
フェリー泊した翌日、朝食は船内レストランで食べました。複数メニューから和食を選びましたが、普通に美味しい。あまりに普通すぎるというか、ファミレスの朝食みたいで少しビックリ。ランチはもう少しパンチの効いたヤツを希望し、フェリーの屋外BBQを利用することにになりました。ただし、私を含めて殆どがソロ客でした。ほぼ無言で食べるソロ客のBBQ会場は、牛さん・豚さん・鳥さんの告別式のような雰囲気でしたが、普通のランチに比べて良かったかなと。

その後は個室でテレビを見てました。私は自宅にテレビが無いのですが、久々に(※恐らく10年振りくらいに)BSのNHKをボケーっと見始めたところ、2019年放映の「風をつかめ!ヨーロッパアルプス大縦断レース」が再放送されてました。X-Alpsというヤバいレースに挑む扇澤氏(当時59歳)の姿には感動しました。このようなパフォーマンスを59歳で発揮できるのはスゴイ。

次に放映してたNHKスペシャル「ヒマラヤ “悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~」に出てた田中氏(50)の言葉「50歳になると、それまでできたことができなくなってくる」が印象的でした。人類未到の地、つまり何も情報がない場所を進む職業としての探検家の姿は衝撃でした。NHK、もう紅白歌合戦とか芸能人を使ったコンテンツやめてさ、ドキュメンタリー番組や災害報道に特化した方が良いと思うけどなー。
そのままフェリーは20:50に新門司港に到着、天候は雨0.4mm。土地勘のない初めて走る地域、しかも夜の雨となると緊張感は増しますが、X-Alpsや悪魔の谷と比べれば大したことはないと、謎な自信が満ちてきます。子供の時にジャッキー・チェンやシルベスター・スターローンの映画を見ると、自分が何やら強くなった気がしましたが、それに近い。いざ走り始めると、夕方までの大雨で溜まった轍の水がパワーゲイザー(超必殺技)のように襲ってくるし、レーシングスクリーンは水滴だらけで途中からフラットにせざるを得ず、対向車やバックミラーに映るベッドライトも加わり視界も確保できず、予定を切り上げて宿泊先に逃げ込みます。

私のクルマみたいに屋根付き駐車場の確保が必要な場合、もうラブホテルくらいしかないんですね。でも、セブンとラブホの関係は、翼くんと岬くんのようなもんで、威力絶大です。一部のラブホの場合、駐車場が空いてても部屋が満室の可能性があるため、クルマを降りたら空室を確認する必要があります。エントランスに向かいつつ、振り返りながら撮った写真はブレブレです。幸い、シックな部屋にチェックインできました。

ラブホというと怪訝な顔をされそうですが、そこらのホテルより広くてアメニティも良く、何より屋根付き駐車場が確保しやすいのでオススメです。SMPにもラブホ部があった方が良いとさえ思いますが、普通の人からは理解して頂けないでしょう。ちなみに「空室あり」と表示されてても駐車場が満車だったり、反対に駐車場がガラガラでも部屋が満室の時のガッカリ感は、恋人たちもセブン乗りも同じなんだ。

DIMPLEXの電子暖炉がありました。これの上位モデルは水蒸気が出ることで、かなりリアルな暖炉っぽさがでるのでオススメ。風呂に入ったら、九州に上陸とホテルが確保できた安堵に包まれながら寝る。今回はラブジュエル小倉を利用させて頂きました。エントランスにフロントがある珍しいタイプですが、スタッフの対応にも問題ありません。そういえば公式サイトにある10%割引チケット、使うの忘れてたー!
Posted at 2023/10/09 23:04:30 | |
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