今月のちょっと路側帯広いよシリーズ?
なんか色調がアッチの世界に逝ってしまいそうな雰囲気ですが、夕方にスマホで撮ってそのままです(^^;
朝夕は気温も低くなりめっきり秋めいてきました。やっぱりタイヤ空気圧(内圧)も気になりますね。
多くの人は知っていると思いますが、メーカー指定空気圧は冷間時の数値です。992の場合、冷間20℃です。
車は走っていると普通に0.1は内圧が上昇しますし更に0.2~0.3上がってたとしても普通の事です。なので、例えばドライブ中や出先のガソリンスタンド等でタイヤ空気圧をメーカー指定値にしてしまうと、次に乗り出す冷間では指定値以下となってしまいます。
でも自動車用の空気入れを持ってなくて自宅ガレージ等で空気入れられない人はどーすればイイんだという事になりますが、もしワタシが出先ガススタとかで空気入れるなら指定値より0.2高く入れますね。たとえちょっと高かったとしても、これから外気温の低下と共に内圧は下がる季節なんで、少し高くても問題無いです。
で、内圧を測るエアゲージですが、ディーラーなどでは定期的に校正して正確なゲージを使っている筈です。では自分の持ってるエアゲージの数値が果たして正確なのか・・・という疑問が出てくる訳ですが、定期点検の際に事前にサービスフロント氏やメカ氏に「手持ちエアゲージの正確性を確認したいから空気圧〇〇ジャストで入れてほしい。整備後に自分のゲージで測らせてもらいプロのゲージと素人の自分のとの差を知りたい。自分のゲージの校正が目的!」と伝えておけば良いでしょう。実際に整備後に自分のゲージで測ってその数値がプロのとは違っても気にする事は無いデス。「差」を知って記録しておけばイイ(+0.1とか-0.1とかマジックで書いてしまう)←コレ重要。そして一年後また定期点検時に同じ事をして「差」が変わらなければ、自分のゲージも校正済みって事になる訳です。
なんかタイヤ空気圧って面倒だなーと思うかもしれませんが、ハイ面倒です(笑)。992の場合は、全速度対応/260km/hまで、乗車2名/+荷物、これらの組み合わせで4種類のメーカー指定空気圧がプレートに記載されてます(^^;
更に面倒な話をすると・・・
ある冬の日のFSWで早めに現着しそろそろ走行開始だから最後にエアを合わせて・・・と測ったら左右で0.2弱差があったんですね。実は駐車している車の片側だけ太陽の直射日光を浴びて暖まり、反対側は極寒だったのです。知人は「あぁそうだね、だから出発前に合わせて来たから定数減らせばイイんだよ。え、もしかして合わせてないの?」と。ワタシは前回の走行後にテキトーに入れてそのままだったんですね・・・(-_-;)
レースの世界でもタイヤウォーマーを使えないレースでは、レース前にタイヤを天日干しして温めてるチームがあったりします。それってどんだけ温度が上がりどんだけ内圧あがるかわかるのか??というとたぶんプロの人達は頻繁に測って解ってると思いますね。また、スーパーGTのテレビ中継でも車内のタイヤモニターにはボカシが入れられてて重要情報なのがわかります。
で、911乗りにとって重要なんですが、
サーキット走行においては、その後の内圧上昇を見越して指定空気圧より低くしてサーキット走行を開始してはダメです。ずいぶん前の話になりますが、911+某メーカーSタイヤ(ほぼサーキット走行専用のタイヤの事)でソレをやってリアタイヤのサイドウォールに傷が入っただったか?バーストしただか?の情報がありました。911のRRレイアウトがもたらす高荷重高馬力が指定空気圧以下のリアタイヤをやっつけてしまった、という事の様でした。1,2周のウォーミングアップ走行でもダメだったようです。RR恐るべし。。。
因みに、指定値からサーキット走行を開始して激しく走りかなり内圧が上がったとしても、その程度ではタイヤの強度的問題は無いとメーカーは言っています。
992の場合は内圧と温度(的な指標)がモニター出来るのですが、走り出さないと表示されないので、やっぱり面倒です(笑)
という訳で長々と読んでいただきありがとうございます。次はもう少し明るい画像とフロントの顔面が撮れればと思います(^^)
Posted at 2022/09/15 19:35:20 | |
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