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2016年10月02日

最新M3を駆る! 【BMW】

最新M3を駆る! 【BMW】 とても光栄なことにBMW最新のM3のハンドルを握る機会を得ました。駆け抜ける歓び、BMW。そのもっとも走りに特化したモデル。

クーペがM4という名称に変わりましてM3がセダンになります。先代はV8、4リッターユニットでしたが、再び伝家の宝刀、直6に戻ってきました。ターボという武器を引っ提げて・・・。
430馬力というターボパワーが275の極太タイヤを介して路面に伝える。そこにはどんな世界が待っているのでしょうか。


全長x全幅x全高(mm)
4,685x1,875x1,430

サイズは数値よりはコンパクトな印象です。実際乗り込んでもボディの大きさはあまり感じません。


はじめは豪華で派手な印象でしたが、しばらくすると意外とシンプルにまとまっているなという印象に変わりました。ボタンも多すぎないで使いやすい感じですね。
ステアリングのグリップはかなり太め。指が長い自分ですが、それでもちょっと太いかな?と思いましたね。でも質感は高く、適度に柔らかいのでフィット感はなかなかです。

シートポジションを合わせて、いよいよ走り出します。このM3・・・ド新車でございます(笑)まぁ、臆せず行きましょう(笑)
7速DCTはスムーズに走り出します。トルコンATのようなクリープ現象は起こらないのでアクセルを軽く踏むとブオン!と発進。至って普通で乗用車的に走らせることができます。
サスペンションのモードがコンフォート、スポーツ、スポーツプラスの3つがあります。それぞれのステージに合わせて最適な選択が可能です。しばらくコンフォートで走りましたが、やはり結構固めです。さらにスポーツプラスにするといかにもスポーツカー的な乗り味になります。ガツガツする突き上げ感こそないものの、路面の凹凸やアンジュレーションをきっちりドライバーに伝えてきます。それを乗り心地が悪いととるかは人それぞれですね(笑)自分は大好きです、こうゆう乗り味。高級な車高調を突っ込んだよくできたチューニングカーな乗り味です。


そして驚いたのはブレーキ。めっちゃ効きます。BMWは昔からブレーキは意外としょぼい(失礼!)イメージがあります。Mモデルでも片持ちのフローティングキャリパーでしたので。もちろんそれだけで十分性能が確保できていたのでしょうし、足回りを重くしたくないなどの意図があったのだろうと思います。

そして、このM3。大型ローターと対向キャリパーを装備。見た目の迫力も凄いですね。
これ純正でいいのか?というほど、少し踏んだだけでガツンと効きます。街乗りではわずかなストロークで制動力をコントロールしないといけないため神経を使うでしょう。マイMR2がそんな特性ですので、慣れっこですが、他の人はどうなんだろうか。
しかし、車速が出ている状態で制動をかけると抜群のタッチです。安心感のある止まり方をします。
オプションでカーボンブレーキを選べるそうで、サーキットの連続走行にはそちらが適していそうですね。しかし、交換コストがとてつもないので覚悟が必要ですが・・。

ステアリングにはパドルシフトがついていて、Dモードで走っていてもパドル操作をすると自動的にマニュアルモードに切り替わります。がっつり走るときはパドルシフトで最適な回転数を選んで走るのも楽しさの一つですね。

さて、さっさと高速道路に入りまして、速度を上げていきます。速度が上がるとステアリングがずっしりと重くなります。いい重さです。軽いフィールに慣れた人には重く感じるかもしれませんが、低速では軽くなるのであまり問題はないでしょう。
遊びの少ないハンドリングで指一本分の動きてレーンチェンジが可能です。たった指一本分の操作でも非常に大事なフィーリングです。高速コーナーも張り付くように旋回していきます。1640㎏という重量級の車重を忘れそうになります。
MR2と同世代の重量級といえばスープラやGT-Rがいますが、それよりもさらに重いわけです。なのにこの軽快なハンドリングは驚愕に値します。重い車ではありますが、カーボンルーフなど軽量化と低重心にはコストをかけています。このM3に乗ると大事なのは重量ではなく、重量バランスなのだと教えられます。低重心とマスの集中。芯があり、安定してなおかつ軽快。素晴らしいハンドリングです。
ですが、1640㎏の車重であることはまぎれもない事実なので、ミニサーキットの連続走行などは多分、ブレーキが音を上げてくると思います。しかし、それ以外のシーンで車重を意識することは少ないと思いますね。この強烈なタイヤのグリップ力も車重があってこそ成り立っていると思います。

そして、一番気になるエンジンです。
3リッターターボですが、低速からトルクがありますし、ターボラグも相当意識しないと分かりませんね。うーん、凄い。3000回転も回っていれば、余裕の戦闘モードといったところです。3速までパドルでギアを落として全開加速!うーむ!速い!あっという間にアレな速度になります。マフラー音も一気に勇ましくなり、迫力あります。音に関してはターボですので、先代や先々代のほうが好みという方が多そうですが、いきなりこのM3を体感すると十分いい音と思えました。
ほぼ停車状態からのフル加速もちょっと試してみました。
こ、これは・・!?確実に今まで乗った車で一番速いです^^;500馬力級の車も乗りましたが、加速感は間違いなくトップでした。トラクションコントロールがバリバリ作動しましたが、変にパワーを絞られることなく、若干空転気味で高回転をキープ。そして、車速が乗ったところで2速に。DCTの途切れない加速とトラクションで相当速いです。
トラクションのみでいうと正直やっぱりFRだなというレベルでした。少しもったいないけど仕方ない。十分高次元でした。


パワーもハンドリングもブレーキも文句のつけようがない高性能っぷりでした。楽で快適で速い。素晴らしい車ですが、それでもMTで操る楽しさが欲しいとか、普段使いを犠牲にしても究極のドライブフィールを!とか、脳を突き抜けるような高回転サウンド!などなど、一点突破の魅力を求めてしまう方には物足りないかもしれません。優等生であるがゆえに持っていない不良性に惹かれてしまう変態には最高の車にはならないと思います。
自分だって一台ですべてをこなすならM3の選択肢は最適かもしれませんが、走りの車はこれ。普段の車はこれ。と分けられるのであれば他の選択肢を選びますね。欲しいには欲しいけど、買えと言われたら買わない。そんな車でした。まぁ、お高いからM3は買えませんが(笑)
いやー、まぁとにかく凄い車でした。貴重な経験でした。感謝します。

調べてみるとM3、筑波4秒フラットだそうです。条件がよければ3秒台は確実。やはりそれだけのポテンシャルがあったのですね。納得の性能でした。


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Posted at 2016/10/02 21:54:12

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この記事へのコメント

2016年10月2日 23:09
インプレ面白かったです!ゼロ発進が今までで一番速かったという所も。でも確かに重いですね。モデル発表の頃は極力軽量化と聞いた気がしますが、なかなか難しいですね。3や4シリーズ自体がモデルチェンジごとに大きくなっちゃってますからね~。
コメントへの返答
2016年10月12日 21:43
返信遅れてすみません^^;
ありがとうございます!
速いけど、重いですよね。正直1500kgオーバーはきついですね、スポーツカーとしては。
M3CSLみたいなのが出てくればいいのですが・・。

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