今まで海外、北海道、九州一周など、連休を利用して大旅行をしてきましたが、今回の旅は
これまでで最長の旅になりました。
その長さは
10泊12日!
会社に雇われている身でこんな旅行ができるなんて、どんな会社だと思われるでしょうが、色々な理由が積み重なってこうなりました。
元々、秋の紅葉狩りに東北へ行きたいので5連休が欲しいと有給休暇を申請しました。
結局、有給休暇ではなくなりましたが無事に5連休を頂けました。
その時の勤務はこんな感じ…
泊り 明け 休み 休み 日勤 休み 休み 休み 休み 休み 泊り 明け 休み 休み
5連休の前後にも2連休がありました。
もう何となく察しが付いたかもしれませんが、月初めに病欠によって欠員が出たため私が代わりに出勤し、振替で日勤が休みとなりました。これで
8連休の完成です。
こんな機会を逃す手はないと旅行計画を立てた結果、
明けからの出発で8泊9日、一旦泊りの仕事をしに帰り、明けから戻って旅行再開という
12日間の旅行となりました。
この計画を立てて宿も予約した後に全国旅行支援が始まり、割引が適用になったのはかなり助かりました。
お陰でお土産もたくさん買うことができて、ボクスターのトランクはギュウギュウに…。
そうそう、今回の旅のお供はボクスターです。
ミラジーノの方が移動コストは半分で済みますが、オープンで走りたい衝動には勝てません。
3000km超に及ぶ長距離を、無事に帰って来られるのかどうかが心配でしたが…。
ちなみに、時間的な理由が無い限り有料の高速道路は使いません(笑)
ではまず、初日の導入部分のレポートから。
泊り明けで帰宅してから、7日分の着替えを詰めるのは大変でした。
荷物は極力少なくしたいので、3泊4日サイズのキャリーケースに着替えを詰め込み、残りの荷物はトートバッグに押し込んで出発しました。
初日は急がないので、夕方から近くの神社で無事を祈ってから出発し、この日は岐阜のネカフェに宿泊。最初はこんなんで良いのです。
2日目は富山まで行かなければなりません。
朝は早めに出発し、郡上からせせらぎ街道へ。
紅葉の具合を確かめるつもりで通りましたが、そこそこに紅葉が始まっていて楽しめました。
しかし予想はしていましたが、西ウレ峠などは寒い!
オープンにしていたら暖房はMAXです。
そしてトンネルを抜けた蕎麦屋さんの駐車場は、いつも真っ先に紅葉が見られますね。
まだ真っ赤ではありませんでしたが、早速綺麗なモミジが見られました。
さて、昼食はどうしようかと考えていたのですが、立ち寄った道の駅でホタルイカの沖漬けが売っているのを見かけて、ホタルイカを食べたくなりました。
少しだけ遠回りして、滑川のほたるいかミュージアムへ向かいました。
こちらの二階に景色の良いレストランがあり、ほたるいかの天刺膳を頂きました。
ホタルイカの天ぷらと、ホタルイカの刺身という珍しい料理が美味しいです。
特に刺身はプリプリでした♪
昼食を食べると良い時間になりましたので、この日の目的地、宇奈月温泉へ向かいます。
宇奈月といえば、アレですよね!
14時前に宇奈月温泉に到着し、駅近くの立体駐車場に車を停めたらトロッコ宇奈月駅へ。
予めトロッコを予約していたのですが、何と通常3,980円の往復運賃がオータムパックを使うと3,000円になり、2,000円分の富山限定クーポンと、1,000円分のトロッコ沿線クーポンが付いてくるのです!
