がんエクシージのブログ一覧

この記事は、HANS義務化。について書いています。

最近安全に対する規定の強化がなされています

この前のＥＳＴでも茂木では今年からレースに関して茂木のライセンスを持たない人はレース出場料の他に当日の保険料として7000円を徴収されました

私は茂木のライセンスを持っているので大丈夫でしたがライセンスを持っていない方は面食らったと思います

これは去年のフェラーリ458チャレンジの事故やスーパー耐久の鈴鹿での事故を受けて安全性についての見直しがなされたことに起因する物と思います。ホンダが直接又は間接に所有するサーキットでの見直しなので鈴鹿でも同じだと思います

フェラーリの事故も詳細は分かりませんが防ぐことが出来た事故で有り、スーパー耐久の事故もきちんとシートベルトをしていれば死亡事故にならなかったと言われています

我々サンデーレーサーは賞典ではなく、先ずは無事これ名馬で無事故で家族の元に帰宅するのが第一目標でその上でレースに賞典に入るのが第二目標だと思っています

事故を起こして死亡したり、植物人間になっては誰も喜びません

その為に最低限の装備としてHANS義務化は当然のことと思います

私も１１１ＣＵＰやＥＳＴの事務局に直訴したことがありますがそれぞれのレースに参加する人に取ってHANS義務化は費用の面から参加者の減少につながるという意味で受け入れられなかったです

最近ＨＡＮＳも安くなって装着する人が多くなって来ましたがそれでも安全性は置いといて「面倒くさい」とか「うっとうしい」とかの理由でしない人が多いのは嘆かわしいことです

１１１ＣＵＰはシートベルトの5点式以上とバケットシートの義務化を打ち出しましたがＥＳＴではまだ義務化はしていません。実際は皆さん当然のこととしてやって居ますがＨＡＮＳの装着率は100％では無いと思います

我々レース参加者は走行会とは違って更に危険なことをやっているということを肝において最低限の安全性は確保し無ければならないと思います

そう言いながら私もロールケージについては標準の4点式のみでまだまだだと思います

ちなみにＳ１のロールケージとＳ２のロールケージは全く別物で太さが違います。Ｓ１のロールケージは太くて頑丈ですがＳ２のロールケージは細くて転倒（ひっくり返ったら）したら大丈夫かなという物です。Ｓ２の方は6点式以上のロールケージを組むことをお勧めします。サーキットを走る方はＳ２にはＣＵＰカーがあるので参考にすると良いと思います。Ｓ１エクシージは元々スポーツエリーゼというサーキット専用のレース仕様車からの派生モデルであるためかなり頑丈なロールケージが組んであります

サーキットを走ると言うことはとても危険な行為であることは誰でも知っている事実です。確かに対向車も居ないし、横から飛び出て来る人も居ないし、電柱も壁も無いですが日常ではあり得ない200キロ以上のスピードで競い合っているので一歩間違えば死亡事故は起こりえます。

その為レースでは健康診断があったり、ライセンスの発給に際して健康診断を義務づけていたり、体調が悪い場合には出場が取りやめになったりすることがあります。ＦＳＷでも第一コーナーに250キロからほぼノーブレーキでまっすぐ行って崖下に落ちて死亡した事故は走行中に脳梗塞又は心筋梗塞が原因ではないかと言われていますが走行中にそのような状態になったら自分だけでなく、他車を巻き込んでしまうこともあるのでサーキットを走るという行為は健康で車の整備をキチンした上でないとしてはいけない行為ということになると思います

限界走行で走る以上何時死んでもおかしくないことは解っていても自分には起こらないと考えて安全を犠牲にして走っている人が居ますが、もし死亡したり植物人間になった時に家族は奥さんはなんて思うのかを考え行動すべきと思います

私も含めて安全性に対して出来るだけの注意とコストの事を考えずに安全装備にお金を掛ける事を願っています　これは私自身に対することも含めての自戒です