今年の春までは、WRX-STIを買うと心に決めていた。
ところが、発表直前でスバルの裏切り!
開発を中止してしまったのである。
路頭に迷っていた時、GRカローラの情報が飛び込んできた。
インパクトは十分であったが、踏み切れなかった。
よく考えてみると、今まで乗って来た車(32GT-R,ランエボ、WRX)と
同じような車なのだ・・・
色々な意味で、最後の内燃機関を決定する時期に迫られている。
資金の問題、運転適性の問題、そして時代の変化。
では、何を基準に車選びを行うか!
世間一般的には、安全で静かに走り、燃費が良いのが良い車である。
でも、それではワクワク感が足りない。
もう少しオタク的な方向から掘り下げてみたい。
[外観・パッケージ]
もう後ろのドアは要らない。
ここ数年を振り返っても、後席に人を乗せた記憶がほとんど無い!
ならば、デザイン重視の2ドアクーペでいいじゃないか?
でもリヤシートは欲しい。
足元なんか超狭くても良い。
そこに乗るのは愛用のカメラ達だから!
[サイドミラー]
サイドミラーの自動収納は要らない。
狭い所に駐車した際、人が通り安すくする親切心と思われるが・・・
そもそも、そんな狭い所に駐車したくない。
仮に駐車せざるを得ないとしても、ミラーは折りたたまない。
何故なら、他人に通って欲しく無いからだ。
フェンダーに擦り傷を付けない為の自己防衛である。
※自己中とお𠮟りを受けそう・・・
[黒で誤魔化す]
最近の車は、やけに樹脂パーツが多い。
軽量化やコストダウンに効いているのは分かるが、見えない所でやって欲しい。
エクステリアに黒い樹脂を”むやみやたらと”貼り付けるのはダサい!
[トランスミッション]
今どきのスポーツATはフルロックアップで滑りが無い。
しかも、シフトアップも早く、加速性能が良いので、楽で速い。
若干重量が嵩むデメリットはあるが、優位性を否定する余地が無い。
それでもめんどくさいMTを選ぶのは、完全な直結感!
コンピューターによる制御は、自分のイメージと100%シンクロする事は無い。
自身のセンサー情報を基に、自身の手足で操作して突き詰められる楽しさがそこに有る。
今なら、まだそれが出来る。
[運転する楽しさ]
ブレーキングとシフトダウンで減速し、
狙ったラインをパーシャルなアクセルワークと舵角でトレースする。
ブラインドから景色が開けた瞬間、アクセルONと共に、横Gから縦Gに替わっていく。
この数秒の操作と挙動を完璧に熟せた時が最大のエクスタシーである。
回頭性を求めるならMRかRRになる。
でも、限界域での唐突なブレークが怖い。
それに、トランクが無いのは困る。
やはりFRの50:50が理想のパッケージになる!
[路面を蹴る]
後輪駆動かAWDかを問われると、回答に詰まる。
速さと安定を求めるなら迷わずAWDになる。
それなら、スポーツカーは全部AWDになるかと言えば、そうは有らず。
後輪駆動が根強い人気を誇っている。
後輪の限界を探りつつ、絶妙にアクセルをコントロールする醍醐味。
そう、じゃじゃ馬を手懐けるのが楽しいのである。
[速く走る]
馬力は大きく、車重は少ないに限る。
車重はパッケージングでほぼ決まってしまう。
常識的な(道路事情に合った)大きさと一般的な素材を使った場合1000kgから2000kgとなる。
対して、馬力は軽の64psから1000馬力以上と、大きな幅を持っている。
車の醍醐味の一つである加速性能は、パワーウエイトレシオで表される。
言葉通り、車重を馬力で割った数値である。(1馬力当たりが請け負う重さ)
例1:ファミリーカー1200kgで120psなら、10.0kg/psとなる。
例2:スポーツカー 1500kgで300psなら、 5.0kg/psとなる。
例3:レーシングカー1000kgで800psなら、1.25kg/psとなる。
5kg以下なら、気持ちの良い加速Gが得られる訳だ。
[燃費]
馬力を大きくするとエンジンが重くなり、タイヤも太くしなければならない。
必然的にシャーシも丈夫にしなければならず、重くなる。
そうすると燃費が悪くなる。
ならば軽量化をと考えるが、素材を変えるとコストが跳ね上がる。
結局、運動能力と燃費は相反する事となる。
[エンジン]
ターボか自然吸気かも議論が分かれる所である。
レスポンス重視なら自然吸気、パワー追求ならターボとなる。
ただ、一昔前と違い、ターボのレスポンスも随分と改良されてきた。
自然吸気でターボと同じ馬力を稼ぐ場合の排気量は、約1.5倍必要になる。
この辺は税金との絡みも考慮して選択しなければならない。
そんなこんなで候補に上がったのが LEXUS RC-F である。
予定していた予算の2倍!
V8の5000ccで480psと言う、次元の違う車である。
清水の舞台から飛び降りられるか!?
何はともあれ、ディーラーに行って、見積もりをもらわねば・・・
(つづく)
Posted at 2022/12/02 23:03:37 | |
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