普通一種と同じく大型二種は技能と学科の試験があります。
でまずは教習所で受ける技能試験(卒業試験)から・・・
試験当日は寒いですが晴れて中々の試験日和。
学校近くのセルフで給油してたら後ろのレーンでエンジンかけっぱなしでしかも喫煙しながら給油するクレイジーなお方が・・・。
余裕時間あんま無いのに、試験前に大発火なんて笑えないので止めてくれ・・・。
(というか、ナゼ店員は給油許可スイッチ押したんだ・・・)
まぁそんなクレイジーなジャブを受けつつ学校へ。。。
試験について全車種合同の説明があった後、各車種毎にコース説明や流れについて説明を受けます。流れはこんな感じ・・・。
①場外でのコース走行。(2~3kmだったかな)
・指定場所に3回路端停車(バス停のイメージ)
試験終了後教官の運転で場内へ。
②場内での規定コース走行。(今回は鋭角と方向転換)
・鋭角+(方向転換or縦列駐車)
・後方感覚(バンパーからポールまで50cm以内の停車)
大型二種の試験では仮免試験も卒業試験も立会人を乗せて試験をします。当日の大型二種の試験は私だけでしたので、暖機走行済みのバスには他車種の方を乗せて教官の運転でスタート地点へ。
走行ルートは前日の教習後、車で下見しておいたので、不安要素は取り除いていたのですが、道路工事で道幅が足らず大型車のバスだと厄介なコースが1つありまして、そのコースがご当選・・・まぁ仕方がない・・・。
試験ですが、自分の中のイメージは短い路線バスを運転している感じで正直運転自体を楽しんでました(w
(しばらくバスを運転する予定は無いので・・・)
確か普通車だと車一周して前後確認の上乗車だったと思いますが、バスではそれについては行いません。(想定が前運転者からの引継ぎなのでしょう。というか大型車が駐車しただけで渋滞するんで仕方がない・・・)
ただしドアからの乗車時から採点が開始されるのでしっかり左右確認の上乗車。
調整等済ませたらさくっと発進させ試験開始。
一応二種なので、発進までの確認事項が多く・・・通常の確認に車内確認が追加されます。また死角も多いので真横~右後ろの確認も重要です。(バイクとか自転車を巻き込む可能性が高いです)
普通の路線バスでは車内確認用のミラーが設置されている為、車内確認は横を向くだけで見えるのですが、教習車にはそんな装備されてませんので、しっかり首を回して車内を確認します。
試験が開始され難所の工事区間へ・・・と行きたいところですが、その前の
トラップ①が。
大型車だと幅ギリギリの道路で路側帯に歩行者が・・・しかもタイミングが最悪で工事区間の入り口で路側帯が無くなり車道を歩くしかない状況。ついでに対向から大型トラックが近付いて多分工事区間内で行き違い・・・。あー一番ヤバイ山が一番最初にきたー。唯一の救いが、日曜の朝なので工事が休んでいて規制された道幅が若干復活してたこと位。
減速して歩行者の動向をみてた所、バスに気が付き路外へ・・・対向の大型トラックは離合を避けるため減速してくれた為、工事区間での離合は避けられました・・・。
難所を越え、しばらく走行後工場地帯に入って1、2回目の路端停車。
残りは路端停車1回と市街地で工場地帯を抜ける時、
トラップ②が・・・。
こちらが走っているのに進行している車線の真ん中を向かってくる自転車群。普段であればクラクションレベルですが、試験中なので減速して徐行・・・。(二種試験的にも鳴らしちゃダメだけど・・・教習車だから舐められてるんで無いかい?)
