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2023年04月08日 イイね!

ACCに電動パーキングブレーキは必須に非ず

ACC(アダプティブクルーズコントロール)の停止保持はパーキングブレーキが電動でないと出来ないと思っている方が自動車評論家でもいるようです。

まず、ACCの停止保持をしているのは油圧ブレーキであって、パーキングブレーキではありません。

アイサイト付きのアウトバックも油圧ブレーキで停止保持します。このときにパーキングブレーキのインジケーターは点灯せず、特有の作動音もしません。ただし、停止保持時間(確か3分)超過でACC解除→電動パーキングブレーキ作動となります。

つまり、規定以上の停止となった場合にパーキングブレーキをかける仕組みです。安全上の措置でしょうね。

先日試乗したシエンタのスペックを見ていたら、「最上位グレードかつハイブリッド」のみACCが停止保持するとなってました。

ところが、シエンタは全車が足踏み式パーキングブレーキです。私が試乗したのはまさしく「最上位グレードかつハイブリッド」でしたが、足踏み式でした。

停止保持して3分したら車がペダル踏んでくれる?

そうであればどのグレードでも可能なはずですが、そうはなっていません。答えはエレクトロシフトマチックにあると思います。

シエンタは「最上位グレードかつハイブリッド」という条件でシフトレバーがエレクトロシフトマチックになります。停止保持機能が付く条件と同じです。

エレクトロシフトマチックはバイワイヤーでレバーの位置は操作後はいつも同じなので、車側でシフト位置を変えるのは容易ですね。

つまり、ACCの停止保持時間超過で車側でPポジションに切替えが出来ます。パーキングブレーキの代わりにPポジションにすることで限定的に停止保持有りになっているんじゃなかろうか。

試乗時はそこまで試せなかったのですけど...。
Posted at 2023/04/08 20:40:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2023年04月01日 イイね!

シエンタ試乗

シエンタ試乗デカくない実用車ならコレも見ておくべきかな〜。
と、試乗したのは3代目シエンタ ハイブリッド Z(最上位グレード) 5人乗りモデルの2WDです。

知人がエンジンモデルを持っていて、後席に乗ったときに車の挙動の良さを感じて興味を持ちました。2代目に乗ったときはかすりもしなかったけど、3代目は「コイツはナニモンだ?」と。さらにラゲッジが大容量とも知ったため実車の確認に至ったのでした。

結論から言うと、いろいろ良くできています。実用性と走行性能とデザインのバランスが良く、小振りで価格も抑えられていて、人気があるのも頷けます。

試乗は一般道のみ、妻は後席(運転席の後ろ)に座り、営業の方が助手席に座りました。外気温は10℃くらいで強めの雨でした。

なお、試乗の感想は私が個人的に感じたことであって、試乗した車の良し悪しを論じているわけではありませんので誤解なきよう。細かい装備の使い勝手までは試乗ではわかりませんので、その点もご了承下さい。

また、現所有車のスバル レガシィアウトバック(BS9型)に8年超乗っているので、評価基準がそこにあることが多い点もご了承下さい。

■外装
イタフラ車のパクりとの知見を披露したくて(?)他者批判に励む志の低い似非評論家もいるようですが、二番煎じで市場をごっそり刈り取るのは昔からのトヨタの十八番ではありませんでしたっけ?

で、最近の車は目つきが悪いのを通り越して銀河の彼方を見つめていたり、
「実は化石燃料好きなんです...」
みたいな後ろ暗さが隠せない辛気臭い表情が多い中、シエンタは
「いや、ストロングハイブリッドあるんで」
と、どこ吹く風な感じが爽やかですね。

ミニバン勢の「クルマはオラ顔、オーナーはドヤ顔」な方々とは距離を置いているのも良いです。

■内装
ファブリックを多用して気負わない雰囲気に仕立てている点では、ソフトパッドの上質感ばかり気にしているよりも良い方向と思います。

それと車内が無臭?
新車っぽい匂いも他の何かの匂いもなかった印象です。シート表面に消臭機能が備わっているそうですが、そこまで効果があるものだろうか?

