ひろ＠ＸＣ６０のブログ一覧

奥蓼科温泉へ行く途中、富士見町の蕎麦屋「おっこと亭」で昼食の蕎麦を頂いた。

観光地の蕎麦屋らしくかなりの人出で２０分程度待ちました。
蕎麦は二八の田舎蕎麦で地元のおばちゃんたちの手打ち、素朴でなかなか美味しかった。
「きりだめそば」といって木の箱に人数分盛られていた。

面白かったのはきゅうり食べ放題、蕎麦が出来るのを待つ間はもちろん、蕎麦をいただきながら胡瓜に味噌をつけてたっぷり頂きました。

おっこと亭から少し山を下ったところにコスモス畑と八ヶ岳の眺めが良いところがあったので車を停めて写真撮影。





八ヶ岳周辺は何度も訪れているけど夏にこんなに綺麗な山が見えたのは初めてのような気がする。

湯みち街道の終点、奥蓼科温泉郷最奥の地にある「渋御殿湯」に宿泊。
標高はなんと１８８０Ｍ、日本でも最高地レベルの温泉宿だとか。

バス停の終点でもありここから先は北八ヶ岳への登山道となっているだけあって宿泊客も登山者が多い。



駐車場までの道はそれなりに荒れてはいるが股下？２０ｃｍ以上のＸＣ９０なら何の心配も無く来れる。

普通のセダンは深い轍や亀裂に悪戦苦闘していたが何回か腹を擦ればなんとかたどりつけるだろう。

ここは温泉が素晴らしいと聞いていたので早速温泉へ



内風呂だけだけど檜造りの浴室や浴槽が良い感じ、３種の冷泉が楽しめる。



長寿の湯、３０度の源泉が底から泡とともに湧いてきて天然のジャグジーのよう。
冷たくも温かくも無くなんとも心地よい湯で長湯に最適、泡つきもある。



こちらは渋御殿湯、２５度の冷泉で気合を入れて入らないとかなり冷たいが入っているとポカポカと温まってくるのが不思議。

もう一つは加温した４０度の風呂があるがこれらも交互に入るのが良いらしい。
でもＰＨ２台の強酸性の硫黄泉で白く濁っていますから体にはちょっと刺激的かな、ピリピリとすることもあった。

さすが信玄の隠し湯、霊湯といわれる名湯だと実感。
冷鉱泉の白濁湯は珍しいんじゃないかな。



夕食は極めて普通、岩魚の塩焼き、鯉の洗い、天麩羅、山菜、陶板焼きといったところで可も無く不可もなし、食事時間が６時までというのが山小屋らしい。

お値段もじゃらんのポイント使って７千円台／人と秘境の秘湯の割りにリーズナブルでした。

茅野から奥蓼科温泉へは通称「湯みち街道」と呼ばれている県道１９１を八ヶ岳に向って登ってゆくのですがその途中に池が２つほどあります。

その２番目の池は農業用ため池として作られた人造池なのですが４０年前の１９７２年、日本画家として有名な東山魁夷画伯がこの池をモチーフに「緑響く」という作品を発表し一躍有名になったらしい。



最近ではＡＱＵＯＳのＣＭで吉永小百合さんと白い馬の映像がここで撮影されたとのこと。

早速画伯の絵の構図を真似て撮影してみました。



雰囲気的にはイメージは合っていると思うのですが木々が４０年もたって生長してしまっているせいか詳細はかなり異なります。

色合いも青と緑を強調すればより近づくのかもしれませんね。
ちょっと色相をいじってみます



どうでしょ、気分は「緑響く」に近づきませんか？
あとは白い馬、それは自分の姿だそうです。

私は私なりに２作品撮ってみました。

水苔の島を背景にアキアカネ。



もう一枚は銀残しで



それにしてもこの池、温泉地から流れてくる強酸性の渋川の水を溜めているので魚はすめないのだそうですがカモやトンボは大丈夫なんですね。