チューニングについて

チューニング＝調整する、という意味です。
オールマイティな状況を狙うのではなく、ある特定の走行条件で最大の効果が得られるように、車を調整していく・・・という事ですよね。

当然、特定の条件に特化していけば別の条件下では実力を発揮させる事が難しくなるハズです。
オールマイティな条件での走行を臨みたいなら、メーカーが何億円も掛けて開発した車両のセッティングが間違いないですよね。
所詮我々が掛けれるコスト＆時間は、メーカー開発費＆開発期間に比べれば微々たるモノですし・・・。

＃確かにメーカーサイドとしても「コスト削減」の下での開発で、ホントはもう少し改善したい箇所はある筈でしょうが・・・。

チューニングを進めていく上での前提は「明確な目的意識」なのではないでしょうか？
「趣味として車の変化を楽しみたい」「ノーマルとは違った、自分だけの車にしたい」も立派な理由でしょう。
他にも「○○を早く走りたい」「○○でタイムを△△秒削りたい」「○○の性能がどうしても不満であり、改善したい。」とか・・・。

しかしその結果、メーカーが出した「オールマイティなセッティング」のバランスを崩す事になることは間違いありません。
だからこそ、一箇所を弄ればバランスを取るために他も弄らなければいけなくなる訳ですもんね。

チューニングとは結局はノーマルで取れている最適なバランスを崩す行為である、という事を正しく認識した上で「他とは違う愛車」「自分の求めている状況で最大限の性能が発揮出来る愛車」を作っていきたいですね。