で、市街地に入り最後の路端停車を完了し、交差点で青信号で発進した所
トラップ③が発動・・・。
加速中、50~100m位先信号のない交差点から出てくる車が気になりみてた所、(車格から一停無視で、出てきそうだなぁ・・・と見てた)
案の定、一停無視でその交差点から出てきて対向車線に入った車・・・。普通ならそれで此方は関係無しなんですが、何を思ったのか車線を割って此方に向かって・・・。
コレは恐かったですね。交差点から距離もあり、一時的な車線はみ出しもバス通過までには距離的余裕があったためアクセル抜く程度で進行してましたが、そのまま戻らずにこちらに突っ込んでくるのは想定してません・・・。
車体がでかいので、避けることは無理なのでまずは減速させ試験中ではありますが事故防止の為、急ブレーキできる体制に・・・。
まぁ・・・その前に戻られたので衝突はしませんでしたが、試験後に教官からあれは教官側でクラクション鳴らそうとしたそうです。
※二種は相手が危険な行動をしても事故にならないようにしないといけません。それに路線バス等では急ブレーキは転倒などの車内事故になるので基本避けます。
(教官が学科教習の時に言っていましたが、研修等で教習車を使った急ブレーキの講習をすると本職でバスやトラックを長く運転している人ほど急ブレーキが踏めないそうです。)
まぁ多数のトラップを潜り抜け路上試験は終了。場内に戻ります。
場内では鋭角と方向転換です。
ある意味一番落ちるのが鋭角らしいです。
私も苦手ですが実は朝の鋭角コースが一番苦手です(え
鋭角コースはコンクリ製なのですが、朝の光線だと縁石のコンクリとのコントラストがはっきりせず、ギリギリを狙えないのです(w
基本夕方~夜間の教習が多かったので路肩灯の反射で位置取りしやすかったのですが、昼間はねぇ・・・。
ちと最初の位置取りを失敗した為、内側を縁石にキスさせそうになりフロントタイヤを右の縁石ギリギリを舐めるように走らせて、一応規定3回まで切り返し可能なのですが2回でクリアできました。(左右共に縁石ギリギリなのでもう一回切り返しが色々難しい)
方向転換でも若干位置取りミスりましたが特に何も無く完了(したはず・・・もう記憶にない)
で一旦教官が位置を修正し後方感覚という事で、バンパーから50cmを目指します。
コレも何も問題が無く発着点へ。(距離は忘れました)
発着点ではエンジン&メインスイッチもOFFしてドアを開けて降車します。
降車時も試験対象なので、しっかり左右を確認して降車します。
その後教官から試験中の走行での意見やら今後の課題等のお話を受けます。
私の場合は、ギリギリを攻めてるから一旦戻っても良いとの意見だったと思います。
いやぁ・・・確かにその通りでございます。
場内に戻る時に教官が言ってましたが、トラップ①~③とか”こういう事(は試験中じゃなくて普段の教習中に起きて欲しい・・・”
本当にそう思います・・・。何で自分の試験時にやたらめったら変なこと起きるかなぁ・・・一応それなりの時間場外走ってるんですがね。
・・・という事で、バス車両を使った教習は終了し、後は結果発表のみ。
普通車の試験者が多い為、合格発表が結構遅くなりましたが・・・しっかりと合格でございました。
社会経験してからこういう学校は初めてでしたが、久々の教習所は楽しかったなぁ・・・と。
東京からチト離れていましたが、大型車教習に力を入れていて、ある程度運転しやすい場所という事で、今回はナックファイブで聞いた事のある羽生モータースクールを選択しました。
接客(?)対応に力を入れているという事で、比較で回った他の教習所より頭一つ抜きに出てる感じがあり、設備投資もかなりされている教習所なのである意味攻めの経営なのでしょう。
一応大型車の一番の難関が学校~太い道まで出るまでの細道だったりします。
試験項目ではないにしろ、路上教習では長くバックする事もあるので・・・
(大型バス4台もあるので、ギアに直結してるロッド式のバスは一度も乗らなかったなぁ・・・。中型も2台あるのでバスタイプ6台もあるんですよね)
という事で、羽生モータースクールを無事に卒業!
次回は東京に戻り・・・警視庁管轄の運転免許センターでの学科試験です。