ＩＣレコーダー用自作ウィンドジャマー（風防）

今回購入したリニアＰＣＭ対応のＩＣレコーダーですが．．．

音質は全く問題ないレベルであることは確認出来ましたが風によるノイズと録音レベルの低下はいかんともしがたく何らかの対策が必要であると痛感しました。

強風ならともかくちょっとした微風でも風切り音が発生し録音レベルが自動的に絞られるので鳥の音が最低でも数秒間録音されなくなってしまうからです。

山の中は比較的風が弱いのですがそれでも安定して録音することはほぼ不可能でした。

解決策としてはマイク部分を覆うウィンドジャマーを装着するか外部マイクを装着するかのどちらかしかありませんがとりあえず自作でジャマーもどきを作成して試して見ました。

食器洗い用のスポンジを加工してＩＣレコーダーのマイク部分を覆ってみたわけですが（タイトル画像）少ししか効果がありませんでした。
さらに布で２重に覆ったりしてみましたが劇的には改善されませんでした。

マイク部分を完全に覆っても本体部分に息を吹きかけると風切り音が発生するので、もしかしてノイズは本体を伝わって入るのではと思い試しに布袋にＩＣレコーダー全部を入れて録音したところ風切り音は著しく改善されました。

この結果から風きり音はマイク部分から入るのではなく本体部分からマイクに伝わっていたことが判明しました。
ですからマイク部分をいくら覆っても半分程度しか効果がなかったわけです。

じゃ、どうするかですがどんなに高価なオプションのウィンドジャマーを購入してもそれでは全く解決にならないわけですから残る方法は外部マイクしかありませんよね。
外部マイクならマイク部分を風防で覆いさえすれば風きり音の進入経路は絶たれるわけです。

実は既に気になる外部マイクがあってチェック済みなんですがさあどうしよう。



単一指向性の高感度ステレオ外部マイクで防風スポンジカバー付き。
お値段は３千円弱と手頃なんだけど．．．なんだかなぁ．．．

【追記】

その後いろいろ試した結果本体をすっぽり袋で覆いマイクの部分（スポンジで覆って）だけ出して録音すれば風切り音も低減し音質も殆ど劣化しないことがわかりました。

フィールドではこの状態で録りっ放しにすればなんら問題は無いので当面これで行きます。

それにしてもプラスティック筐体だと風で共振し、内蔵の高感度マイクにノイズが伝播するんですね。
金属製の筐体にすれば解決するんだろうけど重くてコストも上がるから致し方ないんでしょうか．．．

これはどのレコーダでも内蔵マイク共通の問題らしいです。