2ローター+モーターのFR駆動
最高出力370PS、車両重量1450kg
サイズ4180×1850×1150mm
車重1450kg
これらは既に発表されている目標の数値だそうです。
ここまで具体的に仕様が決まっているコンセプトカーって珍しいように感じました。
サイズやパワーはモンテカルロ(モナコ)のコースを最速で走るクルマ!をイメージされて決められたそうで、メーター内にはそのコース風の絵が映し出されているようです。
さて、実際に見た第一印象は…
新型RX-7。
特にCピラーからリア周りにかけてはFDを彷彿とさせ、上手く昇華されているように感じました。
このテールライトがRX-VISION風だったら殆どFDになってしまいそうなくらいに。
今回のはロータスのエリーゼとかそんな風味。
フロント周りは現行ロードスター(ND)を彷彿させられたり、Aピラーの塗り分けから次期ロードスターと言う意見も見られましたが…
私はRX-7の後継車に感じました。
ここからは色々な憶測と私の妄想想像でしかありませんが…
[外装]
デザインはThe マツダのスポーツカー!
今までのRX-VISIONなどビジョン系はとてもカッコ良かったですがアストンマーチンやマセラティなどの高級メーカーを彷彿させるGTカーのデザインで、発売するならREや直4では無く、最低でもCX-60などに搭載される直6エンジンを載せてほしい印象がありました。
今回はサイズ感やコークボトルシェイプ含めて、マツダのスポーツカーはコレだよね♪って。
写真では伝わらない美しさで言葉にするのは難しいですが、とにかくシンプルでクルマのスポーツカーの歴史(基本)に忠実なデザインのキレイなクルマでした。
特徴的なリトラクタブルヘッドライト。
安全的な法規で難しそうな部分ですが、アクティブボンネットで上手く安全基準を回避出来そうな気も。
またリトラクタブルヘッドライトで懸念されるオーバーハングの重量も現代のLEDと技術や素材で軽く出来そうな気もしますし。
[色]
クラシックレッドを昇華させたような鮮やかな赤色。
ホワイトの上にクリアレッドを27回重ねたという新色は、回数を減らし厚塗り出来ないと量産は難しそうですが、もしまだプレミアム路線も捨てていないのであればインディビジュアルやデジーノ的なオプションで対応なら可能なように思います。
この色は一見過去のクラシックレッドの様なのですが、実際に目の当たりにするとソウルレッドとはまた違った深みと印影と艶感が美しく、ソリッドとメタリックの良いとこ取り!のような色でボディラインが浮き上がる様な素晴らしい赤色でした。
↑クラシックレッドのロードスター(NA)
また内装の藍染めブルーファブリックとの組み合わせが広島東洋カープのような組み合わせなのも狙いだったのでしょうか?(笑)
[仕組み]
MX-30と同じくRE発電機とバッテリーでモーター駆動のクルマ。
との噂が多いですが、私はエンジンでもモーターでも駆動するPHEVのクルマを目指しているのでは?と想像してみました。
MX-30のロータリーエンジン1ローターの8Cは830ccの新設計の新しいエンジン。
ICONIC SPに搭載すると言うのは2ローターと言うと16C?
なんか見覚えのある数字…
過去に次期ロータリーエンジンとして開発されていた16X…
開発終了と言われていましたが、時代に合わせて色々と対応できる様に切り替えて開発は続いていて16C(仮名)が生まれてその1ローターを8Cとして先ずはMX-30に発電用に使う事になったのか?
MX-30の8Cってエキセントリックシャフト(クランクシャフト)が入る様に設計されているらしいし…
車重を考えるとバッテリーも小さいでしょうし、搭載できるモーターも限られそう…
そして発電用REの排気量を1660ccにするだけで電力は作れても370psというパワーには繋がらないのでは?という疑問が湧きました。
室内の異常に高さのあるセンタートンネルにバッテリーとドライブシャフトを通すと言うのは既にマツダは特許申請をしているようなので、やはりロータリーエンジンでも駆動しますよね?
昔RX-8に乗っていた際に感じた低速トルクの少なさは電気で補い…中回転や高回転はロータリーエンジン?…でも燃費悪いままになりそうだから現実的では無いか…
今乗っているメルセデスAMG CLS 53の直6エンジン+電気とスーパーチャージャー(低速)+ターボ(高速)って仕組みは凄く理にかなっていると思いますし燃費もパワー考えたら良いので似た様な仕組みになるんだろうとは思いますが…
ただマフラー見当たらないんですよね…
BMW i3のように隠れてるのかな?
やっぱり発電用RE?😅
[内装]
背の高いセンターコンソールとリアシート後ろのの大きな箱が印象的です。
センターコンソールは上記のような理由として、後ろの箱は燃料タンクかなと思いました。
ガソリンだけで無く水素など色々な燃料への対応を想定しているようなので、それ用のスペースに感じました。
スピードメーターカバーの白い部分は広島の牡蠣から作られたとか。
数が必要だから量産は難しそう😅
モビリティショーでは残念ながら内装は見られなかったので簡単に。
[まとめ]
久しぶりに欲しい!ってワクワクするクルマに出逢えたように思います。
色々と課題は山積みなのでしょうが、今後バイオや水素など新しい燃料の問題と燃費に対応できれば、近い将来発売されそうな気がしました。
近年の発売されなかったコンセプトカーはVISION(目指す未来像)。
今回はICONICとは肖像であり象徴、シンボル。
今後のマツダのアイコンになるであろうクルマを指して今回はVISIONではくICONICなのかなと感じました。
MAZDA ICONIC SP
"クルマが好き"な人が購入できる現実的な価格で発売されることを…
いつか乗れる日が来る事を願い待ちたいと思います。