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設備屋Gogogoのブログ一覧

2024年04月19日 イイね!

またLLCについての記載

またLLCについての記載です。冷却水を弄り出して3年目ですが、最近の忘備録として残して置きます。
LLCの成分は水とエチレングリコールを主成分とし、消泡剤、防腐剤、漏れ止め剤等が添加されている。当初、欧州車はプロピレングリコール+水が主成分だと思っていたが、社用車S3の管理と自車のS1を所有してから、日本車と同じエチレングリコール系だと知ったのは過去のブロクに記載しているが、何が違うのかBRZと比較し、VW系LLCのMSDSを入手して分かったのがグリセリンの成分比である。日本車のLLC原液はエチレングリコールが95%前後の主成分なのに、VW系LLC原液はエチレングリコールは70から80%、そこへグリセリンを20%程度混合されている。←原液の話ね。
BRZとS1を乗り比べてエンジン始動から水温計が90℃を示す時間は圧倒的にS1の方が早いのだ。これも過去のブログへ記載済みだが、暖機時間の短縮は燃費に関係あるのではと思っているのがここ一年ぐらいなのである。
因みにカタログ上のJC08燃費は、BRZ=11.8(MT)、S1=14.4。
BRZはNA、S1はターボ付きAWDなのである。実際の運用でも燃費はS1の方が良い。
水の化学記号はH2O、密度は0.998g/cm3、比熱は4182J/kg ℃、熱伝導率は0.602W/m K。
エチレングリコールの化学記号はC2H4(OH)2、密度は1.117g/cm3、比熱は2382J/kg ℃、熱伝導率は0.25W/m K。
グリセリンの化学記号はC3H5(OH)3、密度は1.264g/cm3、比熱は2390J/kg ℃、熱伝導率は0.285W/m K。
※上記値は全て@20℃の条件ね。
レース車輛の冷却水へ水を使用するのは、万が一の事故トラブル等で毒を巻き散らかすことが無いように環境を考慮しているだけで、水の方が冷却性能が良いからでは無い。←LLC弄りの初年度は水の方が冷却性能が良いからと思っていたけどね。
当時は比熱を比較すると水>グリセリン>エチレングリコールで比熱が大きいほど、温まりやすく冷めやすい。
熱伝導率比較も水>グリセリン>エチレングリコールで比熱と同様に数値が大きいほど、温まりやすく冷めやすい。
だから水の方が冷却性能が良いと思っていたのだが、水はH2O、大気と仲良しで空気中の酸素、二酸化炭素、窒素を溶解しやすい。
水を沸かすと40℃ぐらいから気泡が発生する。←これがキャビテーションで水蒸気ね。これが発生すると冷却性能が落ちてしまう。
エンジンの適温は正直不明だが、冷えりゃ良いってもんじゃない。水温や油温が90℃〜100℃で管理されているが、この温度下では、水蒸気が発生しやすく、水だけでは冷却水に使えない。よって消泡性の良い成分の混ぜ物が必要なのである。
水へグリセリンやエチレングリコールを混ぜることにより、凝固温度を下げ、不凍液となり、沸点も上昇する。また水より密度、粘度が高いので冷却水の流速も速くなる。←冷却水が吸熱した熱を早くラジエターへ搬送できる。
エチレングリコールとグリセリン、今回は触れないがプロピレングリコール等を混ぜてクーラント何だと、この3種はアルコール類で引火性もあると3年掛けて爺は分かったのである。

