少し以前の記事の重複且つ訂正になりますが、
992カレラのリアスポイラーは自動で開閉します。
・エコポジション
・パフォーマンスポジション
・エアブレーキポジション←見たことないですが
リアスポイラー上下自動モードでは、90km/hからエコポジションに上がり、150km/hでパフォーマンスポジションに。画像には170と出てますが150からです。
ただし、ドライブモードの方がスポーツやスポーツプラスの場合は、90km/hからパフォーマンスポジションに上がります。
また、給気温度が高い場合は、リアスポイラーは出力損失を回避するために60km/hで展開されます。つまりインタークーラー(IC)の冷却を考えてリアスポの動きをコントロールしてます。
更に、PCMのタッチパネルでリアスポ任意展開も可能。
ワタシは、高速のワインディング区間とかをそこそこの距離走る時は、パネル操作でパフォーマンスポジションまで上げてしまいます。エンジンパワー的に有利ってのをメーカーが謳ってる訳なんで。高速から下道に降りてもそのままが多いですが、SA/PAに寄る時はその前にリアスポ自動モードに戻し、自然に下がるようにしてます。停止してから任意上げしたリアスポを下げるにはタッチパネルを長押しする必要があり、面倒なんですよね。
という訳で、夏などは速度60キロからリアスポが上がる911もあるし、ずっと上げっぱなしの911も居るって事です。リアスポが上がってる911であっても、とんでもないスピードを出してたとは言えないのを知ってほしいですね←誰にだ(^^;
因みに、最近流行りのリアウイングを上から吊るすスワンネック形状ステー(GT3やRSとか)ではウイング下側の空力効果を重視してる訳ですが、
992カレラの場合は蛇腹状のモノで塞がれていて空力というよりICへの外気導入を優先してる?形状になってます。
余談ですが、スワンネックはレースでのウイング形状の統一化(開発コスト削減等)などから少しでも有利にという事で採用されてる訳?なのかな、詳しくないですが。市販車なら車種専用に三次元翼とか出来る訳で、ステーがとても重要なのかデザインなのか。。。
で、上述のリアスポイラーは出力損失を回避の件ですが、インタークーラー周りの図解をちょっと誤読してまして、自分なりに解読してみました。
カットモデルで見ると、ICの上下にある黒いダクトがエンジン吸気系のICのin/out経路かと思えますが、それはターボチャージャーへの外気導入ダクト(細青)と、空冷式IC冷却エア排出ダクト(太青)です。
じゃぁエアクリーナーはどこなんだと探したところ、リアのタイヤハウス内の後ろ側インナーフェンダーを外した所でした。面倒な場所ですなぁ。。。
ピンクCはターボで圧縮された給気がICへ向かうパイプです。
てことは、エアクリからターボへの経路は、、、狭い所で反転するほどに曲がってます(^^;
真後ろからエンジンを見た図。黄色EXは排気タービン出口、コンプレッサーは前側(見えない)です。ICは左右振り分けですが出口は一つに集約されてスロットルに向かいます。この画像ではIC冷却エア排出ダクト(IC下側)は外されてます。
何故こんな画像を見つけ出すかというと、ターボ車の場合は加給が掛かってるパイプ類の繋目からフルブースト時に僅かな加給漏れとか起こす不具合が出る可能性があるのです。フル加速の時だけしか再現しなかったりで、トラブルシュートが面倒だったりします。出来るだけ継ぎ目が無い配管取り回しならイイなー、、、なんて思ってたのですが何カ所もバンドで締めてますなぁ(-_-;

RRツインターボのリアはパンパンに詰まってます。コワレナイデネ、ブツケナイデネ。
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Posted at
2022/08/28 22:27:56