色々法令やルールと言うのは移り変わるものですが・・・今回の貨物登録で見事に運用変更にぶち当たり、令和元年10月から事前書面審査が始まってしまい色々大変でした・・・。
一応記録として書きますが、自分は専門家ではないので質問されても分かりませんし答えられません。もしその手のコメントがあっても答えられませんのでご了承を。
というか返答コメントは”陸運局に直接お伺いください。”しか言えません。
※ディラーで代行してもらえない為仕方が無く自力でやっただけです。
※面倒なので陸運局とまとめて書きますが、事前書面は陸運局内の”独立行政法人 自動車技術総合機構”の管轄です。
①事前書面審査
今回は一応機構のHPで見つけた資料で一通り作成してから陸運局に行きましたが、勿論一回で受理されるとは思ってないので修正前提です。
そこで事前書面審査について、記入見本とこの年式のDYデミオ(LA-DY5W)に適合される各種保安基準等の参照書面についてレクチャーを受ける。
陸運局でも運用が始まったばかりなので、現場では試行錯誤中だそうで・・・。
※同じDYデミオでも初年度登録年で適合技術要件が変わる可能性があるので陸運局で聞かないと分からないと思います。
陸運局でも検査官が分厚いマニュアルを調べながら適合基準の確認を行うレベルなので。
②車検のレーン予約
後日レクチャーを受けた各書面を作成しつつ車検のレーン予約※をしておきます。
一応書類審査に1週間~2週間かかるそうなのでそれを見越しておきます。まぁ普通は1週間で決済通るそうです。
(※国土交通省の検査予約システムで予約。検査種別は継続検査で予約しました。構造変更+車両検査だから)
で作成した書面を陸運局に提出。結果を待ちます・・・。
(実は書面の計算間違いと情報不足があったので翌日もう一回陸運局に行ってます。。。)
③車検前の点検及び準備
(点検自体は事前書面審査前に実施してますが文面のまとめ易さからここで。)
定期点検整備記録簿※が必要なのでDで点検整備してもらいました。
まぁ主目的は車検と同等レベルでやってもらい陸運局の点検で引っかからないようにしてもらう事ですが、同時にブレーキラインをエグゼの新品に変更。
(※個人でも作れるけど現実的ではないよ)
車検に向け各パーツを純正に変更・・・。一応このままでも車検適合するんですが、実はかなりギリギリを攻めてる関係上今回の貨物登録で余計な所で時間を食いたくはないので・・・。
A:キャンバー3.5度→0度へ(元雪月エグゼ足へ変更)
<意図せずツライチの為>
まぁ実はコレとは別の足があるのでそれへの変更する為でもあります。なので3セット分の足を保管してます。。。
しかし足が差し込まれる穴と足の幅が合わずどう頑張ってもはまらず・・・。Dに対処方法を聞いたら何か差し込んで押し広げると・・・。
DY型のみのメンドクサイ仕様。DEからは変わったんですよねぇ・・・。
B:マフラーをノーマルへ
<前回車検で基準まで後3しかない為。但し貨物変更で基準は+1緩くなる>
本当はしなくても良いんだけど、騒音関係は引っかかり易いので用心で。
※ガスケット忘れないように!(当初忘れてた…)
C:エグゼのフロント補強バー取外し
<最低高が超ギリギリの為>
それにしてもパイプ削っているなぁ・・・その内貫通しそう。予備買わないと駄目かな。
D:後部内装撤去
<全ては軽量化の為・・・>
貨物登録だけなら内装はつけたままで良いのですが、軽量化の為ドア内装も含めてゴミ箱行き。
まぁ買った当初から落ちない汚れがあったので対処しようとは思ってた。
E:後部座席撤去
<コレをしないと貨物登録できない・・・>
修理した事でレアな構成だった”前期型座席だけど後期型部品を流用してた”座席もゴミ箱行き。いやぁーDYは広い。
ちなみに今回取り外した大体の重量は以下の通り。
・シートベルト 3Kg
・内装類 11Kg
・シート 42Kg
合計 56Kg
④事前書面審査通過
車検の”前日”までに事前書面審査が通過して無いと車検が受けられません。
通過を待ちましょう。
実際この書面が通過すれば殆ど終ったような感じになります。三面図と法令上の適合は書面で出してるので、”書面上”は貨物登録できるという事ですから実車の確認が構造変更検査の主目的のようです。
尚、車検時自賠責の準備が必要なんですが、乗用と貨物では値段が違うため本当に貨物として登録できる段階で自賠責入れた方がよいです。
あと貨物車は積載量の表記が無いといけないので、最大積載量シールを準備します。近所のSAB行ったら”最大積載量:つめるだけ”とか”最大積載量:かわいいこだけ”とかのネタ系しか無かったので陸運局で調達しました。
