赤帽専用サンバー

広島市内を走っていると，見慣れないカラーリングのハイゼットが・・・

暗くて良く見えなかったのですが，フロントの六連星マークを見て

思わず，出たぁ～

・・・と，おらんでしまいました（笑）


スバルが，軽自動車の生産から撤退すると決定し，今やその工場ではトヨタの86やスバルのBRZが生産されています。

一方，スバルが軽自動車の生産を中止すると言うことは，長年生産されてきたスバルの軽トラックの「サンバー」の生産を終了を意味しますが，サンバーをベースとした通称「赤帽車」を使っていた赤帽の組合員さんが，ある意味一番の衝撃を受けたのではないかと思います。

「赤帽車」は，荷物を満載して長距離を走る事が多く，「市販車のエンジンでは赤帽の業務に耐えられない」という意見が出され，エンジンや各部の耐久性を向上させた専用車になっていました。

http://www.akabou.jp/person/cars.html

ヘッドカバーに赤い結晶塗装が施された「赤帽エンジン」が搭載された，旧型「赤帽車」ことスバル製のサンバーは，ちゃんと点検・整備をしていれば30万kmは走れ，50万kmを超過して現役で活躍している個体も多いと聞きます。

新型の「赤帽車」がダイハツOEMになる前に，スバル製の「赤帽車」の駆け込み発注が相当数あったようですので，まだ新型の赤帽車の注文も無いようですが，今日だけで立て続けに2台見ましたので，そろそろ代替えが進み始めたのかもしれません。

新型「赤帽車」も，エンジンの耐久性向上のために，クランクシャフト高周波焼き入れをしたり，メンテナンスフリーのためイリジウムプラグを採用したり，デフケースの強化，フロントブレーキパットの材質変更やタイヤを変更しているようです。

実際に新型に代替えした組合員さんのインプレッションを見ると，高速走行時の安定性が悪い（足が柔い）割に，街中での乗り心地が悪いので，精密機器の運搬には向かないとか，フロントエンジンなので，走行音が煩いとかの不満も出ているみたいです。

まぁ，無くなってしまったものは仕方がないので，スバル（＝ダイハツ）の性能と品質向上に期待するしかないんでしょうね。