
先週ニーレックスさんに依頼していた作業が,昨日完成したと言うことで,今日の午後に引き取りに行きました。
新車の足回り部品の塗装に採用されている「カチオン電着塗装」が施され,リアのクロスメンバーは新品のような仕上がりです。
今回,溶接・加工によりジオメトリー変更とメンバー自体の補強をしています。
メンバーの四隅をガセットで補強して,トー方向の捻じれを減らすようにしています。
メンバーの前側を鉄板で塞ぎ,RX-8のように閉断面化して横方向の剛性を上げています。
僕が気にしていたのは,鉄板を溶接して閉断面化することにより剛性は上がるのはともかく,溶接の熱でダメージを受けた部分が,水や融雪剤などの影響で腐食することでした。
折角補強しても,数年で腐食してボロボロになっていたのでは話になりません。
旧車のレストア等でも,溶接した箇所がボロボロになっているクルマを沢山見て来ているので,この辺りには拘りが有りましたし,もし腐食してグサグサになってしまえば操縦安定性にも悪影響を及ぼす可能性が有るからです。
ポイントは「閉断面化して袋状になった部分へ防錆塗装が出来るか?」どうかだったのですが,前述のとおり,加工したメンバーに再度カチオン電着塗装が施されることになって,この点もクリア。
ニーレックスさんは,東洋工業の時代からマツダ車の部品製造を手がけられていた会社から分社した会社ですし,マツダのお膝元である広島には,協力会社を含めて様々な加工や製造を請け負っている会社が沢山あるので,ニーレックスさんの品質の高い部品群は,こう言った会社との協業により生み出されています。
カチオン電着塗装は,製品を塗料にドブ漬けして電気を流し,電気メッキのように還元作用によって形成される方法なので,無塗装だった鋼板に塗膜が強固に密着しています。
バーリング加工されたガセットにも,感動的なくらい均一な塗膜が形成されています。
新品の純正部品と同等の仕上がりなので,これで腐食の心配は有りません。
ちなみに,手前からNC1超初期型(デモカーのもの),NC3(新品で手配)のリアクロスメンバーですが,僕のNC2用を含めて検証されていましたが,モデルの違いにより変わっている部分は無かったようです。(NC3のみ製造工場が違う模様)
見た目は何も変わった箇所はありませんが,RX-8と同じくリアのアンチリフト対応をしたジオメトリーを持つリアクロスメンバーの完成です。
ただし,以前は実験的にRX-8のメンバーを加工してそのままNCに移植しましたが,RX-8よりNCの方がホイールベースが短いため,NCのホイールベースに合わせたジオメトリーに変更されました。
アライメント作業に向かう前に,いつもの山坂道を走ってみましたが,ジオメトリーを変更したことにより,ブレーキング時のノーズダイブやテールリフトは影をひそめ,コーナリング時のイン側の浮き上がりやボディのピッチングが抑えられていました。
今回新規導入した,OS技研の「スーパーロックL.S.D」の慣らしもあるので流す程度の走りでしたが,狙った通りの上下動の少ない滑らかなコーナリングになっていました。
まだそれほど走っていないので,詳細なレポートはまた後日とします。
今回装着したリアメンバーについての詳しい説明は,昨日紹介した映像をご参照ください。
マツダロードスターNCリアクロスメンバー徹底考察 vol.4
以下,関連ブログおよび動画
とある山坂道にて・・・(NCEC ロードスターRS)
https://minkara.carview.co.jp/userid/236785/blog/28289521/
nielex ロードスターNC リアの徹底考察
NCのリアクロスメンバー徹底考察~挙動変化の違い・走行編~
https://minkara.carview.co.jp/userid/236785/blog/28345424/
マツダロードスターNCリアクロスメンバー徹底考察 vol.3
Posted at 2013/05/19 00:15:00 | |
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