトロッド」がエンジンの「上」を跨いで、その前方にある「ミッション」まで繋がっているのまで「再現」されています(本当に勉強になりますね)。
あ、「ジャッキハンドル」まで「別パーツ」やん(笑)。
もう書き出したら「キリ」が無いし(ルームミラーも、ダッシュボード中央から上に「はえる」のが2種にルーフから「釣り下がる」のが1種の計3種!!)、絶対まだ「見落とし」がある筈(笑)。
それと「このキット」の「ウインド」は「実車がスライドさせて開閉するのを再現している」のはいいとして、全ての「面」が「別パーツ」なんですね。
通常「モール」は「ボディー側にモールド」してあるのが、反対に「ウインド側にモールド」されています。
どちらがいいか「微妙」ですが、少なくとも「綺麗に塗装したボディー」に「マスキング」するとか、「エナメル」で「ハミ」出したら「爪楊枝(笑)」か「エナメル溶剤」よりは、「塗装に優しい」です。
また、「ドアの内装と、ハッチゲート裏側とウインドが一体パーツ」なのです!。
これは「新しい!」。
なんか「塗装する」のが楽しそうです(笑)。
あえて言うと「メッキパーツのランナーのゲート」が「ちょっと」大き過ぎるか・・・・(汗)。
しかし「バンパー」なんかは「一応、アンダーゲート」になっていたりもする(画像じゃ判りにくいが・・・・)。
しかし私は「残念」なんかにゃ思っておりません!。
この「キット」は「所謂、初版」です!。
この「エブロ(と言うか、木谷さん)」は「1/20のロータス72Eのキット」と際もそうでしたが、「次回生産分」で直して来るんですね(タミヤも時々航空機モデルなんかで、うるさ方に叩かれたら直してきます)。
ついでに「こんなパ-ツもあったらいいな・・・・・」って「パーツ」を「オプション」で別売りしたり、「簡単なプラ製パーツ」なら「金型掘って(笑)」、「ランナー」の空いた所に入れてくれますよ、きっと。
そこで私が「ランナー」に加えて欲しいのは、まぁ「自作出来そう」ですが「1970年代後半」に発売された「4GTL」の「サイドの幅の広い筋の入ったモール」ですね。
それがあれば、「見た目」最終型も組める事になりますね。
さらに「キャトル」でも「フォルゴネット仕様」が出る様ですね。
なーんか「エブロ(の木谷さん)」の事、思いもよらない「ボーナスパーツ(笑)」なんかを期待せずにはおられません(笑)。
まー、最後に「木谷さん」は「自分の作りたいモノを作りたい!」と、「タミヤ」から「独立」された訳ですが、まー「2CV」は「ボディー前半がタミヤの金型」ですが、「キャトル」は「0から設計・発売」されたんで・・・・、と言う事は「木谷さん、フランス車好き」なんですねって思っていていいんですかね(笑)?。
「現行モデル(今となっては、それも微妙・・・・)」なんで、無理かなぁと思うんですが「コレ」も「インジェクションプラスティックモデル」に恵まれていないんですが・・・・・・・・(汗)。
関係無いけど、汚ーっ(汗)。