
月夜猫です。
タイトル写真の奥にあるのがグレイスのハイブリッドユニット。
体積60lの重量42.5kgで電池容量0.864kWh。モーター最大出力だと2分21秒分。エンジンルームの12Vバッテリーは0.336kWhの計算なので、電池容量でみたらタイシタ事無いですね。
※但し173V直流で3桁アンペア流せる電源なので、「イジッタら死んでも不思議はありません」から開けないのを猛烈に推奨。
---
暇つぶしに電気自動車って普及するのか考えてみました。
【要件】
①グレイス位の車体でワタクシが普通に走ったら500kmは確実に走れる。
②フル充電はガソリン補給並に10分で完了する。
【バッテリーの規模】
FITのEVとか日産リーフの電費が100Wh/km程度。但しJC08ベースの計算なので実電費は1.5倍として150wh/kmにします。
計算すると容量75kWhが必要です。リチウムポリマーのエネルギー密度で計算すると。
・重さは387kgになりました。
・容積は258lになりました。
これを防護ケースに入れるので更に重く大きくなりますが、ツーシータにすれば何とかなるとしてだ。
---
電費は要するに車の走行抵抗なので、EVだから画期的に進歩するトカあり得ません。まぁ、バッテリーはとりあえず技術の進歩に任せましょうw
【充電設備】
75kWhを10分で充電したいのですが、75kWhを10分でというのは10分間連続450kw使うのと同じ。
・100Vだと4,500A。家庭用電線だと300本並列w
・200Vだと2,250A。2,250A送れる電線取回せたら超人w
・50Aに抑えるには9,000Vが必要。無理に電線にすると絶縁体でスンゴクぶっといはず。
9,000V/50Aも200V/2,250Aも人が電線で扱うにはほど遠い領域。そんな電線引き回すのは決死の覚悟が必要です。万一ミスると一瞬で黒コゲ。物理法則なので技術でどうにか出来るものでもありません。
---
栃木のJR烏山線では2両編成の蓄電池式電車が走ってますが、搭載バッテリーは190kWh。これを1500V/500A=750kWで急速充電します。電力会社から普通の電柱では配電出来ない電力量なので、駅に「電車へ急速充電する為のバッテリー」があります。電車居ない間にゆっくり充電しておいて電車来たら一気に放電するという大仕掛け。
---
電気自動車って、車の持ち方使い方を抜本的に変えないと普及出来ませんな。ワタクシはあと10年グライ期待しないで、当分ハイブリッド車で徘徊します。
でわ。(^^)/~
Posted at 2017/07/26 23:33:56 | |
トラックバック(0) | クルマ