トヨタ(レクサス)が新型SUV、NX200tに搭載する2L直噴ターボエンジン8AR-FTS。
この排気量クラスのターボエンジンで水冷インタークーラーを採用したことが目新しいようです。
水冷化すると何が良いことあるんだろう?と思ったのですが
・インタークーラーがシリンダーに近位できてレスポンスの改善
・吸気温度の安定化でレスポンスの改善
・過給ガス配管レイアウト上のメリット
があるようです。
過給エンジンにとってレスポンスは重要です
奇しくもVWゴルフなどに搭載されるダウンサイジングターボ(1.2、1.4Lともに)も
水冷インタークーラーで峻烈なレスポンスを見せることは体感済みです。
もう1つ、
AMGの2Lターボ360psも水冷インタークーラーで
この8AR-FTSにも更なる
高出力化する余力があると見るべきでしょう。
最初に性能曲線を見たときはただ単に欧州勢に追随した
2Lダウンサイジングターボかなと思っていましたがそうではないようです。
単なる直噴ではなくD-4STなので回転フィールも良さそうですね。
これでレクサスが前輪よりも後輪駆動力が大きく成り得る4輪駆動システムを持ってて
全長4700mm、全幅1800mm、全高1500mm以下に収まってセダンかクーペで
乾燥車重1500kg前後なら次期1stFX候補になるのですが。
トヨタ(レクサス)は2GR-FSEのことを良いエンジンだなぁと思っていたらおもしろいエンジンが出てきた感じです。今後が楽しみです。
NX200tに関して言えば
車高が高いのと車重が重いので8AR-FTSのトルクを受け止める足回りをどのように仕上げているのかに興味があります。
6ATやシャシーは質感良さそうですね。
NX200tの性能曲線。思ったより燃費が良くないのは車重が重いから?
今回は関係ないFA20DIT。ダウンサイジングターボに比べると過給域が高回転側(ピーキー)なのでピークパワーは良いですがレスポンスの質感で差が開いていくでしょう。ここはインタークーラーを水冷化してボンネット穴をなくしたらいいんじゃないかな。(願望)
参考にしたURL:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14131963564
<8AR-FTS性能>
種類 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
総排気量 L 1.998
内径×行程 mm 86.0×86.0
圧縮比 10.0
最高出力[NET] kW(PS)/r.p.m. 175 (238) / 4,800~5,600
最大トルク[NET] N・m(kgf・m)/r.p.m. 350 (35.7) / 1,650~4,000
燃料供給装置 筒内直接+ポート燃料噴射装置 (D-4ST)
ボアストロークと圧縮比がFA20DITと非常に似通っています。
この辺が現在の技術における最適点なのでしょう。
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次期愛車検討 | クルマ
Posted at
2014/07/30 21:56:43