Supremacyのブログ一覧

久々に整備手帳を徘徊していると、
いまだに「エンジンルーム内のエアコン配管の断熱」って　
やってるんですね。

【車　エアコン　構造】でググった図を見たり、
【エアコン配管断熱　弊害】でヒットした記事を読んだりすると、
コンプレッサ破損の懸念や、むしろ効率の悪化があると読める。

意外と知らないカーエアコンの仕組み　効率的に使いこなすコツとは
や、
エアコンシステムの基本的な構造（八千代電気）
で紹介されている図を見ると、　だいたい室内からコンプレッサーに繋がるむき出しの配管は、室内を冷やし終わったものなので、これを保温しても室内のエバポレータの温度がより下がるとは考えづらい。

ここは御用済みの低温・低圧のガスで、これからコンプレッサーで圧縮して高温・高圧にするため、ちゃんとガス化（＝熱を吸収して温度を上げる）していないとコンプレッサが液噛みして壊れる可能性があるとの事。
また、コンプレッサの入り口温度が低いと、高温・高圧にする仕事量はむしろ増えるはず。

なので、冷えた配管がもったいない様に見えるけど、むき出しにしているのはコストダウンでも、手抜きでもなく、ちゃんと理由があっての事と考えをあらためて、私も昔の車で流れに乗ってやったけど、外した。

まぁ…市販車なので安全係数は大きめに作られているだろうから、即壊れはしないだろうけど…。
それに、100円程度の材料で、エアコンの効きがよくなる＝構成部品の小型・軽量化　ができるならメーカが採用しないはずはないよね…。

散文多謝。