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青と緑の稜線のブログ一覧

2016年12月24日 イイね!

「真田丸」~男と女の至上の関係。

「真田丸」~男と女の至上の関係。「真田丸」~卑怯でないことの美しさ。
のつづきです。


2 女は自分が認めた女をリスペクトしつづけ、不当に評価されている女を許せない


きりは、真田家重臣、高梨内記の娘。

源次郎さまとは幼馴染で、小さい頃から恋心を抱いている。

でも、生来の跳ねっ返り、素直になれない性分によりいつも憎まれ口を叩き、突拍子もないことを言いだすから、呆れられ、冷たくされてしまう。


源次郎さまは、真田の郷の地侍・堀田作兵衛の妹、お梅ちゃんのことが好き。

お梅ちゃんは、親を亡くし、兄と共に畑仕事をしながらたくましく、慎ましく生きている女性。
物事を真っ直な目で見つめ、その裏側までも見抜き、誰をも優しく包んでくれる素敵な人。

源次郎さまは、お梅ちゃんに癒しを求め、大切なことを教わり、惹かれていきます。



きりにとって、お梅ちゃんは大事な友達であり、身分では自分が上だけど、彼女には敵わないと思っている。
源次郎さまからもらったお土産の櫛も、お梅ちゃんとは差をつけられていて・・・。
いただけたことは嬉しいけど、・・・でも、仕方ないかって。

だから、源次郎さまがお梅ちゃんを側室にすることを決めたときも、辛くて悲しかったけれど、懸命に祝福しようと頑張った。
祝言を暗殺の機会に使われてしまったことへの抗議は誰よりも激しくて、お梅ちゃんの悲しみを想って泣き叫んだ。

そして、源次郎さまの赤ちゃんを産んだお梅ちゃんが上田合戦で亡くなってしまったときには、かわりに赤ちゃんを立派に育てようと誓った。





はじめから、ウザさ満載、お節介で空気読めなくて、武家の娘らしからぬきりちゃん。

正直者だから、思ったことはなんでも言ってしまう。
正しいと思うことは、後先考えず、相手もかまわず言ってしまう。
計算できなくて、ついつい、余計なことをしてしまったり言ってしまったり、後悔ばかり・・・。


きりちゃんて、まったく、昔の自分。
悲しいくらい、素直じゃない、可愛げのない自分が、そこにいる。
だから、余計にウザい、やるせない、見ているとつらくなってくる。



お梅ちゃんの素直さ、可愛らしさを羨ましいと思っている。
そうなりたいと思っているけど、そうできない。

適わないと思う同性に対しては、潔く負けを認めて、さっぱりと付き合う。


自分の好きな人が、自分とは正反対の女の子を好きなことは悔しくて悲しいけど、負けは素直に認める。
だって、そういう女の子が好きな、女を見る目があるステキな男の人を好きになってしまうのだから。

仕方ないのよ。
でも、適わないタイプの女性に嫉妬して、イヤな女でいることには我慢できない。
そんなプライドは、ちゃんと持っている。

わかるよ。きりちゃん。




適齢期に一人でいても、好きな人が自分を好きになってくれなくても、大好きすぎるからそばにいる。
その人のためになることを、なんでもしようと思っている。

ブレないし、媚びないし、誰にも寄りかからない。

正しいと思うことをキッパリと云い、正しいと思うことを誰に対してもする。


そんなきりちゃんには、期せずして、大事な役割が回ってくる。
望まなくても、自然体のきりちゃんを必要とする人たちから、頼りにされる。
それを自然体で引き受けているうちに、いつの間にかいろんなスキルが身についていく。

相手がエライ人だから、有名人だからとか、肩書でひるむこともないし、差別することもない。

きりちゃんは、いつだって変わらない。
時代がどんどん変わっていっても、好きな人がどこへいっても、きりちゃんは源次郎さまを好きで、守りたいと思っている。
たとえ、自分のことは、なんとも思ってくれていなくても。



一番エライ人のそばに仕える源次郎さまが、正妻を迎えることになる。

源次郎さまが出世して、みんなから信頼される武士になっていくのを、嬉しくもさみしくも思っている。
遠い人になってしまうようで。

でも、きりちゃんはかわらない。
源次郎さまのピンチを切り抜けるために、身につけたスキルも人脈もいかす。



関ヶ原の合戦のあと、源次郎さまは九度山に蟄居させられる。

台所仕事から付届けまで、痒いところに手が届く有能な仕事っぷり。
北政所様付侍女を長くやってたきりちゃんには、次の展開も読めるから準備を怠らない。

対して、お姫様育ちで田舎暮らしなんて慣れていない、何のスキルも持たない正妻の春ちゃんは、サイコ妻にw




そんな中、一応形だけ側室にした豊臣秀次さまの娘・たかちゃんも来た。
海外生活に慣れて源次郎さまにハグなんかするから、春ちゃん、嫉妬心メラメラ~。


真田紐を編みながら、きりちゃんは言う。


「自分に正直にならないと損するわよ」
「みんなあなたに気を遣ってるのよ」
「あたしだってそりゃね、源次郎さまのお子がほしいときもありましたよ」
「子供三人も生まれた日にゃ、さすがにもう・・・」

「源二郎さまにとって、あなたが一番なんだから」


それで吹っ切れたのか春ちゃん。

「きりさん、どこにも行かないでください…私のために!」と、ものすごくいい笑顔になる!




