
NC系ロードスターには・・・
前期型の通称「NC1」
中期型の「NC2」
後期型の「NC3」
・・・が存在します。
ちなみに,これらの車体番号は・・・
NC1の幌車:NCEC-10####
NC1のRHT車:NCEC-20####
NC2の全車:NCEC-30####
・・・となっていますので,今までまでの流れからすると「NC3」はNCEC-40####になっているものと思っていましたが,NC3(全車)もNCEC-30####のようです。
気になったので調べてもらったところ,「NC2」はNCEC-300013~304864で,「NC3」はNCEC-304865~になっており,そのまま改変されていないようです。
ちなみに,前期型のNCを細かく分類すると,通称
「NC1.5」と呼んでいる前期型の後期型が存在します。
NC1.5の幌車:NCEC-15####
NC1.5のRHT車:NCEC-25####
前期の後期型(NC1.5)では,純正装着のタイヤがミシュランパイロットからPOTENZA RE050Aに変更されたり,サスペンションやブレーキパッド,電スロの設定変更等の細かいリファインをしたモデルですが,識別ポイントとしてはスピードメーターがフルスケール180km/hから200km/hに変更されています。
マツダのスポーツカーでは良くある事ですが,ロードスターにもNA8Cの
「シリーズ1」から
「シリーズ2」にチェンジするまでに,通称
「シリーズ1.5」と呼ばれるものが限定車として設定されましたし,あまり知られていませんが,FDにも4型から5型にビッグチェンジされるまでに,車体番号がFD3S-42####(42万台)の物が存在しています。
僕は勝手に
「4.2型」と呼んでいますが,外観上ではアンフィニマークからマツダマークに変わったのが大きなポイントの他,コンピューターなども明らかに違うものが採用されていました。
改めてNC系ロードスターの車体番号を整理すると・・・。
NC1の幌車:NCEC-10####
NC1のRHT車:NCEC-20####
NC1.5の幌車:NCEC-15####
NC1.5のRHT車:NCEC-25####
NC2の全車:NCEC-300013~304864
NC3の全車:NCEC-304865~
・・・以上のようなことになりました。
ちなみに,NC2がNCEC-300013~になっているのは,NCEC-300012までは試作車などで世の中に出回っていないと言う事だと思われます。
今回のマイナーチェンジは,2012年9月以降に生産するクルマに課された,「歩行者保護」の対応の為,歩行者を跳ねた際に,瞬時にボンネットの後端を持ち上げて歩行者頭部への衝撃を緩和する「アクティブボンネット」の採用とフェイスリフトを含めた各部の小改良でしたが,これら歩行者保護のための改良の他にも,改良ポイント点としてアクセルとブレーキの味付けを変更しているそうです。
ちなみに,ロードスター以外のマツダ車は,今年7月以降の全ての新車に
「ブレーキオーバーライドシステム」が採用されたようです。
ブレーキオーバーライドシステム(Brake Override System:以下BOSと略)は,万が一アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合,電子スロットルを強制的に閉じてブレーキを優先する機能ですが,ロードスターには「NC3」の導入時から採用されたと思っていました。
駄菓子菓子
最近「NC3」を購入された方の情報では,BOSは
NCEC-303068以降に採用されたと言う事でしたが,それってまだ「NC2」だった頃やんけ(笑)
僕のNCは,2010年12月登録の
NCEC-3031##ですので,まさに採用直後のモデルです。
従って,BOSは「NC3」からの導入ではなく,既に2年前から採用されてていた訳です。
僕がNCに乗り出した時に初めて感じたのは,今まで乗ってきた「NC1」や「NC2」とは明らかに違うクルマになっていることでした。
詳細はまた書く事にしますが,特にNCで一番不満だった初期制動の強い
「カックンブレーキ」が影を潜めていた事です。
もしかしたら,既にブレーキパッドを変更しているのではないかと思って,このNCを新車の時から面倒を見ている方に聞きましたが,パッドは純正のままのはずと・・・。
マツダのスポーツカーでは良くある事ですが,モデル末期に次期モデルの部品が先行採用される事があります。
あくまで推測ですが,先のBOSの先行採用のように,どこかの時点で既にブレーキ系にも改良が加えられていたのではないか?と考えれば,全ての点で合点がいきます。
某所でパーツリストを調べてもらいましたが,どの時点でどう言う改良がされているかは読み取れないものの,ブレーキ系の部品だけでも,細かい改変を繰り返しているようです。
こう言った見えない点を地道に改良して行っているマツダの姿勢は素晴らしいと思います。
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Posted at
2012/09/22 11:45:33