
画像はネットで拾ってきました。
当時のカタログでしょうか。
新車の頃を知らなかったので、こういう情報がネットで見られるのはありがたいですね。
学生時代にami55の次に乗った車はE70型のトヨタカローラでした。
初っぱなから
過酷に扱ってしまったamiでしたが、その後は特に不調を訴えることもなく通学はもちろん山へ実家へバイト先へと快適に私を運んでくれていました。
そんな最中、実家から「そろそろミニカの車検だよ~。どうするの??」と連絡が!
貧乏学生とはいえ、せっせとバイトに励んでいたので車検費用程度の預金は十分ある。
(この年の誕生日にリバティ(SONY製のコンポ)を買ってしまったので目減りはしているけどw)
車検を通してもいいけど、実習や部活で長距離を走ったり山に行く機会が増えたので、できればもう少し排気量が大きくて人数を乗せられる車にしたい。
どうせ買うなら新車を買いたいがそれには資金が全然足りない。
ここで中途半端に中古車を買ってしまうと購入計画はかなり先になってしまうことは必至。
さて、どうしたものかな~と思案に暮れていたところ、大学の先輩から「買換えるからちゃんと名義変えてくれればタダでやるよ」とのうれしい話が舞い込んできました。
そんなこんなで大学2年の初夏に2代目の愛車と呼べる車がやってきました。
それがカローラでした。
昭和55年式で丸目4灯ヘッドランプにスチールバンパーの1500GL(だったと思う) 4ドアセダン。
カローラとしては最期のFRモデルでしたが、ラリーで活躍した1600GTのようなスポーツモデルではなくギアも4速MT、もちろんエアコンどころかパワステも無し。
フェンダーミラーで車重は1tなかったと記憶しています。
当時8年目にしては塗装の状態も悪く、既に梨地のようなざらざらとしたボディは雨が降っても撥水する気配もなく、まるで親水加工がされているかのようにベタ~っと水に馴染んでしまうような状態でした。
それでもamiに比べれば格段にパワフルで人や機材をたくさん乗せられるのがありがたく、夏も団扇でしのいで1年半近く乗りました。
何よりもありがたかったのがスパイクタイヤ(当時はギリギリスパイク可)も付いてきたこと。
おかげで雪道も気にせず乗り回せたのですが、タイヤが古くてスパイクの鋲が少し突出していたこともあり、ドライの路面ではびっくりするくらいグリップしないというおまけ付でした。
その代わりと言ってはなんですが、「パワステってこんな感じ?」と思うくらいステアリングは軽くなりましたがw
先輩もそれ以前のオーナーも高速にはほとんど乗らなかったらしく、私がカローラで高速道路に乗って初めてキンコン(速度警告音。昔の車には付いていたw)を鳴らしたところ「キンコン」と華麗に鳴らず「キングッッ」ってなカンジに音がくぐもってました。
(ひょっとしてカローラもami顔負けの箱入りおじいちゃんだったんでしょうか?笑)
初めて事故や違反を経験したのもこのクルマで、停車中の車にぶつけたこと2回、停車中にぶつけられたこと1回、速度違反で検挙されたこと1回。
免許取得から半年~2年という期間を考えれば仕方のないことですが、あちこちぶつけたりぶつけられたりと扱いの悪い車ではありました。
『へたくそなんだから駐車は必ずバックで停めること』と父に念を押されたのもこの頃です。
その後、無事に資金が貯まった私は念願の新車購入に踏み切ったのですが、びっくりしたことに次の車を契約した頃から急にカローラの調子が悪くなってきました。
それまでは特に不調を感じいなかったのですが、アイドリングがおかしくなり、停車中にエンストしてしまったり、エンジンを切るためにキーを戻してもバラバラとエンジンが動いていてなかなか切れなかったり…。
一番ひどいときは片側2車線の追い越し車線側で信号待ちをしていたところ急にエンストしてしまい、その後何度セルを回してもエンジンが掛からなく立ち往生してしまいました。
(最終的には親切なお兄さん達が押してくれたので路肩に寄せることができ、無事危機は脱せました。そんなときは追い越し車線を走るなって言われればそれまでですがw)
次の車が決まると愛車の調子が悪くなるという話は良くきいていましたが、それがまさか自分の身に降りかかってくるとは考えもしなかったのでただただビックリ。
「次の車に気持ちがいってるのが伝わっちゃったかな?ごめんね。まだ相棒はあなただったね」
と、ご機嫌を損ねたことを詫びたところ、なんとか納車の日までひどいストールをすることもなく走り終えてくれました。
(ちなみにこのとき覚えたスムーズにエンジンを切るために「エンジンを切る前に1回空ぶかし」の習慣に、後々あらぬ評判を立てられることになるとは当時の私は知るよしもないことでしたw)
新車を買うまでのつなぎの車として乗っていた貰い物のカローラ。
便利には使っていたけど、あまりの塗装の悪さに一度も洗車もせず手入れも適当。
最後の最後にそんな私の気持ちに少しだけ反発して見せたのは、意地だったのかもしれないですね。
ありがとう、ちゃんと大事にしなくてごめんね。
Posted at 2014/10/26 22:31:41 | |
懐かしの車を語ろう | クルマ