■ラゲッジスペース
ここに一番興味がありました。5人乗りモデルで2列目シートを倒さない状態で693リットル(VDA法)あるそうです。7人乗りモデルは700リットル以上もあります。
トヨタのFAQサイトより → https://faq.toyota.jp/usr/file/attachment/220803_35.pdf

アウトバックは同条件で559リットルと十分なサイズではあるのですが、キャンプに行くときは荷物が入りきらずに座席にも積んでいました。シエンタなら全部入りそう。

実物は高さも横幅もあり、四角い空間が工夫次第でいかようにも出来そうなので使いでがありそうです。バックドア開けて後ろに立つと、大きな車の後ろにいるような感じがします。

5人乗りは2列目を倒すと2mを超えるスペースが現れるので、長尺物の積載にも十分。

■乗り心地、乗り味
穏やかでなかなか良いです。路面の凹凸で揺すられることもなく、荒れた路面での振動が不快ではない感じでした。路面から想定される予想通りの応答をする点も良いです。ボディがよじれる感触はとくになく、しっかりと走ってくれます。

ただし、曲がるときに助手席の人がやや揺れているように思いました。ミニバンの運転は慣れが必要そう。とはいえ、柔らかめなのに大きくは揺れないという、その匙加減がなかなかよかったです。

後席乗り心地評論家(妻)も及第点とのこと。先日試乗したカローラクロスのような驚くほど良いというほどではなかったとも。カローラクロスの乗り心地が強烈に印象に残っていて、あくまでもそれと比較するとそこまでではないということです。

もちろん、アウトバックよりも全然良いですし、アウトバックの乗り味に苦しめられている反省から相当厳しめに見ても問題なさそうです。

ちなみにホイールベースはなんとアウトバックよりも長い。
シエンタ:2,750mm
アウトバック:2,745mm

とくに後ろ側のオーバーハングがやたらと短く、ほとんどの重量物がホイールベース内にあります。これが穏やかな乗り心地と良好な挙動をもたらしている一つの要素かも知れません。

■ドライバビリティ
ハイブリッドシステムは直列3気筒1.5Lエンジンを組み合わせています。ハイブリッド車はエンジンを常に高負荷で使うので、3気筒のデメリットが出にくいでしょうかね。

さて、実はミニバンを運転するのは人生初。走り出してまずハンドル軽い!が第一印象。タイヤが15インチと小径だからかな?軽い方が好みなのでこれはOK。しっとり軽やかという感じ。

でも、この軽さだとハンドル操作が下手な車好きおじさん(笑)がロールが〜とかコーナーリングが〜とか言いそう。

さておき、アクセルとブレーキの操作性はとても素直で好印象です。アクセル踏み込んだときのトルクの出方の滑らかさ、ブレーキ踏力一定のときの減速感や停止直前の操作性がよくて、回生協調も良くできてる感じです。

とくに停止間際のブレーキはそこらのエンジン車よりも良いかも。エンジン車のトルコンのロックアップクラッチが解除されて減速感が変わるあのポイントがきれいになくなっている感じです。しかもカローラクロスのハイブリッドモデルよりも神経使わずに停められます。

アクセルは強めに踏み込むともりもり加速してくれます。しっかりアクセル踏み込める人なら合流などで気後れすることは全くないと思います。エンジン回転が速度とともに上がっていって、まるで過給器付のトルクのあるエンジンで加速していくような感じ。

これはダウンサイジングターボ+DCTよりもよっぽどいいんじゃなかろうか?

と思う味付けです。

近年、THS Ⅱの制御でブレークスルーがあったのか考え方の変革でもあったんですかね?
積極的にエンジンを回しつつターボの代わりにモーターでトルクを上乗せする形で、ダウンサイジングターボの市場をかっさらうつもりかな?

1点気になったことは、運転支援のPDAによるものなのか、前走車が減速したときにアクセルをオフにしただけでブレーキ踏みかえる必要がないくらい減速すること。前走車がいない時はそこまで減速感を感じなかったと思います。さすがに試乗の短時間ではどのような減速をするか読めなかったけど、慣れれば大丈夫かな?

