![温度と湿度 温度と湿度](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/213/803/47213803/p1m.jpg?ct=a88b9e062ff7)
今回は、2輪乗りの方やこれから秋のドライブシーズンで2輪ツーリングのグループとすれ違う事が多い人向けの話となります。
ワタシは山間地に住んでる関係で、家に戻る時に裏街道の峠道とか通ると、都会へ戻る2輪グループの人達の対向車に成る事が多いです。
でまぁ秋も深まった夕方とかになると、転んでる2輪の人とか見たりする訳です。
一日バイクに乗ってて疲れたとか集中力がとか慣れない山道で薄暗くなったからとか、一般的な理由が事故の原因と思われますが、それ以外にも気をつけるべき点があるので、書いてみたいと思います。
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エンジン車が速く走るのは冬なんですが、それは外気温が低い方が空気密度が高くなり酸素量が増えるから。
FSWや鈴鹿ならば、真冬:真夏で1周3秒くらい違うかも。結構というかカナリ影響大なんです、外気温。
のなので、サーキットでのタイムアタックは冬の朝一がイイと言われてます。
朝は気温低いから当然ですね。
でもです、もし、朝と夕方で気温が同じで一日中晴れてたとしたらどうでしょう。
夕方の方が路温が上がっていてタイヤのグリップには良いのではないか?と思われるかもしれません。
でもやっぱり朝の方がタイムが出るんです。
ある冬の午前にFISCOで一枠走った後、そこらでプラプラして午後の最終枠で再アタック。
身体も車もこなれてるので、Bコーナーから本気で。
FISCOでは後は最終コーナーだけだから小さく右左のシケインみたいなBコーナーから踏んで行く訳ですがズルズルにタイヤが滑ってしまいオイオイなんじゃこりゃ?と。
やっぱ夕方はタイムアタックにはダメなんだな、と。
長い事理由がわからなかったのですが、ある時ネットで見た2輪のレース関係者の書込みでナルホド!と。
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「夕方はなぜかタイムが出ない。細かく調べたら・・・」
「夕方はザラザラした路面スレスレの凹凸部分の湿度が上がる事によりタイヤグリップが低下しタイムが出ない」
「夕方は気温が下がる方向の温度変化が起こるので路面は結露しやすくなる的な方向性の湿度変化が起こる」(だったと思う)
「逆に朝は陽がどんどん昇っていき路面の湿気が飛んでいく方向性」
「だからウェット路面から天気急回復し強い日差しで路面が乾いていく時は、一部ウェットパッチが残っていても急速にグリップは回復する」
「ただし乾いていく途上の白線は滑るので注意」
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あー合点!と思いました。
知り合いで第二世代GT-R+ラジアルタイヤ(非Sタイヤ)に乗らせたらたぶん日本一と思われる人が出した筑波でのタイムが、想定より0.5秒強は速かったことがあり、しかも路面にウェットパッチが残ってた状態と聞いていたからなんです。彼もタイムには驚いたみたいでした。(日本一とか書いちゃう理由は、彼が参加した某ワンメイク車両でのタイムがプロのインストラクターより速かった事があるからです。インストラクター車両は調整済みで彼はくじ引き車両。。。速い奴は何に乗っても速い(笑)
―まとめ―
秋から冬にかけての『夕方』は思っている以上にタイヤグリップが低下するので、2輪の人は要注意。
4輪の人も、これからの夕方に2輪の人と多くすれ違うルート選択した場合、2輪vs4輪という事で事故になると人身事故になってしまう可能性が高いので、対向の2輪車には要注意。
お互い気持ち良く秋のドライブシーズンを迎えたいものです。
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Posted at 2023/09/12 01:54:44 | |
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