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野分の藤蔵のブログ一覧

2016年06月13日 イイね!

パンダを見に行く

パンダを見に行く「日常生活で人々がおおむね正直なことを言うのは何故か。神様が嘘をつくことを禁じたからではない。それは第一に、嘘をつかないほうが気楽だからである。」
byニーチェ

以下は6月13日付の産経新聞の記事より。

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東京都の舛添要一知事の政治資金「公私混同」疑惑に揺れる都議会は13日午後、舛添氏への集中審議を行う。焦点の一つは、平成25年と26年の1月、千葉県木更津市のホテルに家族と宿泊した際、客室で面会したとされる「元新聞記者の出版会社社長」の存在だ。関係者によると、舛添氏と長年にわたり交流があるなど、条件に合致する男性がいたものの、昨年11月に死亡しているという。集中審議で舛添氏が「出版会社社長」についてどう言及するか、注目が集まっている。

関係者によると、男性は東京都港区で競馬関係の書籍などを出版している出版社の社長を務めていた。かつて新聞社に勤務し競馬雑誌の編集長などを歴任。舛添氏がこの雑誌で連載をしていたことなどから交流があり、長く懇意にしていた。

競馬雑誌で翻訳を担当し、男性が出版社を立ち上げた後もともに仕事を行ってきた翻訳会社の社長が、かつて存在した舛添氏の政治団体の会計責任者を務めたことがあるなど、舛添氏との人間関係のつながりも深いという。

ただ、男性は昨年11月に死亡。都内で行われた男性の葬儀・告別式には舛添氏も出席していた。

舛添氏が説明する「出版会社社長」と男性が同一人物かについて、翻訳会社の社長は、「男性は政治の話をするような人ではない。もし、木更津のホテルに行ったなら競馬の話ではないか」と言及。横浜市在住の男性の弟は「兄は正月はたいてい(横浜にある)墓参りをしている。私は4年ほど会っておらず、ホテルにいったかどうかは分からない」と話している。社長も男性の弟も、「第三者」として疑惑の調査を行った弁護士らから接触はなかったという。

調査を行った一人で元東京地検特捜部副部長の佐々木善三弁護士は13日、産経新聞の取材に対し、「特に話せることはない」とした。舛添氏は同日、都庁へ登庁した際、記者団に対し、「しっかり対応する」とだけ話した。

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嘘の中から真実を見出すのが政治の世界。
今年18歳になる若者たちは、ゆめゆめこのことを忘れぬように・・・といってもそんなのは土台無理な話。

政治は昔から大人がやるものである。
選挙権の年齢が引き下げられたのは、政治が子どもっぽくなったからにほかならない。個人的には25歳くらいで選挙権を付与するのが良いと思っている。

誤解を恐れず言えば、税金の使い道を決め、我が国を動かしているのは政治家ではなく、官僚たちである。

ところが、政治家の質が落ちたのはまだしも、国家をデザインするうえで最も大切な長期的視点が、官僚に欠落しているのは致命的だ。

そんな時に、18歳の青年たちにも社会に関心持ってくれと虫のいいことを言っている。
自分の人生は自分だけのものだと考えている現都知事のような大人だらけの社会を・・・である。

先の大戦で亡くなった人たちの人生は、決して自分だけのものではなかった。身近な人たちのため、あるいは子どもたちのための人生でもあったわけで、善悪は別として、日本という共同体はそこまで繋がっていたといえる。

遠くの親戚より近くの他人という諺がその典型だが、共同体が成立している時代は、隣の子を一日預かるなど当たり前だった。
そういうものが全部崩壊して、バラバラになった個人が都会に住んでいる・・・という虚しい現実。
だから、今の時代に即応した共同体の再構築こそ、人間復権の大きなカギだと思うのだ。