最近の疑問は日本車系クーラントはエチレングリコール系だが、なぜVW系はエチレングリコールへグリセリンを混ぜる、混ぜると何が違う?、考え方が欧州人と違うのか。
そこでS1のウォーターポンプ故障を機にトヨタのS-LLLCを入れてみた。一冬経過、違いは・・・秘密。←つーか、よくわからん。
何と無くだがVW系をTOYOTAへ入れ替えたら、暖機時間が長くなった気がする。
pH値もVW系>TOYOTA系。しかし、クーラント劣化速度はVW系>TOYOTA系の様な気がする。VWの方が酸化し易いと思っている。
エチレングリコール、グリセリンの分類上はどちらもアルコール類なのだ。そんじゃエチレングリコールへメチルを混ぜたら環境にやさしくなりそうな気がする。爺はエチレングリコール+メチル=グリセリン+H2・・・結合しないのか、毒は毒で制する。でもメチルは凝固点、沸点が低く、引火点も低い。ではエチルを混ぜたら性能はどうなるのか?。←pH値を高く保つ方法の検討ね。
化学記号は
エチレングリコール=C2H4(OH)2
グリセリン=C3H5(OH)3
プロピレングリコール=C3H8O2
メタノール=CH3OH
エタノール=C2H5OH
化学の苦手な爺には炭素と水素と酸素の化合物しか難しくて理解できない。
名前が似てて危ないやつ
ニトログリセリン=C3H5(ONO2)3←ダイナマイトの材料ね。
もう一丁、エチレン系のニトログリコール=C2H4N2O6
・・・エチレングリコールもグリセリンも大気中のNO2(二酸化窒素)と反応したら爆発しそう。だから水と混ぜるのかしら。
因みに職場にあるメタノールのpHを測定してみましたが7.64でした。
アルカリ電解水と1:1で混ぜてLLCに添加してみましょか。水とアルコールは仲が良い。花は散ったが爺は今晩も乾杯だな。目散るは飲みませんよ。二本足のおたまじゃくしで乾杯。
Posted at 2024/04/19 16:06:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年01月23日 イイね!

2024年初めてのブログだな。

新年はすでにあけました。もうすぐ立春です。
まずは元旦の能登半島を震源とする地震により被災された方々には心よりお見舞い申しあげます。被災された皆様が平穏な日々を取り戻せることをお祈りすると同時に、一日も早い復旧を果たされることをお祈り申し上げます。

年が明けて過去のブログを読み返したが、最近はクーラントばかり書いてるが、間違えだらけ、今はクーラントについて当時と考え方が少し変わったので、ちょっと病的に思うかも知れませんが、またクーラントの記載です。歳をとって爺はしつこい病かもね。そのうち毎日同じことを繰り返し言う様になります。
交換周期のあるエンジンオイルでさえ、現在使用のGRオイルへ辿り着くまで3年掛かった。そんで今はクーラント。プレオのクーラントを弄り出したのが、2021年の秋、それから既に3年目である。
3年前に記載したことを今読み返すと嘘ばっかりで正直恥ずかしい。間違えだらけである。過去の訂正も兼ねてクーラントとフリクション軽減でわかったことを箇条書きしておく。

①過去は冷却効率は水>プロピレングリコール(以下PG)>エチレングリコール(以下EG)と記載していたが、前出の順番は熱伝導率又は比熱での比較である。強ち間違えでは無いのだが、この方向で弄るとプレオとBRZはオーバークールになった。→希釈濃度を薄くすると必ずチョイノリ燃費は悪化する。
爺はフリクションを軽減するために弄っているのが、動粘度は水<PG<EGの順で、(←3年前の記載ね。)水に近いほどフリクションが軽減出来ると考えていた。→3年前のこれも間違えだった。
流体は粘性が強いほど動き出したら止まらない。慣性保存の法則じゃないが、EG濃度が濃い方が燃費は良くなるのだ。
PGは動粘度に爺は疑問があるので後出しとするが、冷却効率と吸熱効率は水<EGが今の考えである。
熱伝導率は水を1とした場合にEG50%は74.4%と劣る。しかし流動性は水を1とした場合の比較は、EG50%は4倍以上ゆっくり流れる。だから今の考えは吸熱性能、冷却性能はEG50%の方が良いのである。又、保熱性より暖機時間は短縮し、通勤燃費は段違いに良くなる。長距離燃費は微差ではあるが、エンジン温度と油温はオーバーヒートしない条件で上げた方がフリクションが軽減していると思っている。←みん友のへっから仕事さんのケイマンGT4の記事を見て考え方が変わったのである。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1831343/car/2783354/6471080/note.aspx
ポルシェのマネージメントは水温≒油温を管理し、スポーツOFFで105℃、スポーツONで87℃へ切り替える様である。同じ水平対向エンジンでもスバル車と比較してポルシェの方が凄い。

