時代の流れを、世代の差を語る程、私は多くを勉強していないし、経験もない。
“昔はそうじゃなかった、昔はいい時代だったんだよ”
そんな言葉を耳にすると、思うのだ。
昔はどう良くて、今はどう良くないのだろう。
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先日お会いした方との会話の中で、これからを生きる私たちを心配する声があり、それについて書きたいと思う。
どこにいたって、みんな何かしらの端末を触っている。
私もその一人。
電車では、新聞を縦に半分に折って読んでいる人は、電子化の影響からか少なくなっているように思う。
本は、スマホやタブレットなどで読むことができる。
本を読みたい人には、端末で読むことは便利なのか不便なのか。
彼女は私に対して真剣に語った。
-スマホの普及によって、人間として大切な何かを見失ってしまうのではないか-
眼は一点スマホに集中させ、首は継続的に傾いた姿勢。
健康に何かしら影響が出るかもしれない。
電車から眺める外の風景を感じたり、本のページをめくる感覚や紙に印刷された文字を読んだり。
本独特の香りも楽しんだり。
時代が、人として大切なものを置き去りにし、何かを見落としてしまうような、どこか違った方向に進んでいってしまう気がして心配なのだ。
そのような言葉だった。
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スマホは1台あるだけで、膨大な情報が手に入るし、なくてはならないコミュニケーションの手段。欠かせないもの。
人や機械の頭の良さから、便利で快適なものが生まれていく。
優秀な機械を使いこなせたらすごく効率的に動ける。
適応することに私は日々必死だ。
AIは雇用にも影響しているようで。
私はPCやスマホでさえもろくに使いこなせないし、依存レベルではない。
そこまで追いつけていない。
使いこなせたら、恐らく世界は広がるだろう。
“使いこなせないとみんなから、時代から取り残されてしまう”
現状私は焦っているようにも思う。
そんな中での会話だった。
“人間として大切な何かを見失ってしまうのではないか”
その言葉を受けて私はなんとも複雑な気持ちになった。
『スマホがあれば、ものすごいたくさんの情報を得ることができ、本当に便利だ。
退屈な時間もスマホを見ていれば過ぎていく。
スマホから楽しみを見出したり、ネットから人との繋がりを持ったりと、ありがたいと感じている人は私以外にもたくさんいるはず。
“人間らしさ”といった認識を時代の移り変わりとともに、人それぞれで変えていく必要があるのかもしれない…』
言葉には出せなかったが、これがその時の私の気持ちだった。
頷くことしかできなかった。
でも、あたたかな彼女の想いはちゃんと伝わっていた。
それからというもの、時間を埋めるためにスマホを手に取る度、後ろめたい気持ちになる。
-せめてあなたには、そうあってほしくないし、
どうか人間らしさを失わないでほしい。
あなたには、わかる思うから―
彼女らしい優しさと、強く込められた想いから、私はなにか託されたような責任感が残った。
だから私はこうして、書いているんだと思う。
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何かを主張することは、何かを否定することにならないか。
“それ”を良いと信じて疑わない人を否定することにならないか。
この考えが根底にある私は、いつもあらゆる考え方の中で揺れている。
“上手に利用していく”
ではだめだろうか…
Posted at 2019/08/04 08:46:21 | |
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