さて世迷言はこの程度にし、10日の金曜日に、ふと上野動物園に行ってみた。

9時45分、輸送機で自宅を出発。
首都高の飯田橋で下り、水道橋から上野方面へ。


上野恩賜公園第1駐車場に駐車。電動車いすアローワン号で8分ほど走り、10時55分トウチャコである。










藤蔵のゴーストご容赦・・・




生パンダは初見も何も、上野動物園自体54年ぶりだ




























グリーンイグアナがベジタリアンであることを初めて知った


池之端をぶらーり


熱中症にならぬよう15時ちょうどに早めに帰宅。
やはり、嘘をつかない動物はいいですな。

「一つの嘘は嘘である。二つの嘘も嘘である。三つの嘘は政治である。」
ユダヤの諺より。

さて、暇つぶしに舛添氏の集中審議でも見ますか・・・。

Posted at 2016/06/13 14:43:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 趣味
2016年05月19日 イイね!

五輪という名のコント

五輪という名のコント歴史から人間が学ぶことは、人間は歴史から何ひとつ学ばないいう事実である。


以下は、5月18日付毎日新聞の社説及び記事より。


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2020年東京五輪・パラリンピックの招致活動に国内外から疑惑の目が向けられている。

    東京がライバルのイスタンブールとマドリードを退け、56年ぶりの五輪開催を決めた13年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会の前後、東京の招致委員会が2回にわたって計2億3000万円をシンガポールにあるコンサルタント会社の銀行口座に送金していた。

    招致委の理事長で日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「情報収集などの対価であり、疑惑を持たれる支払いではない。フェアな招致活動で全く潔癖」と述べ、参考人として出席した国会でも正当性を主張した。

    だが、コンサルタント会社の代表は、ロシア陸上界の組織的なドーピング(禁止薬物使用)隠しに絡む贈収賄事件で訴追された前国際陸上競技連盟会長側と近い関係にある人物で、この銀行口座はロシア選手のドーピング隠しでも使用されていた。世界的な汚職事件の全容解明に向け、フランスの検察当局が汚職や資金洗浄の疑いで捜査を進めていなければ、東京招致委による多額の送金は判明しなかった可能性が高い。

    前国際陸連会長は最近まで長年IOC委員を務め、IOC内部でも大きな影響力を持っていた。2億3000万円は票の取りまとめの期待や、その見返りだったのではないかとの疑惑が浮上している。

    竹田会長によると、当時複数の会社から売り込みがあり、大手広告代理店の電通に照会して決めたという。陸上関係者らへのコネクションを持っていることが決め手になったようだ。現在は活動の形跡はなく、「ペーパーカンパニー」だったのではないかとの指摘もある。

    竹田会長らは2億3000万円が具体的にどう使われたのか把握すべきだ。だが、疑惑が明らかになった後も問い合わせすらしていない。降りかかった疑惑を自ら晴らそうという姿勢が伝わってこない。「(2億3000万円は)特別に高額というわけではない」との認識は市民感覚からかけ離れている。

    1998年長野五輪招致でもあった買収疑惑事件を契機にIOC委員が立候補都市を訪問することが禁止され、ロビー活動などを請け負うコンサルタントへの需要が高まった。東京招致を引き寄せたと言われる「おもてなし」のスピーチも英国人コンサルタントのアドバイスだ。

    東京招致委は約10社と契約を結び、活動費約89億円の中から計7億8600万円を支出した。金額は適正だったのか。国民の理解を得るためにも、使途を含め活動内容について最大限情報を公開してほしい。

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    2020年東京五輪招致の不正疑惑で、招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に13年7月、95万ドル(約1億円)を支払ったのと同時期に、国際陸連会長(当時)の息子パパマッサタ・ディアク氏(50)側がパリのシャンゼリゼ地区で高級時計、宝飾品など計約13万ユーロ(約1600万円)相当の買い物をしていたことが17日、分かった。パパマッサタ氏は疑惑の中心人物。

      五輪招致を巡る汚職、資金洗浄などを捜査しているフランス検察当局は共同通信の取材に対し、こうした事実関係を把握していることを認めた。(共同)