②高開弁圧のラジエターキャップへ換えるとクーラント圧が高くなり、流速が上がってフリクションを軽減できる。①で言った事と矛盾しているのが加圧によりクーラントの流れはより層流。逆の場合は乱流が起きてキャビテーションが発生しやすくなる。アウディS1のクーラント漏れで内圧が下がってキャビテーションを起こし、オーバーヒート気味になった事より、まんざらなでもないと考えている。この時に、欧州車のLLCはPG系では無いと悟ったのである。よってWEB上の欧州車=PG系は大間違えで(EG+グリセリン)系だった。←グリセリン配合が日本車用とはちょと違う。

③PGとEGを比較すると、熱伝導率と比熱はPG>EGで間違えないのだが、EGを1とした場合のPG比は103〜107%と大差は無い。動粘度は皆さんが書いてあるのを参考に、EG比でPGは93.2%の動粘度だから熱伝導率と流動性より性能差は粗一緒、だから入手性の良い毒の方で弄ってきたのである。
この時、もう一丁判断材料がありました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2283508/car/1785147/6610601/note.aspx
プレオの冷却水を99%以上精製水へ希釈法で行った。そしてPGとEGのどちらの不凍液を選択しようかと調べた時、三協化学のPGとEGのSDSを比較してました。
PG99%、粘度mPas@25℃=48.6。EG99.5%、粘度cP@20℃=23.5。
温度条件と単位が違うが、1mPas=1cPなので、粘度は@25℃<@20℃を考慮するとPGは2倍以上流動性は悪い。だから前出の(EGを1とした場合のPG103〜107%)←これもフェイク情報じゃね。よって最近はPGも再検討し始めているのだが、EG系からPG系へ100%移行するには不可能。微量は混ざってしまうけど悪影響はないのか調べてました。
PG&EG&混ぜるでググってみるとどこぞの整備士さんが意図的に50%混合で社用車を運用している記事を発見しました。結果は運用2年目では問題は発生してないみたいです。だから混合すると凝固する。←これもフェイク情報だな。
混ぜるなと言われると混ぜたくなるが、どうしましょうか。←今年、爺は実験しましょうか。

④クーラント濃度が濃い=pHは高くなる。←燃費が良くなる。ググってみても間違い無さそうなので、今年もpH向上は続けていこうと考えます。
EGクーラントやEG系添加剤、復活剤でMSDSでpHが高い品は実験的に継続的に試そうと考えてます。目標はpH値8.5以上、今年は達成したいです。

何だか過去のブログの間違えの箇条書きなのか、爺の今年の抱負なのか、良くわからなくなってきたのでお終いです。爺はおたまじゃくしを一杯飲んで書いてやがると思ってね。←おたまじゃくしは日本酒の銘柄なのね。
Posted at 2024/02/01 19:14:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月16日 イイね!

冬の到来とS1より学んだBRZの今年の弄り


今朝は朝霧でわからなかったが、昼休みに南アルプスの景色を眺めると初冠雪であった。思い起こせば昨年の今時季、プレオを見切ってS1へ入れ替えて、一年が経つのは早いもので来月はBRZの車検である。S1を乗り出して冷却系の問題が発覚、ヒーターポンプ故障にウォーターポンプ交換と他にセンサー破損が3箇所と外れのS1でした。しかし、S1は2Lの4WDターボ、なぜかBRZより燃費がよろしい。下駄車の入れ替えなので、社用車のS3の運行記録からプレオと同等程度の燃費ならOKぐらいで選んだのだが、BRZと比較しても良すぎる。何が違うのかを記載しておく。

スペック比較、ノーマルのカタログ値は
        AUDI S1             BRZ
最高出力   231ps/6000rpm         207ps/7000rpm
最大トルク  37.8kg・m/1600~3000rpm   21.6kg・m/6400~6800rpm
種類     直列4気筒/ICターボ        水平対向4気筒/NA
総排気量   1984cc             1998cc
内径×行程  82.5mm×92.8mm        86.0mm×86.0mm
圧縮比    9.6               12.5
JC08モード燃費 14.4km/L           11.8km/L

S1のターボに対してBRZはN/A(爺車はS/C付き)、ロングストロークとスクエアなどなど、違いはあるけど所詮2L、カタログ燃費はBRZはS1に完敗なのである。どこが違う・・・と考えながらBRZを弄った1年?、S1の故障修理に追われた1年だった。
欧州車と日本車の違いは冷却方式、でも欧州車の冷却は複雑で日本車は単純である。その分、欧州車の冷却系のトラブルリスクは多いのだが、燃費性能は欧州車に分があると思った。
①、S1のクーラント加圧は1.5kg/cm^2でBRZは1.1kg/cm^2、半端ない高開弁圧である。
②、S1は水冷オイルクーラー付?、いやエンジンオイルをクーラントで暖気している。
③、BRZはラジエターへ流水制御はサーモスタット開弁で行っているが、S1は+電動バイパスゲード開弁式なのだ。