石田治部少輔がかつて称した「あれは、めんどうなおなご」春ちゃんも、きりちゃんを認め、頼るようになりました。


女は、自分よりデキル女の人に対してはリスペクトし、犬のようになつくのですが、反対に不当に高く評価されている同性に対しては、敵意を抱きます。


その昔、太古の昔。
村の女性が集団で子育てをし、家事をし、村を守っていたときのコミュニケーションの形態が、私たちのDNAに引き継がれているからだと思うのです。


強くたくましく賢い女性に対しては、素直に心を開き、素直に学ぶ。
そうやって、いろいろなスキルを身につけて、いつかは教え諭す立場になる。

自分の弱さ、至らないところは、素直に認めて克服する術を身につければ、集団の中で生きていける。
それを知っていれば、女性は強くたくましく、自信を持って生きていけると思うのです。




そう。
気がつけばきりちゃんは、菩薩の境地に達していたのでした。
この言葉がさらっと言えるようになるまで、どれだけの年月が過ぎていたのでしょう。


自分の愛する人のため、自分の気持ちは抑えて、自分にできることをする。

愛する人が迷っているときには、ズバリ、言ってほしいと思っている言葉で背中を押し、明るく励ます。

振り向いてもらえなくても、さみしくても、抱きしめてもくれなくても、無償の愛で包みこみます。



大阪冬の陣のあと、女性たちによる和平交渉にも同行し、プチ活躍します。
「大蔵卿のBBA」の逆向きベクトルのパワーは如何ともしがたく、結局お堀を埋められてしまいますが。



そして、いよいよ、決戦の前夜。

「源次郎さまがいない世にいてもつまらないから」

なんという殺し文句。 なんという愛の言葉。

これよりも深くて強くて真っ直ぐな愛情の言葉を、私は知らない。

こんな言葉を、真顔でさらりと言うきりちゃん。
もう、私の涙腺、崩壊・・・。


そして、唐突に・・・。





大河ドラマ史上に残るキスシーン(私内)。


「遅い!」

「すまぬ」

「せめて10年前にフガフガ・・・あのころが私、一番綺麗だったんですから!」



きりちゃん・・・。

よかったね。よかったね。

はじめはウザいと思ったきりちゃんが、気づいたらきりちゃんのままで、やっぱりきりちゃんがヒロインだったんだって、やっとわかった。

『信繁に関わった女性の中で、最も長くそばにいたのは彼女だ』ってナレーションで言ってたけど、
『信繁に関わった人間の中で、最も信繁が自分を飾らずに自分のままでいられた人間』でもある。

男女の愛情を飛び越えて、恋愛感情とか関係なくても、長い時間、お互いが自分のままでいられて、何でも話せて相談できて、本音で向き合えて、助け合える同志。

そんな関係って、ちょっとスゴイ。

お互いが好き合って求めあっていることが確認できる瞬間。

それを「幸せ」と云わずに、何といえばいいの?



一年間という長い時間をかけて、「極上の人間関係」「究極の男女の信頼関係」を見せてもらいました。


・…………………・・

転じて、自分のことを振り返ってみると・・・。



若い頃は、「自分のようなタイプの女の子が好きではない人」ばかりを好きになっていました。

私とは違う、大人しくて優しくて素直な女の子。小さくてカワイイ子を好きな人ばかり。


素直になりたいけど、素直になれない。
思ったことは何でも言ってしまうから、かわいくない。
好きなのに、他の人を好きなフリをして後悔したり。


でも、恋愛するのと同じくらい、仕事が楽しくて夢中になっていると。

自分自身を変えて好きになってもらうよりも、自分のままでお互いが居心地のいいと思える人と、一緒にいられればいいと思うようになった。


私がいい、今の私でもいいって言ってくれる人と。

でも、何故かそう言ってくれる地元の人や関東、関西の人は苦手で、九州の人や東北の人にばかり惹かれた。
偶然だとは思うのだけど、私の中のDNAがそうさせていたのかもしれない。

ほら、遺伝子の型がちがう、離れている人に人は惹かれる、特に匂いで嗅ぎわけるっていうでしょ。



そう思うと、主人とは子供を産むまでは恋愛感情があっても、その後は子育てや世の中をよくするためにつながっている同志のような関係かもしれない。

主人は変わらずに好きでいてくれるようだけど。



「真田丸」から、いろんなものをいただきました。

家族団欒の楽しい時間。
子供たちにとっての、潔い男の生き方の究極のお手本。

この世に生れて、自分は何のために、どう生きるのか。


史実に創作を加えたドラマなのだけど、楽しむだけではなくて、大切なことをたくさん教えていただきました。



これまで「真田丸」のことをいろいろ振り返って書いてきましたが、最後に、脚本家の三谷幸喜さんの言葉をご紹介して終わりにします。


『新選組!』に引き続き、僕にとって二度目の大河ドラマです。
真田信繁も新選組も、歴史を築いた人物ではありません。
言ってみれば歴史に取り残された「敗者」です。
だからこそ僕は彼らに惹かれ、彼らのドラマを書いてみたいと思いました。
NHKの「大河ドラマ」で、僕は歴史の面白さを知り、そしてテレビドラマの面白さを知りました。
毎週、次がどうなるか楽しみで楽しみで、それだけを考えて一週間を過ごしていた、あの頃。
毎年、大河の主人公に完全に同化して、年明けから年末まで生き抜いていた、あの頃。
村田蔵六も呂宋助左衛門も平沼銑次も、みんな、僕でした。
一年掛けて、主人公の人生を追体験出来るドラマなんて、「大河ドラマ」しかありません。
あの時、僕が感じた「わくわく」を、今の視聴者にも感じてもらいたい。
真田信繁と共に、2016年を生き抜いてもらいたい。
そのために、僕は今、ひたすらホンを書いています。




総集編が、12月30日に放送されます。

<放送予定>
2016年12月30日(金) [総合]
第1章 午後0時15分~午後1時00分
第2章 午後1時05分~午後2時00分
第3章 午後2時00分~午後2時58分
最終章 午後3時05分~午後4時33分

Posted at 2016/12/24 01:08:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | 真田丸 | 日記
2016年12月23日 イイね!

