silverstoneのブログ一覧

今日のお昼のＮＨＫのローカルニュース。

自動車運転過失致死罪に判決

タイトルだけ聞き、またとんでもない事故があったのかと

続き聞いてみると．．．

おととしに発生したひき逃げ死亡事故。

ひき逃げしたとされる会社員に無罪判決が出たというニュース。

このニュース、記憶に残っています。

確か、酒に酔って道路に寝ていた老人をひき逃げしたという事故。

『夜中の道路に寝ていたら避けきれないよ。』と。

当時の記事が残って居なくて事実は定かではありませんけど。

残っているこちらのニュースでは横断歩道を横断中となっていますけど。

判決理由として、裁判官は

「雪で視界が悪く、車道の中央に横になっていた可能性がある被害者を回避できたと認定するのは困難だ」として

弁護側の「暗い中、雪が降っている状況で被害者を見つけて回避することは不可能で過失は無い」という

主張を認めたドライバー目線の判決。

「被害者を引きずり、死亡させたことは認められるが、過失があったと認定するのは困難だ」という

結構画期的な判決だと思います。けど、本当にこういう判決で良いのですかね？

ただ、たとえ夜間の雪が降っていた雪道そうこうとはいえ、被告人の証言「何かに乗り上げた」という認識

はあったにもかかわらず、２キロの道のりを引きずって居たら、音と違和感はあったはず。

これには『気付いていたんじゃないの？』という疑念が生まれます。

被告に好意的に考えれば、

「木の枝に乗り上げ、車体に引っかかった様だけど、雪降りで降りて確認するのも面倒」

「走っているうちに外れないかな？」

「あ、走っているうちに外れた。ラッキー」

ちょっと都合よすぎる感じはしますけど。



そもそも求刑が罰金50万だったとか。

ひき逃げの自動車運転過失致死罪にしては軽いと思うのですが。

それを不服として費用がかかる裁判という被告も解せません。判決も無罪でいいの？という気もするし。

不思議な事が多すぎます。

まさか、この事件全体に、「酔っ払って道路に寝ていた老人。しょうがないよね。」という気持ちが

関係者一同にあったリしなければ良いのですが．．．




裁判記録、閲覧してみたいものです。

調べてみると、「裁判所のホームページ（http://www.courts.go.jp）の『裁判例情報』で掲載される事例がある模様

北海道砂川市の危険運転致死傷罪の判決文が掲載されていました。

本来は裁判所に行き、閲覧申請をしなければ判決文は読めないそうです。

こういう凶悪事件の判決文はもっと多くの人に公開するべきかと思います。