S1は複雑な分、冷却廻りが壊れやすい。パイピングジョイントもOリング入りのジョイント多様でBRZの様にクランプ式じゃない。よって経年劣化で漏れやすい。今年壊れた冷却水回りは、多分先人のオーナーが水漏れ発生で入れてはいけない漏れ止め剤、たぶんホルツなんかを投入、漏れ止め凝固剤でヒーターポンプ詰まり故障、ウォーターポンプのOリングからの漏れ止めは止まったが、今度は電動ゲートが固着し故障したと見立てた。ヒーターコアとラジエターコア詰まりにならない内にLLCを入れ替え洗浄したのがトドメを刺してしまった。脳血栓みたいに塊がウォーターポンプへ詰まったのだ。

写真は壊れたウォーターポンプ、こいつをバラシて解析してみた。

話を戻してS1から学んだことをBRZへ展開してみると今年燃費が大幅改善されたのである。
一昨年の年間燃費11.8km/Lが最高値であったが、今年は今のところ13.5km/L。
S/C付きの改造車、自称推定出力285馬力で新車から初めてカタログ燃費を大幅に上回りそうである。
BRZの今年の弄りは、1月にハイラジエターキャップ1.3へ交換し、ちょづいた爺はその後1.4へ改造、ダイレクトイグニッションコイルをCUSUCOのマルチスパークタイプへ、クランクプーリをS4の軽量タイプへ交換し、エンジンオイルをGR0W-20、充電制御改善の為サブバッテリーを搭載し、フライホイールを軽量タイプのHKS、LAクラッチキットへ交換した。この中で失敗は最後のLAクラッチだった。ECUのリセットとジャダーで燃費悪化だった。今秋、燃費が戻ら無かったらLAクラッチは見切るつもりだったが、エアコン使用が減ると良化し始めた。もう一冬はLAクラッチで過ごそうと思う。
この中で一番燃費向上に貢献したと思われるのが、ラジエターキャップの高開弁化だと思う。次がエンジンオイルとクランクプーリーと思っている。
とにかく、通勤燃費が改善したのは間違えないので、圧力窯式が暖機運転の時短に影響していると確信している。水漏れはしてないと思うが、来月の車検でしっかりチェックしてもらうつもりだ。↼実はロアパイプジョイントで滲んていたがSUBARUのS-LLCに含まれる漏れ止め剤で止まった後は確認している。
他がOKだったら次は開弁圧をS1と同じ1.5kg/cm^2へ改造しようと考えている。

改造のベースは写真のこれね。
BRZの燃費記録を遡ると燃料高騰の候、燃費向上はまんざらでもないと思う。
でもね、S1の方がまだ1割以上燃費が良いだよね。BRZからS1へ展開したのは油脂類のみ、他の手法が見つからないがどちらも目指せ300馬力、リッター15kmである。
Posted at 2023/10/16 20:26:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年09月22日 イイね!

【GRカローラRZ2023商談申込受付事務局】抽選結果のご連絡

岸田文雄様

GRカローラRZ2023商談申込受付事務局と申します。

先日はGRカローラRZの抽選にお申し込みいただき、誠にありがとうございました。

厳正に抽選させていただいた結果、誠に残念ですが【落選】となりました。

お申し込みいただきましたのに、お断りせざるを得ない状況になり、大変申し訳ございません。

スーパー耐久をはじめ、あらゆるモータースポーツから得た技術や知見を反映し、GRカローラを進化させ、再び販売できるよう努めます。

引き続き、GRカローラをご愛顧賜りますようお願い致します。

TOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツ活動、イベントや新車の情報などをお届けするメールマガジンの配信をご希望の方は、
以下URLからご登録をお願い致します。

<TOYOTA GAZOO Racingメールマガジン 登録ページ>
https://toyotagazooracing.com/form/register.html