「真田丸」~卑怯でないことの美しさ。

「真田丸」~卑怯でないことの美しさ。
拙ブログより、以下、一部転載します。

「真田丸」まで カウントダウン!

2016年01月10日

 ☆ 大河ドラマ「真田丸」  プチ情報 ☆

脚本は、NHK大河ドラマでは2004年度放送の『新選組!』以来2度目となる三谷幸喜さん。
原作なしのオリジナル作品である。
主人公は大河ドラマでは初となる真田信繁(幸村)。

2009年の『天地人』以来となる、大河ドラマで関ヶ原の戦いに敗れた側の武将が主人公となる作品でもある。
タイトルの「真田丸」は大坂の陣で信繁が築いたと言われる出城「真田丸」に由来し、また真田家を「戦国の荒波に立ち向かう一艘の船」に例えた掛詞としている。


◆主な出演者

堺雅人【真田信繁(通称・幸村)】 「日の本一の兵」ともたたえられた戦国時代を代表する武将
大泉洋【真田信幸(信之)】 信繁(幸村)の兄で「信濃の獅子」ともいわれた
長澤まさみ【きり】 信繁の生涯のパートナーで真田家重臣・高梨内記の娘
草刈正雄【真田昌幸】 知略軍略に優れ、豊臣秀吉に「表裏比興の者」と言わしめた天才武将
高畑淳子【薫】 公家出身で昌幸の正室、松・信幸・信繁の母
木村佳乃【松】 信繁が終生慕った姉
黒木華【梅】 信繁の初恋の女性・梅役。信繁最初の子を産む。
内野聖陽【徳川家康】 最大最強の宿敵
近藤正臣【本多正信】 家康を天下取りに導いた名参謀
斉藤由貴【阿茶局】 家康の最愛の側室 
吉田羊【小松姫】 徳川家重臣本多忠勝の娘で信幸の正室
小日向文世【豊臣秀吉】 真田家の力を高く買う天下人
鈴木京香【北政所】 秀吉が心から信頼する正室
桂文枝【千利休】 わび茶の完成者として知られる茶聖
竹内結子【茶々(淀)】 秀吉最愛の側室・茶々(淀)
山本耕史【石田三成】 豊臣家に忠誠を誓う参謀
片岡愛之助【大谷吉継】 豊臣家屈指の名将
吉田鋼太郎【織田信長】 戦国の風雲児

草笛光子【とり役】
藤本隆宏【堀田作兵衛役】
中原丈雄【高梨内記役】
藤井隆【佐助役】
迫田孝也【矢沢頼幸役】
高木渉【小山田茂誠役】
岡村いずみ【侍女役】
藤岡弘、【本多忠勝役】
高嶋政伸【北条氏政役】
遠藤憲一【上杉景勝役】
西村雅彦【室賀正武役】
寺島進【出浦昌相役】
段田安則【滝川一益役】
平岳大【武田勝頼役】
温水洋一【小山田信茂役】
小林隆【片桐且元役】
新納慎也【豊臣秀次役】
中川大志【豊臣秀頼役】
長野里美【おこう役】


以上、一部転載、了。
……………………………・・


上記は、約一年前に書いたブログです。

以前書いたブログを、他の記事のコメント欄の上に出てくる「関連コンテンツ」を辿って、久しぶりに読むこともあります。
いつも思うのですが、わたし、ブレていません .。.:*・゚(*ゝ∀・)。.:テヘ。.+:。♪


自分がブログを書くのは、「どうしても書きたくなっちゃうとき」と、「書かなければいけないと勝手に使命感を感じたとき」が多いです。

意外に「どうでもいいこと」って書いていないんです、
どうでもいいブログにしか見えませんがww


この回のブログには、ワクテカしながら「真田丸」をとっても楽しみにしている自分がいました。
好きなものはやっぱり好き、自分の直感に従うと間違いないんだなあ~。


この時に書いた出演者の一覧を改めて見ると、キャラと役者さんが鮮明に浮かびます。



今回は、そこから気付いたことを二つ、書いてみようと思います。


1 卑怯な生き方はしない。相手を下げても、自分は上がらない。



今回の「真田丸」の登場人物の多くが魅力あふれる人ばかり。

ほとんどの方たちを大好きになり、感情移入でき、最後まで私の心の中で生き生きと躍動していました。


どうしてなんだろう・・・?



そうか!


「卑怯な人」「イヤな人」が、ほとんど出てこないんだ!