なお、後席車酔い確認スペシャリスト(妻)によれば、全体的にこれと言った問題はなさそうとのこと。

▼運転席
シートの座り心地は布地ということもあってか表面の当たりが柔らかめ。でも沈み込むようなことはなく、長時間の運転も大丈夫そうな気はします。

やや立った姿勢で座り、ハンドルも立っている感じだし、窓がデカくて上半身裸になったみたいで何となく落ち着かない。これがミニバンの運転環境なのか〜と感じた次第。

ちなみに、ハンドルはチルトもテレスコピックも調整できます。

▼ペダル配置
GA-Bプラットフォームはペダル位置がややオフセットしているそうで、見た目だけだと確かにブレーキペダルはもう少し右でもいいんじゃないかと思わなくもない。けど、実際に運転してみるととくに違和感はなく、おかしな姿勢を強制されるわけでもありませんでした。

買わない理由が欲しい、評論家っぽいことを言いたいといった場合には指摘すればよい程度のものです。

■その他
▼静粛性
コンパクトカーとしては特筆すべき静かさだと思います。
強い雨の中で荒れた路面を走っていても、車内は普通に会話できます。ロードノイズがとくに静か。それに天井をたたく雨の音もぜんぜん気になりませんでした。いろいろと対策されているんでしょうね。

高速走行はしていないので、そのときにどのような車内環境になるかは分かりません。

3気筒エンジン特有の元気な音もエンジン振動も感じはしますが、予想していたよりは静かに感じました。

▼後席の居住性
広すぎるくらい広い。5人乗りの2列目シートは前後には動かないので、ちょっともったいないくらい。

後席居住性担当大臣(妻)によれば、リクライニング出来るので楽〜と。座り心地も問題無しとのこと。ドアトリム内蔵シェードも高評価。

個人的に気になったのはシートの座面も背もたれも平たくてホールド性に乏しいことと、太腿の裏が浮いてしまうのでお尻中心で体重を支えることです。長距離移動時はどうかな。

■総評
場所を取らないけど中はスペースたっぷり、気軽に使える便利な車として良いと思います。

そして、TNGA世代のトヨタ車にハズレ無し?
静粛性の高さと各操作に対する滑らかな応答に良好な乗り心地など、よく出来ているように思いました。

走らせていて全体のまとまり感があって雑に感じるところがなく、分かっている人がしっかり仕上げたんだな〜って雰囲気。これは先のカローラクロスの試乗でも感じたことで、スバル車の個別最適の寄せ集め的な感触とは異なるものでした。

現所有車のアウトバックはゴツい乗り心地と図体で乗るのがもう億劫になってしまったのですが、シエンタもカローラクロスもどこかへお出かけしたくなる楽しさがあります。

トヨタは変わりましたね。車の楽しさに気付かされるとは。

自分も変わったかな。トヨタのミニバンやカローラシリーズに興味を持つなど以前は考えられず、妻に驚かれたくらいです。

シエンタの納期はハイブリッドモデルは長めでオプションによって変動あり、エンジンモデルはそこまで長くはないようです。詳しくはお近くの販売店へ。
Posted at 2023/04/01 23:22:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | | クルマ
2023年03月12日 イイね!

車のグレードと装備の選択の闇

この車はどんな装備があるのかな〜と見ていると残念になるやつベスト3。
1. 最上位グレードしか選べないオプション
2. 標準になっていて外せない装備
3. セットオプション

順にみていきます。

1. 最上位グレードしか選べないオプション
最上位グレードって見た目を良くする装備(ホイールがデカくなり灯火類がビカビカになりパーツでゴテゴテになる感じ)が多いのでムダだなぁと思ってその下のグレードにすると、有用なオプションが選べなくなるケース。

リセールが...とかも言い出しますよね。

2. 標準になっていて外せない装備
よく見かけるのが、ハンズフリーパワーバックドアと革シート(合皮含む)。

どっちも要らないので金払いたくないけど、全グレード標準だったり、付いてないのは最下位グレードになって他の必要な装備がオプションでも選べなくなったりする。

とくに革シート。冬は本気で冷たいのでシートヒーター必須ですが、後席はヒーター無しでオプションでも選べないというモデルがかなり多い。

同乗者に思いやりの無い車は嫌です。家族に冷たい仕打ちをする車を選びたくはない。

が、ファブリックシートにしたくても選べなかったり、上述の通り最下位グレードにしなければならなかったり。

アウトバックは下位グレードでも全席ヒーター付きです。

革シートはさらに夏は熱くて蒸れるし、ならベンチレーション付けるねと、どこかの高額家電のように無駄に機能とコストと重量の積み重ねになるタイプの装備なので、本当に要らないんです。

3. セットオプション
アレを付けるならコレも付けなくてはならない抱き合わせです。

なにか付けるとイルミネーションもセットになるとか、機能的に関連するか?って疑問なやつも見かける。

それつけるなら光り物もつけて豪華にしましょう!という安っぽい提案に見えてしまう。

そういうビカビカやゴテゴテが嫌で最上位グレードを避けたのに、オプションでセットにされたら元も子もない。


ということで、消費者側の利点があまり見られないのですが、利幅の大きい上位グレードを買わせるためのやり口なのでしょうか?

