みなさんおはよう御座います!
昨日の事ですが、リアアクスルベアリングを交換してました・・・
はっきり言うともうやりたくありません笑
昨日この作業だけで朝から晩までやってました。

まずは油圧プレスを組み立てるために引っ張り出してきます。

溶接フランジさんよぅ、今日は頼むぜ笑

20トンジャッキセット完了!

さあドライブシャフト抜いていきますよ。

サイドブレーキワイヤー取り外して。

ヨイショー!!
ちなみにスターワゴンの場合バックプレートを持ってガサガサ揺さぶるとドライブシャフト抜けます。

さあリテーナー抜き取る段取りをします。

まずはスナップリングを取り外します。

ベアリングケースに生えてるM10のスタッドボルトを1本抜き取りリテーナーの根本をビニールテープを巻きます。
ビニールテープを巻くのは、丁度その部分はオイルシールの摺動面なので保護するためです。

グラインダーで削り取ってタガネで頑張って外しましょう。
コレももうやりたくないです。
多分20〜30分はグラインダーで削ったと思います。

リテーナーが抜けたら抜いたスタッドボルトを元に戻します。

こう言う治具を作りました。

カーン!!ってすげー音してびっくりでしたが、コレでベアリングは抜けます。
整備解説書には油圧で取り外すようにはなっておりません。
プーリー抜きみたいにボルトをねじこんで取り外す道具を使うみたいですが、一回作りましたがびくともしませんでした。

こうしてようやくドライブシャフトとバックプレートが分離できました。

バックプレートが分離できたところでベアリングのアウターレースを抜き取ります。

コレはあっさり抜けました。

ここで新しいベアリングの登場です。
アウターレース付きです。

古いアウターレースを使ってハンマーで叩き込みました。

アウターレースの後ろにあるオイルシールも交換します。
コレ面倒なリテーナーやベアリングを抜かないと絶対に交換できない箇所なので、忘れずに用意しておきましょう。

ハンマーで叩いてオイルシールもインストール完了!
これで下準備完了!

ベアリングを圧入する治具としてこの異径ソケットを買っておきました。
500円ぐらいです。
このサイズがちょうど良かったです。

まずはドライブシャフトを中に入れて、バックプレート、ベアリング、リテーナーの順番で入れま
ますが、まずはベアリングをプレスします。
s45cの30×50の鋼材あって良かった・・・

リテーナーまで圧入が終わればスナップリングを取り付けますがコレは元の通りにはなりません。

純正部品でこのスナップリングセットを使います。
コレも買い忘れがないように。
厚みが微妙に違うセットになります。
キツキツに入るスナップリングを選んで入れましょう。
スナップリングにそれぞれ赤、紫、青、黄にマーキングされているので今回は青が丁度良かったので青を使いました。
厚みはそれぞれ1.53・1.69・1.85・2.01mmとなっています。

ホーシング側のオイルシールも交換してしまいます。
先にオイルシールの打ち込み深さを測って把握しておきます。
こいつでサクッと抜き取りました。

オイルシールはコレを使います。

当て物をして入れました。

オイルシールのリップにマルチパーパスのグリスを塗っておきました。

ドライブシャフトを入れてベアリングとアウターレースの当たりを調整します。

このアクスルのシムセットを使います。
超薄い紙みたいなシムもあれば、分厚いものまで入ったセットになります。
あと組み付け時にOリングもありますが、写真撮り忘れました・・・
なんとも原始的ですが、ドライブシャフトをデフに突っ込んだ時にベアリングケースとの突っ張り加減で調整するようです。
何回ドライブシャフト抜いたり組んだりした事か・・・
これが一番苦痛でした。
しかもブレーキフルードを抜いてないので、配管切り離した瞬間からフルードが垂れてくるので最悪でした・・・
シムを適当に抜けばベアリングとアウターレースの当たりが強くなるので、シャフトのガタも無くなりますが、明らかに当たりが強いと手でハブを回す時異常な重さなのでスムーズに回って尚且つガタが無いのがベストです。
整備解説書ではドライブシャフトの軸方向の遊びは0.2mmまでOKみたいです。

とりあえずブレーキのエア抜きまで終わった頃にはもう9時になってました。
とっくにもう寝る時間です笑
何回も言いますが、もうやりたくないです笑
この作業をするには2連休でないとする気になりません笑
急いでやってもいい事ありませんから、この作業をするなら丸1日見ていた方がいいと思います。
これで車としては最高のコンディションになりましたが、オーナーは疲れ切って筋肉痛です笑
部品代としては1万ぐらいあればできますが、その他の設備が無いとできません。
この作業はお金払ってやってもらう作業だと思いました笑
まあ信用できないので、僕は自分でやりましたが・・・
おそらくリアアクスルのベアリング交換の詳しい記事は僕が初かもしれません笑
以上地獄の作業でした。