自分の領地や城、家臣たちを守り生かすために、策を練り、闘うことはあっても、その動機に共感できる場合が多く、卑怯だった人は数少ない。

小心者だったり、決断力がないことはあっても、それが人間らしくて、共感できる。


「真田丸」の中に、”憎い裏切り者”だとはっきりと描かれていたのは、前半に登場し退場した、以下の二人だけではないでしょうか。

温水洋一【小山田信茂役】

榎木孝明【穴山梅雪役】


ほかにも、裏切ったり寝返った人はいますが、

近藤芳正【平野長泰・賤ヶ岳七本槍・スルメ】はセコい小者すぎ
小林隆【片桐且元・賤ヶ岳七本槍・胃が痛い】は中間管理職の悲哀漂いすぎ
井上順【織田有楽斎】飄々(ひょうひょう)とした好々爺そのもので可笑しすぎ

により、”憎めない裏切り者枠”にカテゴライズしたいと思いますww


温水洋一【小山田信茂役】と榎木孝明【穴山梅雪役】は、ともに武田信玄の家臣でありながら、小山田信茂は信玄公の息子・勝頼を土壇場で裏切って自害に追い込み、信玄公の娘を娶っていた穴山梅雪はまさかの裏切り、織田・徳川側へ寝返ってしまいます。




信頼していた家臣に裏切られた平岳大さん扮する武田勝頼公の最後の、なんと美しいこと…。

平岳大さんが主役で大河ドラマになるんじゃないかと思うくらいの、男前&存在感。
早くも退場してしまうのが惜しい・・・、
でも、序盤からクオリティの高すぎる大河に、ますます期待も高まったのでした。


温水洋一さんが演じた小山田信茂の「こずるい小物感」、榎木孝明さん扮する大物感漂う穴山梅雪の、恥ずかしげもない裏切りっぷりも見事でした。


信繁の父、草刈正雄さん演じる真田昌幸も、時局を読みながら主君として仕える相手を次々と代え、真田の生き残りをはかり、あわよくば天下を取ろうと策を練ってきましたが、御屋形様と慕う武田信玄に対する忠義は、終生失いませんでした。


先が読めない戦国の時代の武将たちにとっては、義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義からなる武士道精神を貫く生き方をするとともに、国、城、一族、家臣、領民を守ることは、時に相反する葛藤となり、あらゆる展開でその都度、度量を試されたことでしょう。


むしろ、義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義を果たせるような生き方は、様々なしがらみもありできにくかったことから、真田幸村のような「義」に生きた武将が、人々の心に鮮烈に残るのだと思いました。


脚本家の三谷さんも、誰かを英雄的に際立って浮かび上がらせるために、誰かを落として晒して描くという方法は、採らなかったように感じました。



相対的な評価で、人の価値ははかられるものではない。



醜く汚いものを敢えて描かなくとも、それぞれの人生の中で自然に生まれてきた「葛藤」を描くことで、人間の弱さ、愚かさ、醜さ、そして強さ、尊さを描き切っていたように感じました。


映画「シン・ゴジラ」の中にも、野党、左翼、自称リベラルな人たちのような反対することしか能がない勢力や、反日売国奴なマスコミを登場させることは敢えて排して、義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義からなる武士道精神を抱く人々を淡々と描いていました。

写す価値なし、描く価値なしの人々をスル―した姿勢は、清々しかったです。



自分の生き方、自分の思いを正当化させるために、反対意見や反対勢力を叩いたり貶めたりする必要は全くない。

ただ、粛々と己の信じる道、信じる方向へ、強い心で進んでいくことが大切なんだ。


ときどき、政治や経済の世界、SNSなどの場で、自説を広く説こうとするよりも、反対意見を述べる人のあらさがしをしたり、感情的に否定だけしている人を見かけます。
ちょっと、イヤな気分になります。

揚げ足を取ったり、否定ばかりするのではなく、自分から建設的な意見を書いたり、提言することが大切だと思っています。


ですから、私のブログに否定的な意見をお持ちの方は、「読む価値なし」「駄文」とどうぞスル―してください。
どうしても我慢できない場合は、コメントやメッセージなどで、堂々と意見を寄せてください。

遠くから石をなげて、「あっかんべー」なんて叫んでいるのはカッコ悪いですよ。卑怯者みたいで。


私のことが嫌い、イヤだと思っている?

何か失礼なことをしていたなら謝りますけど、・・・ただ嫌いなだけならほっておいてくださいね。
どうでもいい人、嫌いな人に構っているほど、暇ではありませんので。


私は、自分の大切な人たちにために、自分に出来ることをしたいと思っているだけですから(゚∀゚)




さて、続いては。



2 女は自分が認めた女はリスペクトしつづけるが、不当に評価されている女を許せない


これは女の本音。 ・・・・・、どこまで掘り下げて書こうかな。


う~ん。 次のブログに書くことにしようっと。




きりちゃんと三谷さんには、・・・参りました。
Posted at 2016/12/23 21:33:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 真田丸 | 日記
2016年12月20日 イイね!

「真田丸」。・・・ロスからの、リターンズ。

「真田丸」。・・・ロスからの、リターンズ。「真田丸」、終わってしまいました。

最終回も、はじめから終りまで、退屈な時間も無駄だと思われるシーンも一切なく、
(もしかしたら史実は違っているのかも)、な~んて淡くアホな期待を抱きながら見ていると、颯爽と駆け抜け、気づいたら穏やかで感慨深い、非常に感動的なラストシーンを迎えていました。

なぜ、伊豆守(真田丸どうでしょう)様と佐渡守(sadist・足指のピアニスト)様の二人が偶然同宿であったのか、(有り得ない設定だわ)と思いながら、
(そうか~、ここにつながっているのか。これを見せて、これを語らせたかったのか~)と、
三谷幸喜さんの『かつてと今の、全ての日本人』に対する愛情を感じました。





「中の人」が面白い人だと分かっていると、シリアスなシーンもおかしい。
こんな字幕とテロップのタイミングも、おかしいw





懐かしいシーンが、服部先生の曲に乗せて走馬灯のように流れるエンディング。


哀しいとか虚しいさみしいとか、それだけではない、いろんな成分が配合されている涙を気持ちよく流して見終わった後・・・。

ばあばを車イスに乗せてトイレによって、寝室へ送り届けると、その間に子供たちへ父親から指令が。


「ひきつづき、サッカーを見なさい」

と、電話が入っていたのです。


えっ? 何? あれっ? 今日なの? まさか、勝ってるの?



