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2017年02月04日 イイね!

SUBARU復活なるか

初代レガシィを持っていた頃は車中泊で北海道を一周するなど寝食を共にしたとも言える思い出があり、やはりスバルには良い車を作ってもらいたいと思っています。

復活なるかって、好調じゃんと思うかも知れません。が、気になる点があります。

wikipediaのレガシィのページ、初代の項に以下の記述があります。

当時の富士重工業は、好調なアメリカ向けの輸出への過度の依存による組織の硬直化が進み...

これが少し前まではそうではなかったか。

業績は現在も北米の売上(2016年は台数ベースで65.7%)に支えられて好調。2017年の計画では67.2%です。ちなみに、日本市場は15.5%。

そんな中で、対歩行者のブレーキ評価では、アイサイトが次点を喫しました。

AWDは「ある程度完成形に近づいている」と現状認識が甘く、プラットフォーム刷新では「そこまで変える必要があるのか?」という声が社内からあったとか。

スバルのフラッグシップたるレガシィ アウトバックを使い込んでみて、熟成どころかぼちぼちで仕上げて利鞘を稼いでおくようなぬるさを感じる。

現状でいいなんて認識で大丈夫なのか?

実はプラットフォームを刷新すると同時に体制や取り組み方を変えないと、せいぜいレガシィやレヴォーグ程度の車しか作れない、と経営陣も開発陣も気が付いていたのではないかと思います。

そして新規プラットフォーム開発とそのテストベッドであったろうインプレッサ/レヴォーグにリソースを取られていたので、レガシィは外装デザインの取替えと補強で延命して金と時間を稼ぎ、さらにツーリングワゴンを廃止してコストを削減、その間に若い人員で最量販車種のインプレッサから刷新に当たらせた。

ユーザーとしてはそのように感じてしまった。

東洋経済の記事にあるような

今までのスバルは『ターボ』『ビルシュタイン』『ブレンボ』などを搭載することで、『凄いね、このクルマ!!』と言わせていた部分もあった

が、限界に来た上に車の素性では勝負出来ないところまで老朽化しているであろうことは、アウトバックに感じるところではあります。

この根源は、初代レガシィの「GT」にまで遡るのではないでしょうか?

エンジンを過給したらバカぢからを出せた。ハイパワースポーツワゴンというものが出来た。2代目以降もエンジン出力は向上し、どうやって止める?どうやって支える?

というときに、ブランド物のパーツを奢ったらウマいこといった。パーツのブランドでばんばん売れるし、それにつられてかサードパーティ製品が山のように出てくる。

ピークパワーと駆動方式に注目が集まり、内外装や走りの質感なんぞはハイパワーターボ+四駆で捻じ伏せた。少々の「オトシン」はマッキントッシュで捻じ伏せることにした。

パワートレーンを強化しておけば、他はアフターマーケットのパーツでどうとでもなりました。サスペンションなんて皆取り替えちゃうし、突っ張り棒を入れればボディ/シャシーは剛性が上がる。って、sti商法そのまんま…。

リソースの限られる小規模メーカーにとってはこれが「勝利の方程式」となったのでしょう。が、いつしかブランドを装着するかstiに仕上げを任せないと市場に追いつけない状態となっていったのだと思います。

そして、レヴォーグが出てきてレガシィがその方程式から外れたとき(5代目から?)、レガシィはもう足腰の弱った老体となっていた。

そんなレガシィを買ってしまったのは、何でか?

たぶん、方程式から外れたことでまともなワゴンに戻ったことを期待したんだと思います。

ところが、残念ながら使い込むほどに感じる質感の悪さがありました。それは各パーツがそれぞれに機能しながらも車全体のまとまりとしてみたときに統一感の無いチグハグな感触にこそあると思うのですが、このことは先の方程式から来た負の遺産なのではないか?

と、思い至りました。

スバル車に言われる見た目のカッコ悪さとは
「走りや性能を予感させる質感のデザインではない」
という、これもまた車のまとまりとしてチグハグなところなのかなとも思います。

個別最適と人任せ。“愛”があるのは、各自が設計・開発した部分だけだったのでは?

今のレガシィはその名の通りの存在となってしまったかのようでとても悲しいです。それが、冒頭の硬直化に感じたのでした。

今こそプラットフォームからの刷新で新たなスバル車の提案が生まれればと思います。アイサイトしか見るべきところが無い状況を打破して欲しい。

XVコンバーチブルを出せ!

とは言いませんから(笑)。
Posted at 2017/02/04 11:18:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ

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