見るだけなのは図々しいので、いつか買い換える時のために、どのメーカーのどのサイズのテレビがよさそうか、ゆっくり回りながら、店員さんに会釈して、60インチの4Kアクオスの前の長いすに座りました。
オーケストラ生演奏のバレエもミュージカルも素晴らしいけど、広いリンクの上を、ものすごいスピードで舞い、高く早く回転するスケートの表現力は、それを凌ぐかもしれない。
19番目に登場した
宮原知子選手(19)。
いつものコーチとおでこでごっつんこの挨拶。
ジャンプの失敗もなく、指先まで行き届いた丁寧な滑りでした。
演技後には、ガッツポーズ!
自己ベストのスコアが出ました。
彼女の実力が十分に出せたのはよかったです。
20番めの
カロリーナ・コストナー(31)。
あの、荒川さん金メダルの地元イタリア・トリノ五輪から出場しているベテラン選手。
しなしなっと、色気の粉を振りまきながら三回転ジャンプもきれいに跳ぶ演技は彼女ならでは。
ごめんなさい。
ちょっと中座して、お手洗いへGo!
21番目。
坂本花織選手(17)。
大きな画面で見ると、緊張している表情もよくわかる。
我が家では、坂本選手はにこっと笑う仏像のような尊顔だと話題に。
コミカルな振り付け。日本人だと17歳は高校生で充分に若々しいけど、ロシアのザギトワは15歳か…。
日本人の表現力は、日本の中で生活していれば「優美」より「シャープ」「ぞんざい」になりがちなんだな。
力強い三回転ジャンプを次々と決めて、がんばる、ガンバる!
最後の三回転はちょっとミスしたけど、それ以外はやりきったね。
いい経験になって、同年代の仲間、ライバルたちと凌ぎを削って、次のシーズンも大活躍することでしょう。
22番目。
アリーナ・ザギトワ(15)。
15歳かあ。
もしも、トリノ五輪に真央ちゃんが出ていたら、ぶっちぎりの金メダルだったのになあ。
マトリョーシカ人形のような成長になりがちのロシア人女性にとって、15歳という若さは一番ジャンプが跳びやすい時期なのかもしれない。
それにしても。
なんて可愛らしい。なんて華麗で清楚な演技!なんてクリーンで美しいジャンプを跳ぶの!
SPの黒鳥のプログラムの瑞々しく繊細な演技に、息をのんだわ。
15歳。15歳でこの表現力。この美貌。おそロシア。
FPも、1.1倍の加点をねらって、ジャンプは後半に集めている。だから、前半は他の選手のようにジャンプを跳ばないから、なんとなくもてあまし気味。
でも、チュチュのようなバレリーナのような可憐な姿を見ているだけで、目が喜ぶ。
美しいもの、かわいいものを人は好むようにできているんだな。
後半の鬼のように跳ぶジャンプは、危なげなく、次から次へと繰り出される。軽やかな身体から高く美しく跳びあがる姿は、彼女の周りには重力が消えたのか、赤い鳥になっているようにさえ見える。
ミスもなく、最後まで自分の力を出し切った素晴らしい演技でした。
今回の五輪代表から外れたアメリカのワグナー選手が、ザギちゃんのプログラムにイチャモンをつけてる。試合前からツイッターで疑問をなげかけてる。
金メダルが確定した後にもツイートしたそうな。
会場の一部でブーイングも。ザギトワ金、メドベ銀の採点を巡って議論沸騰!
2/23(金) 18:23配信
プログラム構成が今回の採点、評価を分けたようだけど、それはまたあとで。
つづいて、
ケイトリン・オズモンド(22)。
SPプログラムでも、団体戦でも、高得点を出している彼女。
それまで、わたしはあまり注目していなかった選手だけど、美しい3回転ジャンプを跳び、ミスも少ない。
そして、長身でスタイルもよく容姿端麗。
ロシアの二人とならんで、正統的な美しいフィギュアスケートの選手だと、この演技をみて改めて感嘆・・・。
これは、宮原選手を、・・・こえてしまう・・・。
いよいよ最終滑走、
エフゲーニャ・メドベージェワ(18)。
なんて、なんて美しく品がある衣装。もしも、おとぎ話のお姫様、妖精がいたら、彼女のような姿形をしているのではないかしら。
深くて品のある紫色のタイトな衣装と大きな瞳に目がくぎ付け。
演技が始まるポーズで、もうわたしのハートはがっちりつかまれ、彼女の世界へ。
ザギちゃんとは違い、前半からジャンプの入った構成。
これまでの見なれたフィギュアスケートのプログラムなのに、少し安心しながら、これが点数にはどう響くのか気になる。
手の動き、足の動き、身体の動き。
小手先ではなく、体中、全身で音楽と同調し、少しも飽きさせることもなく、美しい氷上の世界へ引き込まれていく。
素晴らしい。
見ているだけで、こんなにうっとりと幸せな気持ちになるなんて。
金メダルをかけた闘いをしているなんて思えないほど、素晴らしい世界。
表現(がより際立っている)のメドベか、技術(がスゴすぎる)のザギか。