その日は一日、「真田丸」のことしか考えていなかったのでノーマークだった、トヨタカップ。

しかも、鹿島の赤備え「鹿の枝角」アントラーズが、あのレアル・マドリードに勝っている??



同時刻に、真田軍と一緒に、闘っていたのね!


・・・・もしかすると、ひょっとして、せ、世界一?!


「真田丸」と同様、はじめはリードしていた真田、豊臣軍は、少しのほころび・・・、というか
審判! ポケットまで手をやったのに、どうしてイエローカードを出さないの? 買収されてない?

なんだか、アヤシイ判定もあり、逆転を許してしまいます。

眩しすぎる麗しすぎる王子様、クリスティアーノ・ロナウドが、見事に3ゴール、ハットトリック達成。

日本のチームがクラブ世界チャンピオンの座を、惜しくも逃してしまいました。




さて。

その夜は、ブログに最終回の感想を書こうかしら・・・と思いながら、いろんなシーンを思い出しては胸がつまり、涙がこぼれ・・・、感慨に耽たまま、ちょこっとお酒も飲んでいたのでぐっすりと眠ってしまいました。

翌日、ネットのニュースも、一通り見て、またいろんなシーンを思い出し・・・。

ああ、こうやって何度でも振り返り、噛みしめ、まるで、スルメを食べているようではありませんか。




一人だけで味わっているのではなく、子供たちもばあばも、家族みんなで思い出して話せる、
我が家のお茶の間を温め、沸かせてくれた「真田丸」。

ありがとう、「真田丸」。




三谷幸喜氏「真田丸」秘話明かす 近藤正臣だから生まれたラスト

スポニチ・アネックス
2016年12月19日



 戦国時代最後の名将・真田幸村の生涯を描き、ブームとなったNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)が18日、最終回(第50話)を迎え、完結した。脚本を担当した三谷幸喜氏(55)は全50回にわたる放送を振り返り、本多正信役の近藤正臣(74)のセリフを書くことが「楽しくて仕方がなかった」と告白。筆を進める中で「『真田丸』は本多正信で終わるのかもしれない」と感じたことが、真田信之(大泉洋)とのラストシーンにつながったことを明かした。

 劇中、最も成長した登場人物の1人として、徳川家康(内野聖陽)の側近として知略を発揮し続けた本多正信の名を挙げた三谷氏。「僕はいろいろな軍師の中でも本多正信が一番好きなのですが、近藤さんが演じられることで、すごく人間味に深みが出てきました。セリフを書くのが楽しくて仕方なかったです」と語る。

 最終回のラストシーン。信之を大坂から自らの領地・玉縄(相模国)へ連れてきた正信は「戦と同じ。人の心を読むのが肝要で。領民には無理をさせず、というて、楽もさせず、年貢だけはきっちりと取る。その上で、領主たるものは決して贅沢をしてはならん。これでござりまするよ」と“統治論”を説く。領民たちが正信を慕う様子を見た信之は「国づくりの根本を教わりました」と感服。そこへ大坂城落城の知らせが届き、弟・信繁(堺雅人)の死を察した信之は六文銭を握りしめ「参るぞ」と新たな一歩を踏み出す−−。

 なぜ、このシーンで物語を締めくくったのか。三谷氏はその理由を次のように明かす。

 「(近藤扮する正信の)イメージがどんどん膨らんで『もしかしたら“真田丸”は本多正信で終わるんじゃないか』と、ふと思ったんです。正信は何となく悪い人のイメージがありますが、地元では逆のイメージを持たれていることもあると思い、調べてみると『百姓は生かさず殺さず』という有名な言葉に行き着きました。その言葉も悪いイメージで捉えることもできますが、逆の意味で考えると、すごく領民のことを考えていて、領主としての見本のような人だったのではないかなと感じたんです。それが信之に影響を与え、その後の(真田家の)礎を築いていくということにつながるのではないかと思い、そのあたりから、だんだん最終回のラストシーンが見えてきましたね。正信が信之と一緒に大坂から帰ってくるという設定にうまく結びつけることができました」

 「それもこれも全部、近藤さんが正信を演じられたからこそです」と断言。「そうじゃなかったら、僕はこの結末にしなかったと思います。ラストも、近藤さんがすごくいい表情をされたんです。大坂城が落城したという知らせを聞いて、何も言わずに大泉さんと目線で何かを交わす、というすごくいいお芝居でした。もともと近藤さんが大好きで『国盗り物語』(同局大河ドラマ、1973年)の明智光秀と『黄金の日日』(同、78年)の石田三成は僕の中の“ベスト”。近藤さんに最終的な形を締めてもらえて本当にうれしかったです」と稀代の名優に感謝した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

じつは、このシーンが画面に映った時、息子たちが急に叫んだんです。

「軽トラのタイヤのあとが残ってる!」

「草で隠してあるけど、江戸時代なのに、軽トラのわだちのあとが見えてる!」


なんと。

私は、サド様と真田丸どうでしょう様の二人の会話に耳をそばだてていましたが、息子たちは『昔ながらの田んぼ』のように見せている田んぼの様子を、するどくチェック(笑)