オプションの組合せは管理が大変でコストがかさむのかもしれませんけど、釈然としないですね。
Posted at 2023/03/12 18:17:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2023年02月05日 イイね!

カローラクロス試乗

カローラクロス試乗過去にゴルフに乗っていたので、日本の国民車も評価しないとね~。

と、試乗したのはカローラクロス ハイブリッド Z(最上位グレード)の2WDです。

結論から言うと、これは当たりです。いい車を見つけました。これで299万円では文句つけるところがなかったです。

一番残念な点は、現在は注文できないことですかね。受注停止中でした。

試乗は一般道のみ、妻は後席(運転席の後ろ)に座り、営業の方が助手席に座りました。外気温は10℃を下回るくらいで晴れ、路面は乾燥していました。

なお、試乗の感想は私が個人的に感じたことであって、試乗した車の良し悪しを論じているわけではありませんので誤解なきよう。

また、現所有車のスバル レガシィアウトバック(BS9型)に8年超乗っているので、評価基準がそこにあることが多い点もご了承下さい。

■乗り心地、乗り味
これが一番印象に残りました。なんというか、静かで揺れない。静かでスムーズで何事もなく進んでいく感じ。ハイブリッド車のばね上制振制御による効果もあるのかもしれません。

後席乗り心地評論家の妻も「ぜんぜん揺れない。なにコレ」とのこと。試乗コースは普段もよく走る道でとくに舗装が良いというわけでもありません。

最近の車ってみんなこんな感じなんでしょうか?
やはりSGPになる前のスバル車は乗り心地が悪すぎるのかなぁ?

それと、ステアリングの操舵感もしっかり&しっとりで好印象でした。

運転していると嬉しくなってくるような乗り味の良さです。

■ハイブリッドシステム
THS搭載車を運転するのは初めてです。カローラクロスには第4世代の1.8L THS IIだとは事前に確認。

まぁ「プリウスミサイル」の動力源と同じでしょ?

くらいの認識で期待していなかったのですが、普通にちゃんとしてました。

▼加速
踏み初めに神経質なところがないしアクセルをしっかり踏み込まないとしっかり加速しない。かといって奥の方でいきなりスイッチ入るようなこともないし、想像していたよりも普通に操作しやすいです。

ちょっとこするとビュッと出ちゃう車に慣れている人だと、なかなかいかなくてもどかしく感じるかもしれません。

もっともそこまで強力なモーターを積んでいるわけではないのでそういう感じに思えるのかもしれません。

で、踏み込むとエンジンのうなりは聞こえますが、車速と回転数がある程度は連動してました。エンジン回転だけが先走ってしまう感じが際立つことはなく、日頃からCVTに乗りなれている身からすればとくに違和感はなかったです。

しかもカローラクロスはエンジンが始動してもアウトバックよりも全然静か。

▼減速
カックンブレーキを想像していたのですが、丁寧にブレーキを操作すればカックンとならずに停止できます。カックンてなると文句言う人はたぶんブレーキ操作がヘタクソです。

一応、G-Bowlで9点を超えられるので、その辺の「車好き」とはブレーキ操作のレベルが違うと慢心しております。

ただ、試乗時間程度では最後の停止間際の操作性は慣れるまでにはいかなかったです。でも、慣れれば大丈夫でしょう。

後席車酔い確認スペシャリストの妻からはカックンは感じなかったとお褒めを頂きました。

ということで、THS II 第4世代のドライバビリティはとくに問題ありませんでした。

■その他
▼シート
とくにどこかがどうであって欲しいなどのことはなく何も覚えていないので、多分まともなシートなんだと思います。運転姿勢も違和感はありませんでした。

▼内装
天井まで黒であまり加飾はなくてすっきりした感じです。安っぽくはないのでいいのではないでしょうか。

▼ペダル配置
全く違和感ありません。アウトバックともとくに変わりはなく、意識するような違いも感じませんでした。ので、合格。全世界で売る車ですから、変な癖はないんでしょうね。

▼後席の居住性
私が運転席の位置を合わせた状態で後席に座ってみました。足元は十分に広く問題無し。頭上も余裕があって、SUVのボディ形状ならではでしょうか。
後席居住性担当大臣の妻からも全く不満が出ませんでした。

