2025年05月22日
スタートタイヤはこちら
大半のマシンはミディアムを選択し
中段以降のマシンはハードを選択
ピレリの想定している基本ストラテジーは
1ストップを想定していましたが
昨季より1段階柔らかい組み合わせで
1ストップで行けるのかは不明です。
予選でクラッシュした角田は
フロア並びにPUを交換し
ピットレーンスタートです。
スタートで2番グリッドのフェルスタッペン
PPのピアストリに並ぶと
一気にトップへ
ピアストリは接触の回避と
マシン的にいつでも抜けるという自信から
敢えてここで勝負をしませんでした。
スタートでの順位変動は少なく
落ち着いた序盤でした。
そしてオコンが早速ピットへ入り最下位へ
3周目ポイント圏走行のガスリーでしたが
コースアウトでポイント圏外へ。。
11周目、ノリスがラッセルをパスし
表彰台圏内へ入りトップ2台を追いかけます。
この辺りからミディアム選択のマシンが
ピットへ入ってきます。
やはりマシンによっては1ストップが
厳しかったようです。
上位では2番手のピアストリが14周目にピットへ
しかしフェルスタッペン、ノリスは入らず
ピアストリはタイヤ交換でパフォーマンスは
向上したものの
コースへ戻ったところがポイント争いの
4台の後ろ
この集団の最後尾の角田には当然
ピアストリのブロックの指示が飛びます。
実際にはほとんどブロックはできなかったものの
この集団を抜くのに時間がかかり
その中でタイヤも痛めていくことに
こういうこともあり
トップのフェルスタッペンとの差は
全然縮まっていきません。
フェルスタッペン自体のペースも
ここ数戦とは違い良いペースで推移しています。
ピアストリがハジャーを抜き
4位へ戻ったのが28周目、この時点でも
トップとはほとんどタイムが縮まらず
トップ2台は実質1ストップが可能の
残り周回からしても
結果的にピアストリの最初のピットは失敗でした。
今回さらにフェルスタッペンに
大きく風が吹いたのがここ
ノリスが29周目のピットに入った直後
オコンがストップしVSC導入
これでフェルスタッペンは
ノリスとの差をほとんど縮めることなく
タイヤ交換を済ますことができました。
さらにスタートでハードを選択したマシンや
トップと同じくピットを伸ばしたマシンも
このタイミングで一気にピットへ入りました。
角田がいた時にはひどいストラテジーだった
RBも今回は完璧なピットタイミングで
ハジャーはポイント圏内を走行
アルボンは表彰台圏内走行でしたが
やはり上位のマシンとは
戦闘力の差が大きくピアストリに
抜かれてしまいます。
予選で貴重なミディアムを使ってしまったことで
決勝で使えるタイヤが減ったアストンマーチン
VSC中にもタイヤ交換できずに
2ndスティントで徐々に抜かれていき
アロンソは無線でも辛い状況を訴えています。
終盤に近い46周目
アントネッリがトラブルでストップ
アントネッリは予選含めて
散々な初凱旋レースでした。
これでSC導入
余裕の間隔を持っての走行だった
トップのフェルスタッペンは
SC後に抜かれないように
残っていたハードを投入
ノリスも1ストップだったことで
同様にタイヤを交換します。
このSCが意外と長く
54周目に再開
このタイミングで角田は
ヒュルケンベルグのミスを誘い
最下位スタートからポイント圏内へ
マクラーレン同士の戦いは
タイヤ交換をしているノリスに軍配
ピアストリは今回戦略に足を引っ張られました。
終盤ルクレールとの4位争いをしていた
アルボンでしたが
ルクレールにラインを塞がれた形になり
コース外へ
これでハミルトンにもパスされます。
今回はVSC、SCもあり
ハードスタートのいわゆる逆ストラテジーが
はまったレースで
ハミルトンや角田が
大きく順位を上げる結果となりました。
終わってみれば
レッドブルとした400戦目のメモリアルを
完勝でのトップチェッカーでした。
角田も終盤アロンソとのポイント圏のバトルに
集中を切らさずことなく守りきりポイント獲得
チームは評価していましたが
本人は悔やむ予選を反省で
喜びは一切ありませんでした。
Posted at 2025/05/22 09:38:39 | |
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