
みんカラに集いの皆さまは、ご家族や大切な人の車のタイヤはどんな基準で選んでますか?
サーキットを走る皆さんは、自分の車には「やはりここはZⅡでしょ」とか「いや、ネオバも捨てがたい」
「いっそSに逝っちゃうか」などといろいろ真剣に迷ったりしているかと思いますが、
奥様や彼女の車だと「どうせ街乗りオンリーだし、なんでもいいや」とかお考えではないですか?
私も自分のサーキット用の車には迷わずハイグリップラジアルを選択するのですが、
街乗り用の車だと予算の関係で「もう少し安めのタイヤでいいか~」と思ってしまいがちです。
でもダンナは「街乗り用でも必ずそこそこグリップするタイヤをチョイスすべき!」と常に主張しています。
ダンナの主張の根拠になっているのは20年近く前の『ベストカー』(だったかな?)に載っていた1本のコラムです。
そのコラムには
・車好きの男性諸君は自分の車のタイヤにはお金をかけるけど、奥さん(彼女)のタイヤ選びは値段で決めていないかい?
・でもね、考えてみて。女性の踏力は男性のそれと比べてずっと低いんだよ。
・ということは、フルブレーキングしたときにどうしたって女性の運転する車のほうが制動距離が長くなっちゃうんだ。
・車の事故で被害の大小に大きくかかわってくるのはブレーキだよね。
・危ない状況になったときにフルブレーキで停まれればぶつからずに済むかもしれないし、
たとえぶつかっちゃったとしても時速20km/hでぶつかるのと40km/hでぶつかるのでは被害の大きさが全然違うよね。
・だから事故の被害を少しでも低減させるためにも、ブレーキを踏んで速度を落とすことは大事なんだ。
・そこで男性に比べて少ない女性の踏力を補ってくれるのがタイヤのグリップだ。
・諸君が本当に相手のことを大切に思うなら、自分の車なんかより女性の車にこそいいタイヤを履かせなくちゃいけないんだよ。
というような内容が書いてありました。
(なにぶん掲載誌が古くて手元にないのでうろ覚えですが…)
ダンナはこのコラムを読んで、ものすごく納得したそうです。
そして私に限らず家族の車にはケチらず絶対にいいタイヤを入れてあげようと心に誓ったそうです。
確かに私もドライビングレッスンを受けたりサーキットを走ったりするので、巷の女性ドライバーよりもしっかりとブレーキは踏める方だと思っています。
それでもダンナの踏力に比べれば雲泥の差です。
(ま、ダンナのブレーキングが男性平均よりかなり強めなのは否めないですがw)
サーキットデビューする前はもっと踏めなかったと思います。
そんな私の運転を心配したダンナは、過去の私の愛車にもコラムの言うとおり結構いいタイヤを履かせてきてくれました。
コンパクトカーや軽自動車に乗っていた期間が長かったのですが、REGNOやG-GRID、GRIDⅡ(ダンナは昔からBS派w)など、走り屋の友達に「えっ?!こんな車にこのタイヤ??」と言われるようなタイヤを履いてきました。
そのおかげでブレーキングはもとより、高速の出入り口やJCTのようなRの強いところでも山道や峠道でも、タイヤグリップに不安もストレスもなく走ることができました。
おかげさまで幸いにもタイヤグリップが足りなくてぶつかってしまったというような事故も起こしていません。
(停車中にオカマを掘られたとか横からアタックを受けたとかはありますが、それはもう制動力の問題ではないしw)
ECOタイヤを否定するわけではありません。
安いタイヤを選ぶことを否定するわけではありません。
でもタイヤが担う役割は車の運転という中では非常に重要だということを常に念頭に置いて、大切な人の車のタイヤ選びをしてほしいなと切に願います。
というブログを以前書きかけてそのままUPする機会を逃していましたが、最近エコタイヤのグリップ不足を体感する機会が間々あったのでネタ帳(笑)から引っ張り出してきました。
というのも、通勤用のコンパクトカーの純正タイヤが減ったので試しに一度くらいECOタイヤなるものを履いてみようと思い、BSのecopia PZ-Xをチョイスしたのです。
ダンナはもちろん反対でしたが、お店の人の「最近のECOタイヤはグリップ性能も以前ほど悪くはないですよ」という言葉を信じてみることにしたのです。
でw
大方の予想通りこれがまあ結構頻繁にABSに介入されるんですねww
雨の日や道路の継ぎ目など路面μの低いところなどでちょっとラフにブレーキを踏むと、「あれ?ちょっと止らない??」と滑るカンジがしてズゴゴゴってな具合にABSのキックバックを感じるわけです。
まあそんなところでラフに踏んでしまった私の運転もいけないのですが、これまでのタイヤでは同様な状況でもここまでグリップ不足を感じることはありませんでした。
以前お友達のくまのプーさんがやはり
ECOタイヤのウェットグリップの不安を書いていらっしゃいましたが、今回の件で納得しました。
こうした性能を理解した上で敢えてチョイスしているのならいいのですが、そうでないなら今一度タイヤチョイスの際にウェットグリップ性能も一考していただくことをオススメします。
Posted at 2013/07/14 23:31:16 | |
日々雑感 | クルマ