「そうか~、よく気がついたね」と言いながら、台詞に集中できなかったので、この記事を読んで確認することができて嬉しかったです。

『百姓は生かさず殺さず』が、サド様、もとい佐渡守様のお言葉だとは、知りませんでした。

戦国の世が終わり、武士の役割も大きく変化していく中で、”国の力 = 百姓” を大事にしながら、国づくりする領主の心得、指導者としての「上級国民ならぬ、上級藩主、藩屏」としての根本を教え、真田信之は立派な松代藩主となる。
江戸時代の後期には、水戸の弘道館にならって松代藩の藩校・文武学校が開校し、幕末に時代を動かした天才兵学者・朱子学者・思想家の佐久間象山は松代藩士でした。

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佐久間象山の教育に対する態度は近代的で、自分が書物から学んだことは、公開を基本とした。象山自身の門弟から「免許皆伝」を求められた時も、その必要がないことを説明した上で断っている。

学問に対する態度は、小林虎三郎へ送った次の文書からも窺うことができる。

 宇宙に実理は二つなし。この理あるところ、天地もこれに異なる能わず。
 鬼神もこれに異なる能わず。百世の聖人もこれに異なる能わず。
 近来西洋人の発明する所の許多の学術は、要するに皆実理にして、
 まさに以って我が聖学を資くる足る。


象山は大砲の鋳造に成功し西洋砲術家としての名声を轟かすと、蘭学を背景に嘉永2年(1849年)に日本初の指示電信機による電信を行ったほか、ガラスの製造地震予知器の開発に成功し、更には牛痘種の導入も企図していたという。嘉永4年(1851年)には、再び江戸に移住して木挽町に「五月塾」を開き、砲術・兵学を教えた。ここに勝海舟吉田松陰坂本龍馬ら後の俊才が続々と入門している。
嘉永6年(1853年)にペリーが浦賀に来航した時も、象山は藩の軍議役として浦賀の地を訪れた。この報告は江戸幕府老中阿部正弘に『急務十条』として奏上され、この機に松陰に暗に外国行きを勧めたとされる。

(Wikipediaより引用)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




【悲報】有働アナ、最後に徳川幕府を滅ぼす
徳川家康ナレ死どころかナレ倒幕!お見事!(笑)







さて。

ココからは、#真田丸 hashtag on Twitterの中から、順不同で、画像や傑作ツイートをご紹介させていただきます。



全五十回。これが真田丸最終回だ。源次郎……いや、日ノ本一の兵・真田幸村の最期、伝説になった男のその姿をしかと目に焼き付けるのだぞ。


- 御意。






「人のまことの値打ちというものは己が決めるものではございません」
「誰が決める」
「時でござる」
「大事なのは、いかに生きたかでございますゆえ」





視聴者『わたしも!』
視聴者『ぼくもそう思う!』




毛利勝永、無双

>本多忠朝、小笠原秀政・忠脩父子を瞬く間に討ち取った。
続いて、浅野長重・秋田実季・榊原康勝・安藤直次・六郷政乗・仙石忠政・諏訪忠恒・松下重綱・酒井家次・本多忠純といった部隊を撃破し、遂には家康の本陣に突入する

なにこの鬼神





つづいては、今週の・・・



   『お ま え が 言 う な !』

「新選組!」で今井朋彦さん演じる徳川慶喜は大坂城に徳川の馬印を残して逃げて士気をガタ落ちさせ、「真田丸」では同じ人が演じる大野治長は大坂城に豊臣の馬印を持ち帰り士気をガタ落ちさせたか。
今井朋彦、大坂城、馬印ってなんか狙ったのか?





江戸幕府を開いた徳川家康を「最後の戦国武将」と評価!




徳川家康のこの姿、見覚えあるなと思ったら・・・、



    リラックマだったwww




その、伊賀越えを越えた躍動感!









結局、すべては、あいつのせい・・・。





それはしょうがねぇわ…(真顔)。













あんだけ撃たれ斬られながら大阪城まで辿り着いた作兵衛まじ超人…







 マルトーーク! 主(あるじ)だいすき家臣♡








視聴者代表  上杉景勝さん。







ばっさりと、正論。







驚きの・・・。



信繁「いくつになった」
佐助「55でございます」
視聴者
「えっ?!」


佐助55歳
「全身が痛うございます」www






そして・・・。

真田丸が終わった後の、ぬけがらの私・・・。






ぽっかりと空いてしまった心の穴を埋める、胃薬・・・。




紅白で、待ってる。





大事なことはみんな、



お屋形様が、ぜーーんぶ云ってくれました。


なんか、かわいい兜ww   そして、いい声ww

Posted at 2016/12/20 19:44:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 真田丸 | 日記
2016年12月18日 イイね!

