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JASRACと音楽教室の訴訟はJASRAC側勝訴の判決が出ました。

それぞれの言い分はここでは論考はしませんが、疑問に思うこと。

音楽教室で使うとなぜ楽曲がタダとなるのでしょうか？
事業者は、楽譜や講師や什器や建物は仕入れて（もしくは借りて）、提供しているわけですよね？
なぜ楽曲だけはタダで仕入れて提供するのでしょうか？

そこがよくわからない。

お花の教室のお花はタダなのでしょうか？
お茶を習う時の茶菓やお茶はタダなのでしょうか？

どちらも習ったことないのでわからないですけど。
いやいや、お花もお茶もウチは自前で育ててますから！
とゆーことを言うのであれば、教えるときに使う楽曲も自分で作曲すればいい。

教育のためだからタダ？
学校の教育に使うソフトウェアは教育機関向けの価格があるとはいえ無償ではないです。楽曲は対価を払わなくていいのでしょうか？

そのあたりがよくわからないです。

楽器を習いプロとして大成したとしても、音楽家という「職業」の収入が不安定であれば趣味で終わってしまう。
趣味だからタダでいいの？ 文化ってそんなもの？

JASRACという組織との対決という大衆迎合的構図に陥っては、音楽家も文化も育てることにはならないと思う。

音楽への当事者意識のない人が騒いでいるんじゃないですかね？

いっそのこと、曲は持ち込み制にしては？
この曲が弾けるようになりたい！
と思うなら、自分でその曲を購入して教室に持ち込む。

音楽家に敬意も対価も払わずに習いたいなんて、ちょっと虫が良すぎる気がします。