(近所のSABは本当に使えない店になったなぁ…。某所のホームセンターが一番使いやすい)
④構造変更検査&ユーザー車検
1:陸運局に行く前に燃料を満タン
コレには理由があって、貨物登録では重量計測がある為正確な重量を出すために必要です。検査ライン進入時に検査員に燃料残量を確認されます。(ネット情報だと満タンじゃないと色々計算して重量を加算する模様)
2:陸運局の窓口で書類作業
時刻は9時。ユーザー車検の窓口で書類作業。但し注意が必要なのは車検&構造変更となる為その事をちゃんと伝えること!通常の車検(継続車検)と書く書類が違うのです・・・。
※私は「車検と乗用→貨物への変更です。事前書面も通過済みです」と窓口で伝えました。
実車計測で落ちる可能性もあった為、各費用は個別払いにしてもらいました。
3:実車確認
継続車検レーンはがっつり混雑してましたが、今回の貨物車登録の場合、うちの陸運局は新規レーンで検査されるので直ぐ検査に入りました。
事前に書面審査やっているので、サイズ確認が主になります。
貨物部分の平床がどのレベルまでの事か分かりませんでしたが、写真の状況で通過となりました。まぁDYはそこまで大きな段差は無いですからねぇ…。
※検査作業自体は検査員の指示に従えば悩む必要はありません。
4:車検+重量計測
ユーザー車検と同じ事をします。詳細は他の方を参照下さい。
私の場合は書類は検査員さんが持っていたので完全指示の通り動くだけでした。
重量計測ではスペアタイヤも降ろして計測。結果は以下の通りに…
旧>F:650Kg R:430Kg 合計:1080kg
新>F:660Kg R:390Kg 合計:1050kg
何故かフロントが10Kg増えた…。カーボンボンネットで軽量化してるんだけど…よく分かりません(w
*:再調整+自賠責購入
時刻は10時。一応事前に車検レベルをお願いした筈がサイドスリップが不適合・・・。Dへ直行して再調整を依頼。同時にこの時点で貨物登録が確定になったので自賠責(13ヶ月)も購入。12ヶ月でも良いですがね大して値段は変わらないので今回は13ヶ月。
*:再検査
時刻は11時。陸運局に到着したら検査レーンまで一気に進行。
ガッチリ調整してもらったのでサクッと完了。
同時に最大積載量シールを貼り付け。ウチのDYは200Kgの最大積載量となりました。
5:窓口作業等
窓口に書類を提出して不足している金額(重量税)について指示があるのでさくっと納金。また別の窓口行って書類書いて・・・。
6:ナンバー関係
窓口関係が終ったら最後の仕事、ナンバー関係です。
さらばだ・・・5ナンバー。
外した旧ナンバーを返納して、新ナンバー代払って新ナンバーを受領…。
私自身はあんまりナンバーに対して思い入れは無いので番号未指定なのですが、なんでか変な番号出やすいんですよね。今回もそうでした(w)
時刻は12時・・・。お昼休憩直前なので急ぎ担当者さんに封印してもらい、車検と構造変更完了。
はじめまして4ナンバー。
7:ETC再セットアップ
ナンバー変更があったのでETCを再セットアップ。これ直前まで忘れてました・・・。
Dに行くついでに、不要となった内装や座席の処分を依頼。いやぁ・・・車の部品って家の中に置いておくと意外と場所取るんですよね。
8:任意保険変更
任意保険の変更も忘れずに!
乗用→貨物で保険料が
倍近くになっちゃった…。
多分、DYデミオ枠から貨物枠(レア)になったのかなぁ…。年明けに更新月来るのでその時保険の見直ししないと駄目そう。
ネット損保利用なので仕方が無いですね。
⑤感想など
構造変更の関係でユーザー車検も受ける事となりましたが書類さえ通ってしまえばサクッと行く感じです。
まぁその書類作成が難しいんですがね…。色々計算で重量を出さないといけないし、適用される安全基準も確認しないといけないですし。
軽量化と節税で貨物化しましたがもうしたくありません(w
ユーザー車検も初めてでしたが、結構簡単な感じではありましたが、私の場合は同時に油脂交換や劣化品を交換してるので時間コストまで考えると色々面倒なので今後の車検はD任せになりますね…。
最後の最後で任意保険が倍額という引っ掛けがありましたが、おおよそ満足できる結果かなと。
さぁて戻し作業と強化作業しますかねぇ~
2020/7/9追加
ボルト処理についてコメントがありましたので補足写真。
これ以外にCピラー等から外したボルトは同じ場所に締めて残置してあります。ですが確実に使わない部品は軽量化の為破棄してます。
(今後の補強等で使うかもしれないし純正ボルトは意外と高い…)