尚、抽選結果につきましてお問い合わせいただきましてもご対応いたしかねます。予めご了承ください。

・・・天の声は「S1を手放すのは時期早々、直して乗れ。」と言うことでした。
S1を中古購入して
1ヶ月後、右リヤスピードセンサー故障。
3ヶ月後、オイルパンよりオイル漏れ。同月ヒーター故障(ヒーターバルブ交換)、4ヶ月間オイル漏れと戦いNC-81とシリコンシーラーでオイル漏れを対峙し、やばそうなLLCを交換したら・・・。
8ヶ月後、EPC点灯、原因わからずで調査中の翌月
9ヶ月目、チェックエンジン点灯、TPMS異常表示が出る。
TPMSは左リヤスピードセンサー交換で修理完了。
10ヶ月目、EPC点灯はクーリング不十分でウォーターポンプを注文し、
下調べでWEB徘徊中にGRカローラの抽選へ参加した次第である。
11ヶ月目、S1を購入したお店の修理工場でウォーターポンプ交換し、EPC点灯は修理完了した。修理した際にチェックエンジンの原因のインマニフラップポジションセンサーの形式を調べセンサーを注文する。
今週、DIYでセンサーを交換し、本日エラーリセットを含んでS1を点検へ
15時過ぎにメールをチェックするとGRカローラの落選通知が届いていた。
16時頃、トヨタ店の営業マンより結果確認のTELが来た。どうもこの店舗では当選者ないなかったらしい。うむ。
17時、終業後S1が点検から戻って着ました。
主治医様は「試運転も行い、診断機で再三チェックしましたがエラーは全て解消しました。ただし、今年より始まったLLCがらみのトラブル(水漏れ)が別の場所で発生する可能性はあります。」だとよ、9年目、8万キロも超えたがS1の乗り味はまだ新鮮である。所有2年目へ10月で突入するが、故障は出つくしたのかそれとも継続するのか、EA888エンジンに惚れ、絶好調なS1のご機嫌はいつまで続くのでしょうか。2年目はノントラブルであります様に、祈祷である。

BRZのディスクローター交換を朝作りで始まった一日、仕事もDENSO絡みのモジュール試験機と本日は車三昧であった。
Posted at 2023/09/22 23:47:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年05月09日 イイね!

AUDIにSUBARUは勝てないかも。

もうすぐニュルブルクリンクの24時間耐久レースが始まるが、お題の「AUDIにSUBARUは勝てないかも。」はS1とBRZを比較した場合の話。過去のNURもWRXよりRS3が早かったし、GW中、BRZとS1でマグロの様に徘徊してみて、SUBARUの水平対向4気筒はS1の直4より劣るように感じてきた。
ここで双方のスペックを比較。
          BRZ             S1
駆動方式      FR              AWD
排気量       1998cc            1986cc
最高出力     207ps(152kW)/7000rpm 231ps(170kW)/6000rpm
最大トルク     21.6kg・m(212N・m)     37.8kg・m(370N・m)
          /6400~6800rpm       /1600~3000rpm
トランスミッション 6MT             6MT   
JC08モード燃費  11.8km/L           14.4km/L
車両重量     1250kg            1360kg

自然吸気FRのBRZの燃費は11.8km/Lに対して、AWDターボのS1は14.4km/L。
なぜ車重も100kg以上軽いのにBRZは燃費が悪い。昔はターボ車なんて燃費は悪魔みたいな車だったけど、ダウンサイジングターボの技術は凄いのかな。My、BRZはスーチャーを載っけちゃっているけど、油脂類チューンで今ではカタログ値と同等の燃費で走れるようになった。プレオをS1へ入れ替えなかったらそれまでだったが、ライバル車のS1とBRZを比べ気が付いたのは冷却水の開弁圧。日本車の開弁圧は88kpa〜108kpaが一般的だが、欧州車は135kpa以上はザラ、S1を調べてみると1.6barみたい。だから欧州車って漏水トラブルが多いのかなと思ったりする。
そんじゃBRZも冷却水の開弁圧を上げたらどうなるか、キャップを交換すると摩訶不思議と燃費が良くなった様な気がした。