▼ラゲッジ
サスペンション形式に負うところが大きいのか深さがある&ボディ全高が高いため、高さで容積を稼いでいる感じです。奥行もそこそこある。キャンプ道具を持っていったわけではないのですが、問題なさそうでした。

後席を倒すと段差がー!というレビューがやたら多いんですが、それはラゲッジの床が低いからです。手前の開口部と床面も面一ではない。そこに気が付きましょう。
倒すときに座面を沈み込ませるような仕組みにすると、今度は「ちょっと座面の座り心地が…」とか言うでしょ? それとハイブリッドのバッテリーはどこにしまいましょう?
さらにトーションビームがー!という人もいるけど、その恩恵で深さがあります。容積を稼げている。
全部を満たしたいならもう一回り上のボディサイズのモデルを選ばないとね。

■総評
スキがない車でした。無用なスポーティさを強調したりとか薄っぺらい高級感で媚びてくるようなところがないのもいいですね。言われたことは期待値以上にやってくれる実直な部下のような感じです。

車好き(笑)を自認するヤツには、いまだにトヨタのハイブリッド車なんてと思っている頭の堅いおっさんもいるかもしれません。私がそうでした。

でも、TNGA後のトヨタ車はそれ以前とは違う車だと認識を新たにしました。

カローラクロスは「チープ」ではなく「リーズナブル」。この違いがわかるなら買いです。今は注文できないけどw

お店を後にして自分のアウトバックに戻ると、ごちゃごちゃした内装、しょぼい乗り心地、ざらついたハンドリングに残念感を持ってしまったのは内緒です。

スバルのフラッグシップは8年経つとカローラに負ける。アウトバックが勝てるところはひとつありませんでした。経年とはそういうものなのか、それとも…。
Posted at 2023/02/05 07:52:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2022年12月10日 イイね!

ルノー E-TECHハイブリッド試乗

ルノー E-TECHハイブリッド試乗過日、ルノーのアルカナとキャプチャーのハイブリッドモデルに試乗してきました。新型(3代目)カングーにも触ってきました。

ルノーはこれまでに縁もゆかりも無かったのですが、B/Cセグメントサイズの車種の中では価格も含めてまっとうそうな車に思えたので興味を持ちました。

試乗は一般道のみ、妻は後席(助手席の後ろ)に座り、スタッフが助手席に座りました。外気温は22℃前後で晴れ、路面は乾燥していました。

試乗の感想は私が個人的に感じたことであって、試乗した車の良し悪しを論じているわけではありませんので誤解なきよう。

■E-TECH HYBRIDについて
このハイブリッドの仕組みはあちこちで解説されているので、説明は割愛します。バッテリーはどちらも半分以上充電されている状態でした。

▼発進
発進時は必ずモーターのみとなるようです。仮にバッテリーが空でも、シリーズハイブリッドとしても動作するシステムなのでモーターで発進するらしい。
いざ走り出そうとすると、まずもってクリープが無い。ブレーキペダルから足を離しても動きません。パーキングブレーキのオートホールドで止まっている状態からアクセルを踏み込んで初めて動き出します。

この時の制御がとても滑らか。ブレーキ解除はほぼ体感出来ず、そこから動き出すときに少しも唐突感がなく、かつアクセル開度に応じた速度が得られます。純エンジン車のクリープよりもゆっくり走らせることもできる感じです。

アクセルペダルがシビアすぎることは全くなくて、とても扱いやすかったです。

▼加速
通常モードでは40Km/hくらいまではモーターのみのようです。どちらの車種も車重は1,400Kg台でモーターのトルクは205Nmあり、十分な加速が得られます。

更に速度が上がると(アクセル開度にもよる?)エンジンもかかって加速が続きます。

エンジン音は耳を澄まさないと聞こえないということはなく、しっかり聞こえてきます。 割と太く低めの音質なうえにシステムの構造から速度とエンジン回転が一致するため、実はわざと聞かせてるんじゃないかとも思いました。このあたりが有段ギアを持つこのシステムがダイレクト感を感じるところの肝なんじゃなかろうか。

▼減速
「電子制御ドッグクラッチ マルチモードAT」とやらが変速する様子は減速時に音で分かりました。エンジン音が無かったら変速は分かりません。

通常モードではアクセルオフですぐにエンジンが停止して、わずかに回生がかかります。スポーツモードだとエンジンはかかりっぱなしだったかな?
ブレーキペダルを踏むとメーターが「Charge」のほうに振れます。ブレーキの効き始めは普通でした。いきなり減速度が立ち上がるようなこともなく、普通で良し。

