
今から20年前の1997年12月26日・・・。
一日遅れで,自分へのクリスマスプレゼントが届きました。
サンタさんではなく,マツダアンフィニ関東のセールス氏が,広島市内の勤務先のビルの前に届けてくれたのは,シャストホワイトの新車のアンフィニRX-7(FD3S)でした。
当時25歳だった僕が,60回払いのローンを組んで購入した人生初めての新車。
子供の頃から,いつかはロータリーエンジン車に乗りたいと思い続け,遂に夢が実現した瞬間でありました。
早いもので,あれから20年も経過してしまいました。
当時はロータリーエンジン発売30周年の年でしたが,この年1997年の初めには,マツダがロータリーエンジンの生産を止めると言う記事が地元新聞のトップ記事になりました。
ある意味,これをキッカケでRX-7の購入を検討し始めたのは偽らざるところですが,何しろ新車のFDと言えば,発売当初よりお買い得なモデルが設定されたとは言え,総額400万円近いシロモノ。
しかも,マツダの地元広島では一切値引きなしと言う状況でした。
少しばかり財形貯蓄があったとはいえ,安月給の身ではとても新車を買えるような状況ではなかったので,新車の購入は諦めて中古車を探しましたが,シャストホワイトの4型に絞って探したため,希望予算で買えそうなものが現れず・・・。
最終的には登録済み未使用車的な新古車を販売していたアンフィニ関東の営業所に,出張のついでに飛び込んだものの,既に売約済みで帰ろうとしたことろ,ほぼ同条件で新車が出せると言うことになり,その話に食いついたと言う訳です(笑)
実は,1997年の10月に「アンフィニRX-7」が「マツダRX-7」になり,アンフィニマークの在庫車が数台残っていたものを自社登録して新古車として販売していたようですが,登録前の車両を購入出来ると言うことで,望外の大幅値引きで新車が購入できると言うことになったのです。
もう20年前のことですので時効と思いますが,なんと68万円引き!
広島だと総額400万円出さないと購入出来なかったクルマが,327万円で購入出来ましたので,下手な中古車を買うより安かったのです。
このオイシイ条件を逃す手はなかったんですが,一応一晩考えさせてもらうことに・・・。
広島に帰る間は金策の事しか考えていませんでしたが(笑),こうして史上最大の衝動買いをすることになったと言う訳です。
FDを買ってからと言うもの,インターネットを通じてロータリーエンジン車関係の交友関係が爆発的に広がりましたので,これまでのカーライフが激変しました。
今でこそロータリーより旧車やロードスターのイメージが強いですが,現在の僕の人脈はこの時の縁がキッカケで続いているものが多いです。
今年はロータリーエンジン発売50周年の年にあたり,色んな行事にも参加させてもらいました。
そんな記念すべき年も押し迫ったつい先日,マツダのロータリーエンジンの産みの親であり、マツダの社長や会長を歴任された山本健一さんが逝去されました。
まさにロータリーエンジンの50周年を見届けたかのようにお亡くなりになられ誠に残念です。
逝去を悼み,謹んでお悔やみ申し上げます。
Posted at 2017/12/27 00:49:52 | |
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E-FD3S アンフィニRX-7 | 日記