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      東京でオリンピックを開催しようと言い出したのは、かの石原慎太郎センセイだ。
      デフレの真っ只中、昔の夢よもう一度と目論んだものの、招致合戦は見事にリオに負けた。
      この時に使ったムダ金が150億円也。

      この負けを取り返そうと再チャレンジしたのが、猪瀬直樹センセイ&政府混合チーム。
      ちなみにそのコンセプトは、
      1.安全・安心・おもてなし
      2.多様性と調和
      3.未来への継承
      だそうだ。

      しかし、真のコンセプトが、オリンピック特需による経済波及効果・雇用効果を狙ったものであることは明らかである。
      無論、関係者の間でバックマージンという名の餌のつつき合い(餌をつつくにも順番がある。ペッキング・オーダーと呼ぶらしい・・・)があることは言うまでもないし、前都知事も現都知事も、しこたま儲けてやろうと考えていたはずだ。

      そういうふうに、これを機会にしこたま儲けてやろうという人がいるとか、あるいは政治的な意図のもとに馬鹿げたお祭り騒ぎを画策する人がいると考えれば、この東京オリンピックはとても腑に落ちる

      ところで、少なくともこんな馬鹿騒ぎに莫大な時間と経費をかけるなら、ほかに(しかも早急に!)やることが山ほどあるだろうと強く思うのだが、多数参加の多数決制としてのデモクラシーによって選出された方々がお決めになった東京オリンピックだから、残念ながら小生は歯ぎしりするのみである。

      ただし、以下の3点だけは明確にしておきたいと思う。

      (1)オリンピックに経済波及効果があること自体は否定しないが、それは同時にカネにまみれた滑稽なイベントであるということ。
      IOCのスキャンダルや巨額の放送権(熱中症真っ盛りの8月に開催しなければならないのも、アメリカのテレビ局の都合)、スポンサー契約、国立競技場建設に絡む諸問題など数え上げたらきりがない。
      現在のオリンピックは、アマチュアリズムを標榜していた頃の高邁な理念とはおよそ真逆な思想を持ったものである。

      (2)オリンピックのような国民的行事には、必ずと言っていいほど政治的意図と計算が潜んでいるということ。
      特に被災地に勇気と元気を与えるという謳い文句は、極めて注意が必要だ。
      被災地が救われるのは、当然ながら復興をおいて他にない。また、選手たちを必要以上に英雄に祭り上げるマス・メディアによる一種のマインド・コントロールにも気を付けなければなるまい。

      (3)この世の中は、現在生きている人間だけのものではなく、過去に生きてきた人々が残してきたものや、これから生まれてくるであろう未来の人々と共にあるのだということを強く認識することが必要だが、そのためには、意思伝達の道具である母国語の信頼性が確保されなければならないということ。
      にもかかわらず、「福島原発の汚染水は完全にコントロールされている」や「情報収集などの対価であり、疑惑を持たれる支払いではない。フェアな招致活動で全く潔癖」などの発言は、ウソをついても恥じることがなく、支離滅裂でも言い逃れれば勝ちという印象を受ける。
      それは(安倍氏や竹田氏が使用する)母国語というものが、人間の根源的な不条理に常に対峙してきた先人たちからの遺言であることを、彼ら自身が意識していないことに起因する。
      我々は、いずれ母国語を嘲笑の対象にしか捉えられなくなるのではという危惧を覚える。

      さて、発狂文はこの程度にして、昨日、性懲りもなくジャイアンツ球場に行き、またもや2軍戦を観戦してきたのでご報告。

      10時55分、輸送機にて自宅を出発。
      12時15分、ジャイアンツ球場にトウチャコである。
      関係者専用駐車場に止めさせて頂く。


      18日の試合なのに、なぜか日付は17日。プリントミスの切手だと、コレクターに高く売れるらしいですがね・・・




      中井と岡本


      山本


      藤村と山本


      ミーティング風景






      またもやロッテ戦。駐車場にあった黒いマセラッティは、サブローのものか、はたまた福浦のか・・・


      江柄子・北・橋本


      巨人斎藤・ロッテ山下両監督


      江柄子投球練習


      キャッチャー鬼屋敷(きやしき)


      巨人に1年だけ在籍したとき、全盛期の吉見から見事なホームランが印象的なサブロー


      早く2000本を打たせたい福浦


      中井にビーンボールきた~!


