2015年01月29日
某ホンダ車のCMじゃないですが、人にはそれぞれチョードイイくるまっていうのがあると思います。
とあるレーシングドライバーだったかな?こんなことを言っていました。
「アマチュアドライバーが扱える限界が300馬力付近だ。」と。
随分前の話ですので、タイヤやシャシーが優れている現代車には当てはまらないかも知れませんが、個人的には「そうだね。」と思うところがあります。
特に二輪駆動。300馬力のパワーを路面にちゃんと伝えるのは容易ではありません。タイヤのグリップ力そのものと路面コンディションにかなり左右されてしまいます。極低温ウェットなんてシーンでは確実に300馬力を持て余します。サーキットでも踏める区間なんてストレートのわずかな時間でしょう。
こうゆうイレギュラーなシーンを含めて300馬力というのは、確かに区切りになるのかな?と思います。ハイパワーになればなるほど、扱い切れない瞬間が多くなっていきます。
個人的には限定的な速さというものが好きではありません。晴れだろうが、雨が降ろうが、サーキットだろうが、峠だろうが。いつでもどこでも性能を使い切りたいと思っているのです。
冬のドライのサーキットで、1ラップのみの速さって、あまり魅力を感じません。勿論、その1ラップに車とドライバー、持てるもの全てを注ぎ込むのは凄いことだとは思います。でもやっぱりいつでも楽しみたい!というのが優先されてしまうんですよね(^_^;)
サーキットは楽しみたいけど、コンビニへの買い物も楽しみたいわけです(笑)
そんな意味で行き過ぎないパフォーマンスを持つ車が自分にとってサイコーにチョードイイくるまということになります。
具体的にはミドルクラスが1200kg〜1300kgで250馬力から300馬力。
ライトウエイトクラスが950kg〜1050kgで150馬力から200馬力。
この範囲内の車が個人的に好きなゾーンです。
それ以上はどちらのクラスもかなり過激なゾーンに入りますので、日常的に扱うマシンとしては我慢を強いることになるのではないでしょうか。
35GT-Rを始めとして、ハイパワー、ハイバフォーマンス化が進む現代スポーツカー。もう電子制御やAWD化でしか扱えない代物と化しています。一見、誰でも乗れるように仕上げていますが、その根底は身が竦むようなフルチューンドマシンなのです。その性能を解き放ったとき、ソレを扱えるドライバーは果たしているのかどうか。そしてドライバーはそうゆう車なのだと理解する必要があります。気持ちいいなと感じるスピードはそのマシンにとってはウォーミングアップにも満たない領域かも知れません。
とてつもないポテンシャルを感じながらドライブすることの楽しさは否定しません。スーパーカーの楽しみ方はそうゆうものだと思いますし。例えるなら紐を繋いだ虎と散歩している感覚でしょうか。虎がその気になれば瞬殺されるかも知れません(笑)そんなドキドキと共に虎を飼い馴らしているという満足感や所有感。これが真理に近いのではないでしょうか。
これを自分の力だと勘違いすると、公道で暴走する輩となるわけです(笑)気がでかくなっちゃうんですね。
話が脱線気味になってしまいました。各々がチョードイイと思う車があります。自分は性能を扱い切るヨロコビを感じていたいのです。持て余す性能は要りませんし、ましてや所有しているだけで満足できる類でもありません。
やっぱり車は全開で攻めてなんぼ!ってとこですね^ ^
Posted at 2015/01/29 21:58:45 | |
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