「真田丸」にみる、義に生きた『真の武士』

「真田丸」にみる、義に生きた『真の武士』「徳川兵に、真(まこと)の武士は一人もおらぬのかー!」



真田幸村が、大坂夏の陣で撤退する豊臣軍の殿(しんがり)を務め、伊達政宗をはじめとした徳川勢の大軍に立ちふさがり、見事味方の撤退を成し遂げた際に放った言葉。



『関東勢百万も候へ、男は一人もいなく候』

という名言として知られています。


ちなみに、殿(しんがり)とは部隊の中で最後尾の箇所を担当し、撤退する味方の盾となり一人でも多く味方を撤退させる、言わば決死の役割です。


「徳川兵に、真の武士は一人もおらぬのか!」






伊達正宗には、幸村のこの言葉が刺さったことでしょう。




この言葉こそが、「真田丸」の中の大きなテーマであり、ハイライト、『武士の本懐』、『誠の武士道精神』を表す台詞だったのではないでしょうか。


一時は天下をねらった伊達政宗も、東北の雄でありながらすでに天下統一を成し遂げる目前の豊臣秀吉には逆らえず、秀吉に臣従し安堵されていたにも関わらず、時流に乗って豊臣を裏切り、徳川勢につきます。


ドラマの中では、幸村の叫びに応え、伊達政宗は「玉は尽きた」とし、撤退します。


そんな正宗に対し、最後の決戦を前に、幸村は妻子を保護してもらうことを願い出、正宗も「よくぞ儂を頼った」と、これを快く引き受けます。

そして正宗は、「真(まこと)の武士」として、敵将の大切な妻子を温かく迎える。
小さくちぎったずんだ餅を、自ずからこしらえて。
敵の妻子を保護したことが家康に知られれば、自分にも誄が及ぶことは承知の上で。



もう少し生まれた時代が早かったら、天下を取っていたかもしれない二人の武将同士だからこそ通じ合う『武士道精神』を、最終回を目前に見ることができました。




『生きたいように生きればよい』
すなわち、・・・『死にたいように死ねばよい』。

かつて「叔父上のようになりたい」と言ってくれた可愛い甥の肩を不器用に抱き、頬を軽く何度か叩く真田信尹。

『儂のように生きなかった』ことを、優しく祝福してくれているような、嫡男ではない男同志だからこそ理解できる別れの場面。





そして、もう一人。
「生き延びたな」と静かに酒を酌み交わすお屋形様(上杉景勝)と大御所様(徳川家康)。

これまでは家康公にはっきりと自分の想いをいえなかったお屋形様が、ついに、きっぱりと

「この戦には大義がない」 と。


「源次郎は、私が出来なかった生き方をしてくれた」「源次郎のように生きたかった」(大意)と。




対する家康公は、「今があるのは太閤殿下のおかげ」としながら、
「真田め、親子二代でたてつきおって・・」。


大義なき戦いをしていることを自覚している家康。


そして、大義なき戦いと分かっていながら、徳川軍の一員として豊臣軍と闘わなくてはならない上杉景勝の忸怩たる思いと、幸村に対する憧憬の気持ち。



己の武士の本懐を遂げられることへの憧れ。

自分を抑えて領地、家臣、民のために「義のない闘い」をしなくてはならない武将としての責任。

闘いのない国、安定した日の本の国を目指す、新しい時代の支配者としての責任。





信繁自身も、激動の時代をどう生きればいいのかもがき苦しみ、
父に憧れ、叔父に憧れ、兄に憧れ、お屋形様に憧れ、
恩義ある太閤秀吉との約束を守り、豊臣を最後まで守ろうと闘い抜く。

真田信繁の生き方そのものが、義に生きることができなかった男たちの憧れとなる。


『信繁のように、生きたかった』




そして、400年の時を経て、現代に生きる私たちにも真田幸村こと、真田源次郎信繁の鮮烈な生き様が、心に刺さる。


これこそが、「真田丸」の、大きなテーマのひとつであったのではないでしょうか。







幸村の名言の中で、もう一つよく知られている言葉の一つが

『恩義を忘れ、私欲を貪り、人と呼べるか』。



そして、真田信繁の「戦友」でもあり、「一番の理解者」であり、「愛され愛する人」であった
高梨内記の娘、きり。

きりちゃんのこともいっぱい語りたいけど、これからお出かけなのよ~。



帰宅したら、あとは真田丸「最終回」。





長男が、

「あーーーっ、 兜だけ置いてある。 ・・・やっぱり・・・・・・。」

と、予告の画像を見て激しく動揺していました。


結末は分かっていても、最終回を見るのは覚悟が要りますね。




さて。 それでは真田丸ファンの皆さま (たまたま目にされた、あまり興味がない方も)。


また後ほど、お会いしましょう。




Posted at 2016/12/18 10:44:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 真田丸 | 日記
2016年12月17日 イイね!

最終回直前。 ありがとう、「真田丸」。

最終回直前。 ありがとう、「真田丸」。
大河ドラマ「真田丸」、最終回まであと一日。
ついに、この時が来てしまった・・・ (´;ω;`)ウゥゥ

思えばこの一年間。


一週間の終わりであり始まりである日曜夜に、家族全員揃ってテレビの前に集合し、ワクワクと始まるのを待つ。
一緒に手に汗握り、笑い、感激し、興奮し、画面にくぎ付けになる。
終われば、面白かったシーンを振り返って、またみんなで笑ったり、しみじみと考えたりする。

昭和の時代にはそんな家族団欒も珍しくなかったかもしれないが、テレビ離れが進む平成の今。
小学生の子供からお年寄りまでみんなで楽しめる、まるで奇跡のような時代劇、歴史ドラマ。


おかげで子供たちは時代劇好き、歴史好き、戦国武将好き、闘い好きに拍車がかかり、進んで本を読んだり、武道を習ったり、段ボールで鎧や剣を作ったり、ぬいぐるみたちで合戦ごっこをしたりするようになった。

母が好きな武士道精神、かつての日本人の心も、「真田丸」を通して共に触れ、学んだ。

きっと子供たちが大人になっても、記憶に残っていることだろう。
私の心に、かつて見た大河ドラマが生きているように。


それはおそらく、真田昌幸の豪快さ、真田信幸の優しさ。
戦国時代を生きた武将たちの、波乱万丈の己の命をかけて掴みとろうとした野望。
そして、名だたる名将たちに可愛がられ、忠義を尽くし、どんなに不利な状況でも決して望みを捨てず、義のために戦った真田幸村という男の生き様。