      強肩橋本到


      二十歳の和田恋


      現在イースタンの盗塁王重信


      北も中堅選手だ


      力投の戸根


      最終回に香月が打たれロッテの勝利


      中央高速の調布辺りで事故があり、18時10分帰宅。
      タロウは就寝中であった。

      Posted at 2016/05/20 00:30:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 趣味
      2016年05月13日 イイね!

      ターンパイクに行ってみる

      ターンパイクに行ってみる時は203X年某月某日。場所は日本の某所でのお見合いの席。
      女「で、失礼ですがご職業は?」
      男「新型の水素爆弾を作ってます。相棒は人工知能ですけど・・・」
      女「まあ! とても安定したお仕事でいらっしゃること」

      以下は、5月11日付の毎日新聞の記事より。
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      日米両政府は10日、オバマ米大統領が三重県志摩市で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)終了後の27日に被爆地・広島を訪問すると発表した。安倍晋三首相は10日夜、オバマ大統領に同行することを明らかにした。ローズ米大統領副補佐官は「大統領の広島訪問の可能性について、太平洋を挟んだ(日米)双方から関心が高まっていた」と指摘。ホワイトハウスは声明で「核兵器なき世界を追求する決意を示す歴史的な訪問だ」と意義を強調した。

      第二次世界大戦末期の1945年8月に米国が広島、長崎に原爆を投下してから71年にして、現職米大統領の被爆地訪問が初めて実現する。残る任期が8カ月となる中、広島訪問に踏みきって核軍縮促進のメッセージを世界に発信し、自身の「レガシー(政治的な遺産)」を築く。

      唯一の被爆国である日本はこれまで、悲惨な被害の実相を知ってもらうために世界の指導者に対して被爆地訪問を呼びかけてきた。オバマ大統領の広島訪問を契機に、停滞する核軍縮の機運をどう高めていくかが問われることになる。

      核兵器保有国の現職首脳が広島を訪問するのは初めて。長崎には91年、旧ソ連のゴルバチョフ大統領(当時)が訪れている。

      オバマ大統領は2009年11月に大統領として初訪日した際、「広島、長崎を将来訪問することができれば非常に光栄だ」と述べるなど、被爆地訪問に早くから意欲を示していた。翌月にはノーベル平和賞も受賞した。

      一方、米国では「原爆投下で第二次大戦の終結が早まり、米軍の日本本土への上陸作戦が回避されたことで多くの命が救われた」とする正当化論は根強い。

      このためホワイトハウスは、オバマ大統領の被爆地訪問の目的について、「謝罪」ではなく、核廃絶への決意を改めて示すものと意義付けている。また、大統領が追悼する対象は原爆による死者だけでなく、「第二次大戦の全戦没者」と強調している。韓国や中国など周辺諸国の感情に配慮するとともに、アジアの安定や世界の平和に向けた訪問とする狙いがある。

      オバマ政権下では、10年に当時のルース駐日大使が現職の駐日大使として初めて広島の「原爆の日」の式典に参列したのを皮切りに、12年以降は広島、長崎両市の平和式典に米大使が参列することが恒例化した。
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      原爆によって死亡した人の数については、現在でも正確には分かっていない。

      これにはいくつか理由があり、
      (1)被爆直前の人口状況が分かる資料が原爆で焼失してしまったこと
      (2)多くの人が疎開のため広島市を離れたり、逆に広島市に疎開してきたりして、人口が流動的であったこと
      (3)軍関係者の情報が不明であること
      などのためだ。

      一方、広島市の推計では、放射線による急性障害が一応おさまった昭和20年12月末までに、約14万人が亡くなったと見ている。
      また、爆心地から1.2キロメートルでは、その日のうちにほぼ50%が死亡し、それよりも爆心地に近い地域では80~100%と推定している。

