
神宮は【私幣禁断】個人的な願い事で手を合わせるのではなく生きていること、生きるための太陽であり食事に感謝します。何処の神社にでもある賽銭箱は正宮にはありません。天皇以外の者が奉幣(貢物)することは禁止されています。

賽銭箱の代わりに白い布は敷かれているのではありません、正宮の聖域の地面にお金が触れてけがれないためです。
とは言っても神楽殿での祈祷料も5.000から500.000💴となっております😓

当日もお子様の健やかな成長を願う若い御夫婦が晴れ着を身にまとい祈祷の神楽を受けていました。

五丈殿を過ぎて参道が右カーブする辺り正宮までに社殿の中心の正殿【↓】この部分が拝める唯一この【↑】写真の位置です。正宮から正殿は五重の垣根に囲まれて見ることは出来ません。

唯一神明造りの古代様式、茅葺きの屋根には10本の鰹木が乗せられ4本の千木(ちぎ)の先端は水平に切られています。
今に伝える歴史を垣間見ることができます。

遷宮の度に石段も上りやすく改良され(現在25段、遷宮前は30段)両端には手摺りに代わる石積みが設けられています。
車イスの障害者をイスに乗ったまま(電動から普通の車イスに乗り換え)石段を上がるのが伊勢おもてなしヘルパーの役目となります。踊り場までの18段は奥行90cmと広く車イスでクリア可能ですが踊り場から7段が狭く持ち上げることになります。

通常は車イスの方や高齢者は石段下で【遥拝ようはい】お参りしますが神様に届く気持ちに距離は関係ありません。

願い事は正宮からの帰り道を右にそれて

内宮に10ある別宮の第1別宮・荒祭宮(あらまつりのみや)こちらの神様は個人的な願い事を聞いてくれる・自分の願いに力を貸してくれると言われてます。

正宮でお参りを済ませてから別宮に参らない人が大半、ほんの少しの回り道です。

耳をすませると神楽殿から雅楽の音色が聞こえてきます。

御厩(みうまや)の手前にも火除橋があります。神様の乗り物とされる神馬(しんめ)がいます。毎月1日、11日、21日の8時頃に正宮にお参りします。

参集殿 無料休憩所で左側はトイレと湯茶があります。右側のほうがゆったりしています。

前回の遷宮では700年振りに伊勢の桧が20%使用されています。
鳥居をくぐり神宮林(宮域林)に囲まれた参道を進むと日常とは違う空間に足を踏み入れたような気になります。
伊勢神宮の参拝を実り多いものとするため知っておきたいことを書きとめました。
Posted at 2016/11/18 14:13:43 | |
トラックバック(0)