明日をも知れぬ激動の時代に、いつも笑いがあった。
命懸けの厳しい生活に中に、家族の絆、愛情があった。
父親の大らかさ、母親の温かさ、姉、兄の優しさ、弟の思いやり。

あと一話で、「真田丸」という船の航海も終わる。

巧妙にすみずみまで貼り巡らされ、次々と回収してきた見事な伏線。
分かりやすく、いきいきとして、心の奥までとどく台詞。
この人しかいない、そう思えるキャスティング。

登場人物の誰もが愛おしくて、誰もを好きになる。

ドラマの中で私たちに気づかせてくれた生きる上で大切なものを、そっと心の中にしまっておこう。
全話録画してもらったDVDをときどき取り出しては、見返してみよう。


ありがとう、三谷幸喜さん。
ありがとう、真田丸。


私たち家族にとっても、絆を結ぶ、大切な時間を過ごすことができました。
私にとっても、日本人として生きていく上での大切なことを学ぶことができました。



◆これが最初で最後!三谷幸喜が真田丸を語る
 「あのキスシーンは台本になかった」



●「平成28年12月15日、あの三谷幸喜があさイチに奇襲をしかけてきた」




●三谷さんが選んだ有働さんのナレーション ベスト3


3位 「日本史上、未曾有のおおいくさが始まった」





2位 「(略)もっとも長くそばにいたのは、彼女だということである」









1位 「(略)秀吉とその家族の、ごく短い幸せのひとときだったのかもしれない(略)」






●真田丸最大の特徴、それは時代考証の先生との連携プレイ。

その一例が、大坂の陣での東側の守り(東側は湿地帯のため攻めてこられない)に関しての設定。







●あの名シーン。キスのアイデアは堺さんから、口吸いw中に喋るのは長澤さんのアイデア

堺さん「ここはチューした方がいいんじゃないか」
長澤さん「なら喋りながらチューしたい」
大泉さん「何でチューしてんだ!!」
三谷「嬉しいのは、見てる人がこれを自分が書いたと思ってる事🎵」

三谷さんwwww漁夫の利wwww





● Q 三谷さんがやってみたい役

「もちろん石田三成。だって格好いいもん。義理人情、いさぎよさ、格好よさ、元々好きな武将だった」 

「カッコいいじゃないですか、義に殉じるとか。・・・まあ山本くんがカッコ良かったんですが」




草刈さんがこの台詞を言ったらかっこいいだろうと思いながら書いていた




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三谷幸喜氏 「真田丸」視聴者との絆を感じたエピソード「この人たちのために1年…」

2016年12月15日

15日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、NHK大河ドラマ「真田丸」(同)をめぐって脚本家の三谷幸喜氏が「とにかく嬉しかった」という出来事を語った。

番組では「真田丸」の脚本を担当する三谷がゲスト出演。三谷氏は「今日しかないんですから」とコーナーでみずからフリップを出し、有働アナのナレーションや、時代考証、キスシーンの裏話などテンポよく同作のエピソードを披露していった。

コーナーの終わりが近づいてきても、三谷氏はまだまだ話し足りない様子。そこで「僕がいちばん、とにかく嬉しかったのは…」として、「真田丸」の視聴者と自身が非常に密な繋がりを感じていたきっかけを語った。

開始当初の作品には、三谷氏曰く「スゴく批判的な意見が局に寄せられ」、しかもそれらは公になっていたとか。三谷氏はそのことで作品の行く末に不安を感じていたというが、次の週にはその批判的な意見に「これはイカン」と思った視聴者から、今度は好意的な意見が多数届いたのだという。

この逆転劇に三谷氏は「本当うれしくて。僕はこの人たちのために1年頑張ろうという風に思いましたね」と当時を振り返った。井ノ原が「いい話ですね」と感心し、有働もその「真田丸」がまもなく最終回を迎えることに感慨深げだったが、三谷氏はその空気を振り払うように「あと3つくらいいい話ありますけど」と続けて、出演者たちの笑いを誘ったのだった。

(以上、転載 了)


( 真田丸、おもしろいよ。 これから、もっと面白くなりそう! ワクワク☆ )

そんなサイレントマジョリティの想いより、三谷幸喜さんに批判的な人や、かつての大河ドラマや作家の作品と比べてケチをつける頭の固い歴史ファンの大きな声の方が、制作しているテレビ局には届いていたようです。

それに対して、普段は特に感想など番組宛に出さないツイッター民やネット民もこぞって意見を寄せたため、制作サイドにも、声なき声が形となって現れ、伝えることができました。

このことは、大河史上に名を残すであろう名作「真田丸」のことだけでなく、政治や教育、事件、報道に関する「ノイジー・マイノリティ」の大きな声に対抗する、私たちの手段について示唆しています。

『よいものは、よい』『よくないものは、よくない』

日本の将来を左右するような大事な局面では、はっきりとマスコミや政府機関などに、一人ひとり自分の言葉で、意志表示をすることが大切なことだと分かりました。

どうでもいいことはどうでもいい。
でも、大切だと思うことに対しては、意志や意見を伝えるぞ、と。




明日の最終回を前に、これまでの好きなシーン、真田丸への個人的な思いは次のブログへ。

つづく ・・・予定。

Posted at 2016/12/17 20:43:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 真田丸 | 日記

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