      なお、広島に投下された原爆により死没した方やその後に死没した方(被爆者手帳の有無、国籍は不問。)の氏名・死没年月日・死没時年齢を、昭和27年から原爆死没者名簿に登載し、広島平和都市記念碑に奉納している。
      ちなみに、昨年8月6日の名簿登載者数は297684名である(以上は、広島市の広報より)。

      ところで、アメリカのあるメディアは、広島市における原爆による死亡者数を数万人と表記していた。
      市の広報が発表した死没者名簿登載者数を公式のものとして認めていないのか、あるいは単なる勉強不足なのか・・・。
      正確な報道を旨とするメディアにしてこの状況なのだから、両国民の原爆に対する温度差たるや推して知るべし。

      いずれにしても、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下は、無抵抗な一般市民を大量殺戮したという意味で、アメリカにとって黒歴史である。

      一方、ホワイトハウスのローズ大統領副補佐官が、
      「27日に大統領は、原爆投下の犠牲となった街の中心地にある広島平和記念公園を訪れ、遺跡の重要性と、そこで起きた出来事を共に思い起こす。彼は第2次世界大戦末期に原爆使用を決定したことを再考するためではなく、我々が共有すべき未来についての前向きなビジョンを示すであろう。」
      と述べた背景には、俺たちは絶対に謝罪しないという強いメッセージ性を含む。

      ところで、2009年4月、プラハのフラッチャニ広場で行われたオバマの名演説は、彼にノーベル平和賞をもたらしたが、どうやら今回の広島訪問では演説無しとのもっぱらの噂だ。
      キューバとの国交回復以外これといった功績も上げられず、口だけ大統領といわれて久しい彼のことだから、どんな言葉を発するのか楽しみにしていたのだが残念である。

      それはともかく、国連における核廃絶の議論ほど滑稽なものはない・・・というのが小生の印象だ。

      国連では第一委員会が軍縮をテーマとしているらしいが、例えば昨年11月には、日本が提出した核兵器廃絶決議案が156か国の賛成多数で採択されたものの、昨年までの共同提案国であったアメリカとイギリス、さらにフランスまでもが棄権に回った(中国とロシアは当然反対)。

      先の大戦における戦勝国の思惑が国連の全て・・・と言ってしまえば身も蓋もないが、バラク・オバマ一世一代の名演説の基礎をなす理想は、邪魔だから取り敢えず横の方に置いといて下さいよといった扱いである。口の悪い江戸っ子風に言えば、ノーベル平和賞をもらうなんざ10年早かった

      ついでに理想繋がりで知ったかぶりをすれば、イギリス理想主義学派の中心人物はトーマス・ヒル・グリーンだ。
      理想主義は現実に甘んじず、常にはるか遠くの理想を追い求め、それに少しでも近づこうとする。そしてその態度を崇高な行為と認める。要するに、理想主義者は人格主義者であり、教養主義者である。

      また彼らは、人間性の礼賛に基いて、国家・人類の共有できる理想があると見なし、理想的な国家像・世界像を実現する自由としてのポジティブ・フリーダムを掲げた。
      ただし、人々の理想が異なれば社会的な葛藤が生じるわけで、葛藤処理の社会的調整法が共有されなければ、各々の理想は蹉跌する。よって、理想の共有があってはじめてポジティブ・フリーダムが意味を持つ・・・と某教科書には記されている。

      オバマの理想で話はそれたが、我が国の核兵器廃絶に対する態度だって矛盾に満ちている。
      なぜならば、日本が提出した核兵器廃絶決議案が156か国の賛成多数で採択された同じ日に、オーストリアと南アフリカ主導の核兵器の法的禁止をめざす決議案2本が賛成128か国で採択されたのだが、今度は日本がいずれも棄権したのだ。