実質、トロッコがタダ乗りです。
という訳でサラッとお土産を買って、周りを散策してからトロッコに乗車します。
14時56分発欅平行き、これが最終電車です。
黒部峡谷トロッコは通常料金だと窓のないトロッコ車両になります。
何回も乗っているので分かっていたつもりなのですが、
長袖にダウンンベスト、厚めのアウター、ネックウォーマーを装備してなお寒いです。
この日の宇奈月温泉の気温は13℃でしたが、トロッコに乗るなら理想は
ダウンジャケットにひざ掛けも欲しいくらい…。
同じ車両に居た何人かは寒さに耐えきれず、途中の駅で引き返して行かれました…。
まだ紅葉の時期には早かったのですが、景色はとても良いです。
紅葉には早いと分かっていながらわざわざ来た理由は…
ダメ元で電話したら、
名剣温泉の予約が取れたからなんですよね♪
名剣温泉とはトロッコ終点の欅平から徒歩15分程にある秘境の温泉で、秘湯を守る会にも名を連ねている温泉旅館です。
予約サイトなどでは2人からの予約しか受けていないのですが、金曜ということもあって空いていて予約が取れました。
1泊2食付きで19,000円と、ナカナカのお値段なのですが、宿から全国旅行支援を使いますか?と電話があったので、5,000円割引されました。本当にタイミングが良かった…。
トロッコに揺られること1時間20分。
体が冷え切って、疲れも出てきたころにようやく終点の欅平駅に到着。
まだ16時過ぎですが、寒いので名剣温泉を目指して歩きます。
名物の人喰い岩やトンネルを抜けて、15分ほどで到着。
こちらが名剣温泉です。
秘湯の雰囲気が出ていますね。
施設は古いですが、それがまたいい雰囲気を出していて、
トロッコで冷え切った身体に温泉が最高でした♪
※じゃらんより画像を拝借
料理は宿の雰囲気とは違って見事な創作料理で、宿泊料金にも納得がいきました。
部屋は小さくトイレもないですし、カメムシとの戦いでしたが、疲れていたので21時くらいには眠ってしまいました(笑)
翌朝は日の出前に起きて露天で朝風呂。
温泉地の朝はコレが最高ですよね。
朝ごはんもしっかり食べてから、少し早めに出発。
名剣温泉を出ると、
トンネルの向こうから車が?!
ダムと発電所の管理や工事のため、こうしたナンバーのない車が走っているんです。
欅平まではトロッコに載せて来るらしいですよ。
そういう光景も見てみたいですね。
さて、帰りは10時1分始発のトロッコを予約しているので、時間までは欅平の散策をします。
まずは奥鐘橋を望む足湯から。
朝風呂に入ったので足湯は入りませんが、日帰りの方はここでゆっくりされる方が多いですね。
そして途中で通行止めとは分かっているものの、猿飛峡方面へ。
この遊歩道は長い間通行止めで今までは歩いたことが無かったのですが、トンネルなどがあり面白いです。
熊に注意の看板は怖いですが…。(下栗の里で熊を見てからトラウマに…)
10分ほど歩いて通行止め地点まで来ると、奥が猿飛峡らしいです。
確かに谷の幅が狭くなっていて、猿なら飛び越えられそうですね。
何となく雰囲気は味わえました♪
欅平まで戻ってくると、ようやく駅も動き始めたばかり。
改札までは展望台などから写真を撮っていました。
そして帰りは課金して窓付きリラックス車両にしました…。
トロッコ車両は、背もたれが無いのが地味にツラいのです。
列車は定刻で発車し、景色は一度見ているのでノンビリ、ウトウトしながらトロッコに揺られました。
途中で猿橋という猿専用の吊り橋があるのですが、初めて猿が渡っているのを見ました!
遠いので小さいですが、ヒョイヒョイと軽い足取りで渡っていました。
猿には高所恐怖症とか無いんですかね…。
そして11時20分には宇奈月温泉に到着。
この続きは次回に…。
ついでに宣伝♪
2024年からはなんと、黒部ダムまで抜けられるルートが開通するらしいですよ!
今までトロッコの乗車は往復するしかなかったのですが、新ルートによって周遊が可能になります!
また楽しみが増えますね♪
詳細はこちらへ。