今まで油脂類を散々交換してトランスミッション(減速機)を境にエンジン側を一次側、駆動側を二次側とした場合、エンジンオイル、ミッションオイルは軟粘度化で加速が素軽くなるのが体感できるが、デフオイルは今一体感は超薄くわからない。例えば軽量ホイールでバネ下荷重を軽くした場合、運動性能は良くなったと体感できても、燃費向上は実感できない。二次側は軽量化しても、減速比分イナーシャは小さくなるから、燃費向上には至らないと悟った。
そんじゃ一次側のクランクプーリーを軽くすると体感は?と思い、BRZのプーリーを交換してみた訳だが、多かが1.2kg減で素軽い加速が体感でき、燃費も5%以内だが数値として確認できた。回転イナーシャの削減で一次側の軽量化は凄いぞ。
前の冷却水の加圧に戻って圧力を上げると何が変わるか考えたが、自分なりの結論は粘度上昇より流速の方が勝り、ウォーターポンプのイナーシャ削減なのだとS1から学んだ。詳細は過去のブログ「ハイプレッシャーラジエターキャップ、自分だけの備忘録」を参照。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2283508/blog/46700512/

もう一度原点へ戻り、フリクションロス軽減に取り組んだのは「トライボロジー技術の進展による自動車の省エネ」を閲覧してからなのだ。
https://www.tribology.jp/members/fso4p10000003sq3-att/fso4p10000003sqi.pdf
我が地域は山なので坂道が多い。勤務先も自宅から標高差が250m以上ある。だから登坂と燃費でググってWEB徘徊していたら上記文章へ辿り着いた。「トライボロジー技術の進展による自動車の省エネ」を拝見してなるほどと感心した。流石学者様が申すことだからフェイクではない。

この資料では内燃機関の燃料消費の内、理論出力が40%分、残り60%は熱エネルギーとして排気・伝熱損失で失われる。←これは知っていたぞ。さらに理論出力の半分の20%が摩擦損出で失われ、残りの20%がエンジンの純出力と自分は理解した。
だから、仮にエンジン出力が200馬力の車で例えると摩擦損出は200馬力、文面にも書いてあるが、オイルの低粘度化で10%摩擦損出を削減できれば出力は10%*200=20馬力取り戻せる。そんな安易な考えだったが、低摩擦を謳うエンジンオイルを探して現在はGRオイルへ辿り着いた。添加剤ではリキモリのセラテックも良いが、オイルを継ぎ足しで運用する欧州人ならともかく、日本の様にオイル交換で添加剤を廃棄しては意味が無い。だからミッションオイルへ添加してもエンジンオイルには勿体ないのである。

上記表からオイルポンプ2.4、クランクベアリング2.6、ピストン2.8、バルブ0.8、チェーン・ベルト2.4、合計で11%がエンジン機構部のフリクションロスである。機構自体は変更できないので、摺動性の良いオイルで仮に10%≒1.1%減らせば、200*(11/20)*10%≒11馬力出力が向上し、5w-50とか硬いオイル入れちゃうと、仮に5%摩擦損出が増えると5.5馬力失うとその差は16.5馬力となる。まあ、10%減は大げさだけど、指定オイルは一番柔らかいグレードでGRを入れている訳である。
今はBRZが人柱、良かった弄りをS208とS1へ展開している。だからBRZは燃費が良化、最近はS1へ近づいたと思っていた。しかし、良いと思った弄りをS1へ展開するとBRZはS1にすぐ差を付けられる。いつまで経っても追い越せない。決してダメな子じゃないのだけど、ドイツの優等生には追い付けない。だからお題は「AUDIにSUBARUは勝てないかも。」である。とりあえず夜間尿の優等生には封じ手。次はBRZへ軽量フライホイールでも組んでみましょうか。慣性モーメント保存の法則何て糞くらえ、それより一次側のイナーシャ削減を実行しましょ。今はクーラントを弄っているけど、その後はポンピングロス7%をどうにか削減しましょ。全体で2割フリクションロスを減らせば200馬力が240馬力になる理屈を実現したい。それが目標300PS+リッター15km。現実できたら神だな。
Posted at 2023/05/10 01:04:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | フリクションロス軽減 | 日記

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"スバル BRZ"の愛車アルバム 
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2021/03/18 22:16:06

愛車一覧

スバル BRZ 黄違い1号車 (スバル BRZ)
7月7日予約開始のBRZイエローエディションの記事に一目惚れ、ディーラーへ注文を入れてし ...
アウディ S1 黄違い2号車 (アウディ S1)
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スバル WRX STI S208 (スバル WRX STI)
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