      理由は簡単。アメリカに追従したからである。
      しかし、アメリカの核の傘に守られながら、反核・平和を訴える平和国家日本という自国像は、当然一貫性を欠くことになるし、国際社会から十分な理解が得られるわけがない。

      実際に中国大使は、「日本は過去に核兵器を開発しようとしたことがある」と述べ、日本が「核不拡散体制への大きなリスク」であると批判している。

      戦後、我が国が核兵器を開発しようとしたのは、紛れもない事実。
      1964年の中国の核実験成功が、時の佐藤栄作内閣をして核兵器の開発に踏み切らせようとしたのである。
      結局、佐藤内閣が核兵器の開発を断念することになった理由は、アメリカが我が国の核兵器保有を嫌ったからに他ならない。

      だから今でも、中国や韓国をはじめとする国々は、我が国が客観的にはいつでも核武装できると警戒しているのだろう。
      唯一の被爆国である平和国家の自国像と、他国がイメージしている日本国家像との間には、大きなギャップが生じているはずで、日本人の多くはこのことに気付いていないのだと思う。

      しかしながら最も恐ろしいのは、オバマがプラハ演説でも言及したように、テロリストたちが核兵器を取得することであり、これだけは万難を排しても阻止しなければならない。

      このことは、元帝国海軍軍人でありブルーインパルスの生みの親でもある源田実がその昔、「平和の探究・兵器に託す未来はない」という著書の中でいち早く危惧していたが、その先見性といい国際的視野といい、実に興味深い。

      脈絡のないことをダラダラと書き殴ってきたが、この世に核兵器が存在する以上、たとえ偽善のオバマと言われようが、参院選集票狙いの安倍と言われようが、両人揃ってヒロシマを訪れるのは悪いことではない。

      むしろ問題なのは我々の意識の方で、これをきっかけとして核兵器とどう向き合っていくのかを真剣に考えなければ、オバマの訪問も意味がなくなるし、不幸にも被爆死された方々に対して言い訳ができないと思うのだ。

      さて、発狂文はこのくらいにし、昨日箱根ターンパイクにリハビリに行ってみた。

      10時30分、自宅を出発。
      ダイハツウェイクの背後に迫る不気味な影・・・。


      東北道から


      圏央道に乗ってみる




      圏央道から厚木小田原道路へ




      トイレ休憩・水分及びサンドイッチ補給
















      頂上にトウチャコ




      帰りは箱根新道から


      15時55分、帰宅。
      珍しくタロウが起きて待っていた。

      Posted at 2016/05/13 23:07:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行/地域
      2016年04月28日 イイね!

      ジャイアンツ球場で観戦する

      ジャイアンツ球場で観戦する舛添版3年目の浮気をカラオケで歌うと、
      「ファーストクラスやスイートルームは大目に見ろよ」
      「開き直るその態度が気に入らないのよ」
      「湯河原往復公用車も大目に見てよ」
      「両手をついて謝ったって許してあげない」
      ということになる。
      以下は、4月27日付の毎日新聞の記事より。

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      東京都の舛添要一知事は27日、2015年4月〜16年4月の1年間に、都庁など公務先と神奈川県湯河原町の別荘との間を計48回、公用車で行き来していたことを明らかにした。27日発売の週刊文春の報道について、報道陣に説明した。
      舛添知事によると、別荘は事務所を兼ねており、週末に落ち着いて仕事をするために訪れていたという。

      都の担当者によると、別荘には全て都庁など公務先から向かい、別荘から公務に出掛けることもあった。別荘から帰宅するなど、公用車を私用で使ったことはないという。

      舛添知事は「(別荘には)資料を持って行って次週の仕事の準備をしている。ルール通りにやっており全く問題はない」と述べた。災害など緊急時の対応についても「代行の副知事がおり連絡態勢もできているので問題ない」と語った。
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      埼玉県民の小生がうんぬんするのは筋違いだが、それを承知で敢えて言わせて頂くなら、ここ最近の3人の都知事はさすがに別格だ。
      何といってもキャラが立っている。

