
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/772122
リンク切れの際は「人気アニメキャラ風バイクで峠道のタイム競った」で検索してみてください。
容疑者2名さんは顔出しで連行される様子が全国ネット?で放送されました。
それ程の大事件か?と誰も思いますよね。ワタシもそう思います。
が、警察がこうした見せしめを行った「理由の一端」はワタシも理解できる気がします。
地方で、峠道に囲まれた山間地に住んでいるワタシなりの理解なので、そこを説明します。
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一言でいうと「死亡事故を増やさない為」です。
先日、運転免許の更新を地元警察署で受けたのですが、その際の講習で今年になってからの死亡事故件数の説明がありました。
10月の時点で死亡事故2件の前年比同数。単独走行のオートバイの自損事故と、もう1件は仲間とツーリング中にセンターラインを越えたオートバイと対向車の正面衝突事故。
いずれも県外ナンバーのオートバイで、事故時間は深夜との事でした。
この説明を聞いたときに前回5年前の更新時の死亡事故件数を思い出しました。その時も2件でいずれも県外ナンバーのオートバイ自損事故でした。
講師の方からは、「オートバイ」「山道・峠道・慣れない道」「夜」これらのワードからなる最低限の説明はありましたが、それ以上の教訓的なお話し等はありませんでした。今回も5年前も。
「(事故に関しては)どうしようもないよね」
いや、「どうにかせねばならない!」又は「これ以上の死亡事故は絶対阻止!」と強く思ってるのが、地元警察署長だと思います。もしあと2件死亡事故が起こったら昨年比死亡事故件数2倍の管区の長という事になります。死亡事故200%増の時の警察署長・・・そんな事になれば将来的なラインとして、おそらく田舎から大都市の警察署長に栄転等は無理でしょう。
今回の現場道路はよくは知りませんが、田舎では死亡事故総数の分母が小さいので数件でも増えたら大問題なんですよ(勿論命の重さはどこであれ同じですが)。
区域外から夜にオートバイでの走行を楽しむ人たちが事故で亡くなっている訳ですから、それを阻止する手立ては「来なくする」これしかありません。
その為の啓発活動が今回の逮捕劇と思います。
内容は見てませんが、容疑者女性さんは顔出しでSNS活動をしてた模様ですし乗ってたオートバイは映えますから、マスコミの目を惹くのには格好だったでしょう。
もしですよ、もし人目を惹く女性が動画で「夜になったら皆でオートバイに乗り峠道へ行こう!タイムアタックだっ!!」なんて呼びかけたらどうなるでしょう?
気温と湿度の項で書きましたが、これから山の方は急激に路面のグリップが変化する時期です。山間地の峠道でしかも【夜間】にオートバイで高速走行するなどワタシから言わせても自殺行為に近いです。管轄の警察署長もそういう方向の人の動きが大きくならないよう、手を打ったのでしょう(ハロウィンには来ないでくださいby渋谷区みたいな)。
また、女性は良くないことで目立つのを極端に嫌いますよね。ニュース動画では警察が4輪車の取締り?をしている所が映りましたが実際に逮捕されたのはオートバイの若い女性とその仲間でした。視聴者はソコに違和感を感じたかもしれませんが、事故が起こった場合の死亡率は明らかにオートバイの方が4輪より高い筈です。というか、普通に走っててもオートバイでの夜間山間地走行は危険であるのが上述の免許講習の話で明らかです。
夜な夜な峠道へ走りに行くのは4輪に乗った男性が多いと思いますが、助手席に女性のカノジョさんが乗ってる場合もあるでしょう。
だ・か・ら「暴走行為で逮捕されたら顔を全国区で晒されるよ!そんなの嫌!走りに行くの止めよう!!」と一般女性の側からドライバー男性へ向けて安全運転をしようと促す影響力(2輪向け+4輪向けにも)を担わされたのが、この容疑者女性さんとワタシは思います。
命の危険度順、上から:
2輪 夜間 高速走行
2輪 夜間 普通走行
4輪 夜間 高速走行
4輪 夜間 普通走行
命は失われると取り返しがつかないです。
Posted at 2023/10/15 22:14:48 | |
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