Z9フィールドテスト、チュウヒ飛翔撮影です
昨日ヘラサギとチュウヒの動画を掲載しましたが今回は静止画です
Z9では同社ミラーレスのZ6/Z7には無かった3DトラッキングAFが追加され、強力な被写体認識機能と合わせて動体撮影の主力機能になります
早速マイフィールドのチュウヒを撮影してみました、その中から3コマだけ掲載しますが連写した全コマ同様にフォーカス精度は高くジャスピンです
思い切り伸ばしてるので近くを飛んでるように見えますが100m近く離れてます
いずれの画像もJPEG撮って出し、露出補正以外はシャープネス等一切編集していません
トリミングもほぼ等倍(70%)でこれだけシャープな画像が得られることで4500万画素の高画素が生きてきます
3Dトラッキングは狙った被写体をロックオンすると、同じ形、色の被写体を認識しながら追尾してくれるので背景等に影響されずにフォーカスを外しにくいAFモードです
チュウヒのように比較的ゆっくり飛翔する野鳥やミサゴのように直線的に飛ぶ鳥はファインダーで追いやすいので3Dトラッキング向きかと思います
対してアカショウビンやヤイロチョウのように突然森の中なら飛び出して飛翔する野鳥を撮るのには不向きです
このような鳥の場合従来はグループフォーカスというAFモードを使っていたのですがZ9にはありません(D850やD5,D6にはあります)
代わりに使うのはオートモードやワイドエリアAF、ダイナミックAFですが被写体認識機能が使えるのはオートモードとワイドエリアAFになります
これらのAFモードがどれだけ使い物になるか、今後テストしてゆく予定ですが今の時期、モデルになってくれる野鳥が少ないのでどうしましょう...
従来の一眼レフとミラーレス一眼、単純に性能比較するのは難しく一長一短がありますね
従来の一眼レフは専用AFセンサー(クロス測距)による高感度、高速な位相差AFが可能で暗くても食いつきが早い
ミラーレス一眼は像面位相差AF(+暗いところではコントラストAFを併用)による広範囲、精細なAF、そして高度な被写体認識機能によるトラッキング機能で食いついたら放さない
特に被写体認識はソフトウェアで実装されるので今後急速に進化する可能性を秘めている点でミラーレス一眼の将来性は高いと言うわけです
当面、これらの特性を踏まえてうまく使っていくことになるのでしょう
Posted at 2021/12/26 18:15:46 | |
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