      早々に引退しつまらない小説でも書いていればいいものを、昔が忘れられなくて東京でオリンピックを開催するんだと言い出した、時代錯誤も甚だしい暴走迷惑呆け老人

      その尻馬に乗ってひと儲けを企んだものの、某医療法人からおもてなしを受けたのがばれ、ニセの借用証はつくるは、死んだ妻のせいにするは、5000万円に見立てた紙切れをカバンに詰めてみせるは・・・の大奮闘が印象的な、元革マル派でただ今公民権停止中のノンフィクション作家。

      その後任が往復の飛行機はファーストクラス、宿泊先は高級ホテルのスイートルーム、年間海外出張経費が3億5000万円也の元帝国大学の先生。
      もっともこの先生の場合、永田町イチの艶福家ゆえ、3人の婚外子に対する養育費の支払いがあって、はたで見るより内実は大変だったのかもしれないが・・・。

      こう見ていくと、青島幸男や美濃部亮吉でさえ地味に思えてしまうメンツ。
      早い話、威張りたがり屋で権力が何よりお好きな、実にわかりやすい人たちだ。

      門外漢の埼玉県人としては、これまで同様、次の都知事も風変わりな脳ミソをお持ちの方にお願いし、大いに我々を楽しませて頂きたいものである。

      さて世迷言はこのくらいにし、一昨日初めてジャイアンツ球場に行き、ジャイアンツ対ロッテの2軍戦を観戦してきたのでご報告。


      10時40分、自宅を出発。
      12時10分、ジャイアンツ球場にトウチャコ。
      身障者用スペースがないため、許可を得て関係者用駐車場に止めさせて頂く。


      関係者用出入り口から身障者用専用観戦席へ




      練習風景


      裏はよみうりランドである


      素振り中の岡本


      2011年盗塁王藤村


      攻守に見どころあるルーキー山本


      ロッテは1軍経験者の高給取りがズラリ
      どおりでAMGやマセラッティが駐車場に並んでいた訳だ




      平良が先発かと楽しみにしていたのだが、大竹だった・・・


      サブローキター!


      福浦キター!(ピンボケご容赦)


      大松キター!


      ジャイアンツに来てほしかったぜ平沢大河!


      礼儀正しいぞ、大河


      アジャも2軍だったのか・・・


      2軍に落ちても腐るな中井


      守備を磨けよ重信


      特大ホームランを放ち、この日5打点荒稼ぎの岡本


      ダボハゼみたいに何でも振るなよ頼むぜ和田恋


      アブさんも頑張ってな


      電動車いすに故障の兆候が現れたので、6回表で帰ることにした


      いずれ小生もお世話になる。南無阿弥陀仏・・・


      首都高の大渋滞にはまり、17時55分帰宅。

      機嫌が悪いのではなく、こんな顔でも眠っているタロウ。
      だから本日も出迎えなし・・・。

      Posted at 2016/04/28 23:57:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 趣味
      2016年04月23日 イイね!

      鉄道博物館に行ってみる(PART2)


      PART1からの続きである。











      松本清張の「点と線」で、あさかぜ号って登場しませんでしたっけ・・・?(自信なし)


























      御料車3連発




















      レストラン「TD」のナポリタンで腹ごしらえし


      最後まで下手な写真を撮って博物館をあとにする


      15時ジャスト車庫に入る。


      Posted at 2016/04/23 14:48:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味

      プロフィール

      野分の藤蔵と申します。 還暦+4歳の偏屈オヤジです。 家族は下宿のオバサンと二人暮らし。他人様に言えない稼業で、何とか糊口を凌いでおります。 趣味...
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      2016年1月17日付の拙ブログに購入経過を記しておきましたので、興味のある方はご参照下 ...
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      買い物、通院等に使用。 最高速度時速6・5キロ。 エスクァイア号のドライバーズシートとし ...
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      14年間お疲れ様。 よく頑張ってくれました。 鳥取までの遠征・・・懐かしいなぁ。 次の ...

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