シフトを「B」にすると、いわゆるワンペダルドライブが出来ます。アクセル全部戻すと結構な減速度。街中を走る限りは停止寸前までブレーキペダルを踏まなくても大丈夫でした。しかも、加減速どちらもエンジンよりもレスポンスがよくて、アクセルで制御しやすかったです。

なお、どちらのモデルもペダル位置に違和感は無く、現所有車のアウトバックと比べてもどちらかに寄っているような印象はなかったです。

▼停止
とくに気を使うことはなく、普通。かっくんとなったりもしませんでした。ちゃんとしたブレーキです。
車速ゼロでオートホールドが動作し、ブレーキペダルからは足を離せます。

■キャプチャー試乗
最上級グレードの「E-TECH HYBRID レザーパッケージ」でした。ボディ色は「ルージュ フラム メタリック(赤)」に黒い屋根。

結論から言うと、この乗り心地は私も妻もだめでした。足がとても硬くて振動が激しく、落ち着かない。サスペンションの動きも読み取れないです。後席に座っていた妻にも不評で、これは耐えられないと。ネットのレビューだと乗り心地が良いというのが多かったので意外。試乗せずに契約するのは絶対にやっちゃいけないなと思いました。

ステアリングのしっかり&しっとりした感じやE-TECH HYBRIDの操作感はとても良いし、内外装もデザイン良くていいのになぁ…。残念。

個体差なのだとして他がこれに比べてとても乗り心地が良いのだとしたら相当な品質のばらつきがあるということになります。

■アルカナ試乗
日本導入モデルは「R.S.LINE」という最上級グレードのみです。ボディ色は「オランジュ バレンシア メタリック(オレンジ)」でした。

こちらはいたってまっとうな乗り味でした。足はやや硬いかなとは思うものの、嫌な感じはしないです。後席の妻もこっちなら問題ないとのこと。

挙動がキャプチャーよりも落ち着いていてバランスも良いです。リアサスペンションの動きも良く分かる。とても率直な乗り味で、すっきりしていました。

とはいえ、明確にスポーティな仕上げで、昔乗っていたゴルフ5の当時のドイツ車の乗り味に近いように感じました。

■番外編(カングー3)
ほぼ日カングーKIOSK」が来ていて、新型カングー(3代目)に触ることができました。内装が質素で、他のブランドだったら最廉価モデルとなるような室内の雰囲気です。これでも以前よりはだいぶ質感上がったそうですけど、カングーには合っていました。カングーをスポーティに仕立てたりはしないでしょうから、乗り味も期待できるかもしれません。


カングー3の車内の様子

でも、無塗装のバンパーは髭の剃り跡の濃い人みたいでなんだかなぁ。劣化して白っぽくなると、ごま塩髭のおじさんになっちゃいそう。自分ならボディ同色がいいです。

■まとめ
キャプチャーはネットでは評判がよいので期待していましたが、乗り味が好みではなく残念でした。見た目はとても好きなので、もっと乗り心地がよければ候補になるのに。エンジンモデルはどうなのか試乗してみたいところです。

アルカナは悪くない印象でしたが、低速域ではやはりもう少ししなやかさが欲しい感じ。ドイツ車的乗り味というのは向こうでも支持されているんですかね。見積もり内容によってはトータルで500万を超えるのでどうかな〜とも思います。

「E-TECH HYBRID」は違和感なく仕上がっていて好印象です。とてもスムーズなうえに速度制御がやりやすく、かつ操作感と聞こえてくる音と速度感が一致しているところが良いです。普通に運転が出来たので、日常的に使用して嫌になるところもなさそうな感じでした。

ハイブリッド代はキャプチャーだと32万円と110Kgのプラス。その価値があるかはエンジンモデルにも試乗しないと分かりません。

どちらも妙なスポーティさをもう少し抑えるととてもよくなりそうな気がします。そのスポーティさが売りということであれば、今の私にはあわなさそう。

キャプチャーのエンジンモデルと2022年12月に追加となるアルカナのマイルドハイブリッドも試乗してみたいものです。

ルノーブランドの車は初めて運転しましたが、アルカナに関しては車が手の内に収まっている感じがして素性が良さそうで好印象でした。プラットフォームの出来が良いのかもしれません。
Posted at 2022/12/10 12:06:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ

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