2018年08月09日
月夜猫です。飽きてきましたが今度はマツダとススギとヤマハだそうな。
マツダの菖蒲田清孝専務執行役員の発言
===
意図的な行為ではなく、「不正とは考えていない」。
===
業務執行の最高責任者たる人が、部下がやった「間違った仕事」を庇う様な態度を見せてはいけません。部下の違反行為・業務怠慢によって「会社は不正行為をしてしまった」と言うべきです。そうでなければ「赤信号、みんなで渡れば怖くない」になってしまい、最後は「全員まとめて跳ね飛ばされました」になるだけです。
もちろん、雑な仕事の結果が外部に出てしまうのは組織の欠陥を示しているので、これを正すのは最高責任者が駆動する仕事です。
続いて、ススギの鈴木俊宏社長の発言
===
「経営者として深く反省しており、先頭に立って再発防止策を進める」
===
ここ↑はテンプレートどおりなんですが。
===
「検査に詳しい管理職が工場に配置されておらず、日々の業務を管理できていなかった」などと説明、「規律が緩んでいた」
===
試作とか開発なら検査のスペシャリストが「正しく検査出来るように技量を発揮する」必要があるでしょうが、量産段階になってもスペシャリストが必要なら、緩んでいたのは規律だけでなく生産工程設計だと思われます。
規律が緩まない様にするのは「管理」という仕事で、緩んでいない事を確認するのは「監査」と言う仕事です。これらは社長をトップとした階層が行う仕事。
---
「組織は必ず腐敗する」と言う名言がありますが、日本の会社だと「組織は必ず甘くなる」の方が正しい気がします。一度イタイ目にあって立て直しても月日が経つと「馴れ合い」や「人任せ」が蔓延って全部纏めたら実態はボロクソなんてのが出て来ます。仲間意識があって和気アイアイな方が良いみたいな誤解があるからだと思いますが、これでは早晩国際競争に負けます。
でわ。(^^)/~
Posted at 2018/08/09 22:56:27 | |
トラックバック(0) |
時事ニュース系 | 日記