2015年09月28日
あのVWが大勢のユーザーを裏切った。
過去にヴェント、ポロの2台を乗った者からすると悲しく残念でなりません。
特にゴルフは日本車のベンチマークにもなっている車両なのですから、日本のメーカーからみても、その衝撃は大きいと容易に想像出来ます。
技術の進歩によりディーゼルエンジンは昔の黒煙モクモクは一掃され、全く無いに等しいくらい排ガスが綺麗になっています。
事実熱効率が良くCo2排出が少ない事から欧州では人気があります。
これもコモンレールやピエゾ素子による燃料噴霧とECUの細かな制御の賜物です。
がしかし未だにNoxやPMの排出制御が難しいのも事実です。
欧州が主に採用しているディーゼルエンジンは尿素水を利用してNoxを下げる方法です。まあ技術的に簡単な方を選んだもの。
一方、日本の外資資本が入ってないメーカーでは、尿素水は使用していません。それでも規制をクリアしています。ホンダ、マツダが良い例ですね。技術はホンダ、マツダ共にそのメーカーの特徴が出ています。発想と言うか手法が違いますが、素晴らしいの一言ですね。やっぱり基礎研究です。
残念ながらトヨタは自主開発は諦めた様で、マツダと技術提携を結びました。あのトヨタがですよ。それも乗る気でなかったマツダにトヨタから熱烈なラブコールによってと聞きますから驚愕です。
さて今回の事件は、まだ真相が掴めていませんので、最終的にどう終結するかはまだまだ先になりそうです。
今回の影響で各国はディーゼル自体の規制を見直して強化すると報道されています。
これで他メーカーのディーゼルエンジンの排ガスも露わになります。
各社戦々恐々でしょうね。
サプライヤーも影響受けますね、ボッシュとか。
日本車の技術力が証明されると良いのですが、VWと同様な事にならない事を祈ります。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOが、アホな事を言ってますね。
化石燃料車の限界を示していると。
では電気自動車はクリーンか?
そんな事は無い、電気を作るのに、原発、石炭、CNG、重油等、クリーンでは無いのは子供でも理解出来るもの。
今自動車業界が危機に陥りそうな時に、よくもまあ、しゃあしゃあと自社の電気自動車を宣伝出来る神経を疑います。
こんなのがCEOですよ。
独車は完成度が高すぎて好きではありませんが、ココが踏ん張りところです。
頑張れVW、そして洗いざらい膿を出せ。
Posted at 2015/09/28 01:19:44 | |
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