
土曜日にニーレックスさんにお邪魔したら,某氏のNBが入庫していました。
以前からNBターボ純正ビルシュタイン改の車高調を仕様変更に出されていたのですが,ようやく取り付けに来られたようです。
組み合わせるスプリングは,暫定仕様ながらハイパコのフロント9キロ,リア8キロ(だったと思う)で,ダンパーの減衰は11キロくらいまで行けるようなセットになってるとか。
リフトから降ろすと時にクルマの動きを見てたら「一昔前の走り屋」のクルマの動き(笑)
でも,ハイレートながら,テクニカルアドバイザーの小田氏の減衰力セッティングのノウハウのお蔭で乗り心地は想像より良いんだとか。
ニーレックスさんはコンフォートな乗り心地のサスペンションキットを発売されていますが,こう言ったハード志向のオーダーも対応可能です。
さて,弊NCも2年目に突入して,今年はTSタカタサーキットの某ロードスター誌の取材や,広島ヘリポートでのジムカーナごっこ,マツダ美祢自動車試験場での走行など,様々なイベントで走る機会がありました。
12月には,TIサーキット英田(岡山国際サーキットとは言ってやらん)で開催される走行会にも参加する予定ですが,何とかしたいのは足回りです。
NCの初期型では酷評された純正ビルシュタインも徐々に改良が加えられ,NC2の後期のあたりではかなりいい出来になっていると思います。
ニーレックスさんのナックルサポートとマジカルクロスによるボディ補強に加え,リアクロスメンバーの改造をすることによって,純正ビルシュタインでも街乗り+αレベルでは,全く不満の無い仕上がりになっています。(車高以外は)
ジムカーナレベルでは,派手なロールさえ我慢すれば全く問題ないのですが,TSタカタサーキットを走った時に感じたのは,ある程度のペースで走るなら本当に楽しいのですが,少し本気で攻めるレベルに踏み込むと,ちょっと怖い挙動が出てくるのが気になってました。
また,美祢のストレートエンドでは,1○0キロからのフルブレーキングをするシーンがあったのですが,以前乗っていたFDの感覚でブレーキングを詰めていくと,一気にフルボトムしてしまう動きには恐怖を感じるほどでした。
リアのジオメトリー変更で,リアの挙動自体は安定しているのですが,超高速からのブレーキングでは,素早くピッチング方向に動くのが結構怖いのです。
※これは,リアのメンバーを改造する前に撮影したものです。
2本のストレート以外は,中低速コーナーが続く美祢ではあまり感じなかったのですが,速度レンジの高い中高速のコーナーがあるTIサーキット英田(しつこい)では,脚が柔らかいクルマだと結構怖いことは知っているので,これを機会に仕様変更に踏み切ることにしました。
足回りのベースは,以前入手していたビルシュタインの車高調キットです。
これは,マツダE&Tさんが開発した,NCロードスターベースの「マツダスピードM'z Tune」用に特別装備したビルシュタインの車高調で,吊るしのBSSキットとはバネレートやセッティングが違います。
当初は,現状のスプリングのバネレート等から最適な減衰力や特性を計算してもらって,僕の要望も加えつつセッティングを変更してもらおうと考えていましたが,K林メカさんと相談しているうちに,色々欲が出てきて,スプリングレートの変更も行うことにしたため,かなりの路線変更に・・・。
swiftの直巻きスプリングの採用や,それに伴うストロークアップアッパーマウントの採用を考えて行くと,ショックアブソーバーのケースのみ「M'z Tune」のものを流用して中身をオーバーホール&仕様変更し,ほぼニーレックスさんの≪小田special≫に準じたものになりそうです。
先月,小田さんがバネレートのみ変更したデモカーでTIサーキット英田を走った時に,以前走った時より好感触を得たそうなので,弊NCはその時のバネレートに合わせて仕様変更してもらう予定です。
唯一懸念されるのは,バネレートアップによる乗り心地の悪化ですが,先週「門司港」に向かう前に急遽デモカーに試乗させてもらった感触では「許容範囲」かなと思います。
もっとも,デモカーは減衰セッティグはそのままでバネレートのみ変更しましたが,弊NCはバネレートに合わせて減衰力を計算してもらうので,もう少し収まりが良くなると期待しています。
問題は,諭吉さんが沢山飛んで行きそうなので,資金繰りをどうするかですね^^;
サバンナの心臓手術の費用もありますし・・・。