
週末のみ埼玉に帰る生活もあと僅か。往復は車なので毎回、新東名を走ります。
以前はどんな道か興味があったのですが、走ると意外と退屈な道だと思いました。走りやすいには走りやすいですが、とにかく景色に代わり映えがなく暇であること。ひたすら続くトンネル区間はうんざり。路面は当然良くて道幅も広いし。曲がりくねる区間は皆無。そのせいかスピードレンジは高いです。大体120キロくらいで流れていて、追い越し車線は140キロくらいかも知れません。開通前は制限速度を引き上げることも検討していたようなので、確かにそれくらい出てても危険度は低めなんじゃないないでしょうか。
つまらない道なのでさっさと駆け抜けたい心理が働きます。稀にスポーツカーや高級GTがすっ飛んでいきますが、楽そうで羨ましい限り。
トラック同士の追い越し合戦が始まると、ふん詰まり地獄。しかし、追い越し車線チンタラ乗用車が居ないだけマシかな。
問題は新東名と東名が合流する三ケ日JCTから岡崎辺りまでのキチガイ級の渋滞。タンクローリーでも横転炎上してるんじゃないか?というほどの自然渋滞が慢性的に起こるなんて信じ難い。いやはや、勘弁してほしいもんです。
ついでに言うと首都高の山手トンネルの渋滞も酷い。湾岸まで開通したせいか、交通量が増えてしまったよう。中央、東名、湾岸に向かう車が二車線のトンネルにギューギュー詰めになります。大橋JCTの合流渋滞も酷く、深夜まで続きます。やれやれです。
C2全線開通のうまみはまだ体感できていません。スイスイになるかと期待した深夜のC1も意外と混んでるんですよ(笑)
さて、そんな週末ライフはMR2と共に楽しんでいます。
たまに乗るとやっぱりいいですねー。
いいハンドリングとパワーだなー。普通の道を普通に走っていても、僅かな操作が車体に伝わり、それが即ドライバーに跳ね返ってきます。このレスポンスが気持ち良さの大部分かと思います。操作に対して正確に車が動くことの重要さを教えてくれる気がします。正確性が高いということは雑な操作も正確に反映しますので、ある意味シビアな車かも知れません。でもこうゆう車に乗らないとドライバーって進化しない気がします。うまいドライバーも下手なドライバーもそれなりに走れてしまう最近の車は世間一般で評価が高くても、ドライビング好きには好まれませんからね。
シビア、難しい、乗り手を選ぶ。
スポーツカーを評価する上で減点対象のようにこんな言葉がよく使われますが…。よく考えば当たり前のことではないですか?
車の運転は簡単ではありません。乗り手を選ぶのは当然です。難しくて当たり前。誰でも乗りこなせる車なんてありません。だからこそ、ガソリンやタイヤと時間を消費して走り込んで巧くなるんです。乗りこなしていくんです。そのプロセスを無視して、巧いも下手もドライビングを平均化してしまう電子デバイスを備えた車は本当にいい車なのだろうか。機械として優れている車はドライバーズカーとして必ずしも優秀とは限りません。
ダメな運転をダメと言ってくれる車は一見厳しいようで実は優しい存在なのかも知れません。飴とムチなんて言葉がありますが、アメばかり与えて甘やかしていては勘違いドライバーが増えて当然です。時にはムチだって必要です。
昔と違って今は悪ガキを叱る近所のげんこつ親父みたいな人はいませんよね。人も車も変に丸くなりました。
頑固親父的な車が絶滅の危機に晒されている今だからこそ、解る人には解る貴重な車に成り得るかも知れません。MR2は。
Posted at 2015/03/31 23:27:23 | |
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