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改めて思うこと。
フィギュアスケートは、芸術でもあるけれどスポーツ競技。
ジャンプやスピン、ステップなど、高い技術を競い合い、得点を争うけれど、やはり、芸術でもある。
そこに佇んでいるだけで美しい、存在感がある。
そこで微笑んでいるだけで、見ている人に幸せな気持ちを届ける。
そして、そこで滑り、踊り、舞い、廻ることで、心弾ませ、驚かせ、美しさと共に力強い迫力、スピード、技のキレに心が躍らされ魅了される。
すべての要素が合わさってこそ、「フィギュアスケート」の魅力になる。
どの一瞬を切り取っても美しい。
どの表情も愛らしく、耽美で、ときには激しく、そんな選手が見ている人の心をつかむ。
今回は、得点の付け方、審査の基準を逆手に取り、ルールを順守しながら特性を生かしてポイントを重ねたザギトワ選手が金メダルに輝いた。
そういうルールを作っているのだから、仕方がない。
確かに、芸術性が優れているのはメドベージェワ選手だったかもしれない。
でも、ザギトワ選手の若々しく愛くるしさを生かしている振り付けも、表現力の一つ。
宮原選手がケガで滑れない時期に、バレエで手や指先の表現力を身につけて、以前に比べて丁寧に表現していたことも、充分伝わってきた。
ただ、151cmの身長、手や足の長さで表現できるスケール、ジャンプの高さは、他の選手に比べると見劣りしてしまうのは仕方のないこと。
生真面目に控えめに普段も生活している日本人にとっては、外国人選手のような華やかで派手な表現は、性に合っていないのかもしれない。
そこも含めて、外国人選手の容姿や性格とは一線を画す日本人選手のみなさんには、これから、どのようなスケーティングを目指すのか、「模倣」「物マネ」にとどまらない心に響く、その選手ならではの個性、性格が生きる滑りをしてもらえたらと嬉しいと思う。
そして、やはり、行きつくところは浅田真央さん。
わたしが尊敬し、心から愛する唯一無二のスケーター。
彼女の素晴らしさ、彼女の滑っていた時代。
それをリアルタイムで見続けて(テレビですw)、目に焼き付いて、いつまでも心に棲みつづけていてくれることに感謝。
いま、真央ちゃんが目指してきた「高い技術」「内面からあふれ出る表現」「スケートが好きでたまらない思い」、それらを世界のトップ選手たちがみな会得し、より磨き高め、より高いレベルで競い合っています。
真央ちゃんに不利になるルール改正(改悪)。
真央ちゃんに対する不正な採点。
反対に、不正している審判から不当な評価を受けた某選手。
それに対し、不平を言わず、自分の力で、死に物狂いの練習で誰からも文句を言われないクリーンで美しく圧倒的な技術で自分のスケートを深化、進化させてきた真央ちゃん。
それなのに、五輪ではやはり不正な審判が横行し、公正公平な審査が行われなかったことは、本当に残念無念。
今回も、男子フィギュアの審判員、中国とスペイン。
女子フィギュアでは、カナダと中国、韓国。
自国選手に著しく高い得点をつける中国とカナダ。
※男子 SP
そして、日本人選手憎さに、日本人選手に不当に低い得点をつける中国、韓国。
※女子FP
昔っから、フィギュアの採点は透明性がなくて、自国に甘くて、買収があって、不正が横行して、頭に来るほど卑怯でずるいのは知ってた。
それで涙をのんできた選手もたくさんいた。
少しでも、少しずつでも「欧州スケート連盟」「IOC」「欧州貴族さま・世界支配層」が、正々堂々と競技する選手たちに恥ずかしくないように、自らを律し続けるように、見張り、おかしいことには声をあげていかなくてはいけない。
正々堂々と戦い、今も、日本スケート連盟の横暴からスケート選手たちを守るために闘っている真央ちゃんのためにも。
そして、やっぱり思うこと。
日本が一番つらかった時代。
底まで落ちて行ってしまった時代。
反日在日韓国人が横行し、その人たちニセの日本人が政権をとった民主党時代。
真央ちゃんの頑張りが、多くの日本人の目を覚ませてくれた。
真央ちゃんの黙って努力し続け、壁に跳ね返されても決してくじけず、自分の目指すモノにひたすら立ち向かっていった姿に、背中を押され、自分たちも闘わなくてはいけないと勇気をもらった。
真央ちゃんの中にある日本人としてのあり方、誇り。
真央ちゃんがわたし、わたしたちに教えてくれたことのかけがえのない価値。
真央ちゃんは、神様が遣わしてくださった、天女の化身。
もしかすると、ほんとうに、弥勒菩薩さまかもしれない。
真央ちゃんがいてくれてよかった。
真央ちゃんに会えて、スケートを楽しむことがができて、心から幸せ。
それを確かに感じ、改めて誇りに思うフィギュアスケート五輪大会でした。
浅田真央(mao asada) ソチ伝説のフリー ~ 演技中の実況解説無し 【疑似4K 高画質 高音質 永久保存版!】