
先日、赤コスモのエンジンを始動した時の事です。
エンジンが無事に始動して何気なくアンメーターを見ると・・あれ?指針が動いていない・・。
現代の車にはアンメーター(電流計)なんて付いてませんが電装系の信頼性が低かった?昔の車にはアンメーターが付いている車種が結構ありました。
例えばエアコンやヘッドライト、熱線、ワイパー等の電装品をフルに使ってなおかつ発電量の少ないアイドリング状態だとすれば発電機の発電量だけでは追いつかずバッテリーに蓄えられている電気を使う事になりアンメーターの指針は放電側に振れる事になりますが、電装品の使用をやめて走り出せば今度は発電量も増え、電気が消費される事がないので放電されたバッテリーが充電され、そうなるとアンメーターの指針は充電側に振れる・・。
アンメーターはこのようにバッテリーの充放電の状態が分かるという便利なものですが現代の車は電装系の性能が良くなったのでアンメーターは過去の遺物と化してしまった感があります^_^;
さて、コスモのアンメーターが動かない・・エンジン始動後は指針が充電側に振れるはずですが指針が全然動かない・・それなら放電側はどうか・・エンジンを止めてヘッドライトを点灯するも指針は殆ど動かず・・元々それほど大きく指針が振れる性質のメーターではありませんが、今回は明らかに作動していない。。
う~ん・・まずはヒューズを点検・・単なるヒューズ切れなら簡単ですが世の中そんなに甘くない?ヒューズは異常なし。
大昔の車は室内の電流計に全ての電装品の電流を流していましたが、メーターが故障すれば全ての電装品が作動しなくなるし、車室内に数十アンペアもの電流が通るのは危険なので、やがて分流式といって電源回路から微小な電流を取り出して作動させるアンメーターが出てきました。
分流式ならメーターが故障しても電装品の作動には影響が出ませんしメーター本体にも微小な電流しか流れませんから安全です。
コスモの場合はこの分流式アンメーターなのでメーター本体に大電流が流れる事はないので、そうそう壊れるものでもないですが一応点検してみました、結果は異常なし。
ならば配線か・・面倒だな・・でも調べてみるしかありません^_^;
エンジンルーム内のハーネスのテープを剥がして配線のチェック・・断線もないし一見すると異常はないように見えます。
そこで思いついたのは配線の接続箇所の抵抗・・微小電流で作動するだけに僅かな抵抗があっても作動しなくなるのでは・・そう思い、アンメーターの配線の接続箇所の端子を磨いたらアンメーターが正常に作動するようになりました、なかなかシビアなものですね・・^_^;
Posted at 2011/03/08 00:13:12 | |
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