• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

CD23Cのブログ一覧

2021年08月16日 イイね!

青コスモの車検

青コスモの車検暑かった日々もようやく落ち着いてきました、今年は暑かったな~本州よりも暑かったですからね・・昔は30℃以上になる事は少なかったのに今年は毎日のように35℃以上の気温が続き・・しまいには38℃超え!・・こんなの北海道の気温じゃありません(汗)体がきつかったな~それでもこの時期になるとさすがに夜は気温が下がって猛暑から一転して肌寒さに・・体壊しますね、ホントに・・(^^;)

赤コスモのエンジンは以前にローターのメタルの内径を測定して不具合がありましたので発注をしてるんですが納期がまだはっきりしないので組むのはまだ先になりますね、それで今日は青コスモの車検を取得しました。

お盆は業者が休みなので検査場はガラガラ・・なのでお盆に来るのは大体ユーザーが多いようですね、トップ画像はこれから検査レーンに並ぶところなんですが私の他には1台しかいませんでした(^^;)

青コスモは前回の車検時から2年間で600kmしか乗っていません、調子は良いのでいいんですが車検時にいつも苦労するのがヘッドライトの光度です、コスモは4灯式なので保安基準では1灯につき1万2千カンデラ以上、もしくは2灯の合計が1万5千カンデラ以上となっています。

青コスモは特に右のライトが暗くて1灯の1万2千カンデラ以上は到底無理でエンジン回転を上げても2灯で1万5千カンデラいくかどうか位で、今まで光度不足で2回再検になった事があります、まぁそれでも何とか通っていたのでそのままにしていたんですが今回は対策を施しました。


まずアイドリング状態でヘッドライトの電圧を測定してみます、これでは全然ダメですね。


エンジン回転を上げてもここまでしか電圧が上がりません、これでは暗いですよね、オルタネーターはちゃんと14V以上発電しています。

コスモAPはヘッドライトのリレーがなく、ライトスイッチを大電流が直接通っているので抵抗になりますし、取り回しの関係でどうしても配線がムダに長くなってしまいます、それに45年も経っていれば当然配線の抵抗も増えているでしょうから電圧降下も当然です、そこでヘッドライト用のリレーを取り付けて、電源をライトスイッチを通さずに配線も最短にしてヘッドライトに供給出来るようにしました、こうすればスイッチに大電流が流れないのでスイッチの保護にもなりますしヘッドライトの電圧降下もありませんから光度も上がります。


時間がなくて突貫作業だったので配線がゴチャついてますが後でまとめます、一見複雑そうですが万一リレーが故障した際には簡単に元の配線に戻せるようにしてあります。

これは効果抜群で今まで1万5千カンデラさえ微妙だったのが今回は検査前にヘッドライトテスターで見るとエンジン回転を上げずアイドリング状態でも3万5千カンデラでした、もちろん車検も余裕で合格しました、まぁ今の車からすると3万5千カンデラだと全然暗いですがシールドビームのままですからこんなもんでしょう、電圧降下がなくなったので、たとえ今後ヘッドライトをLED化等アップデートするとしても本来の性能を発揮出来ますね(^-^)

ところで今回リレーを装着したのはヘッドライトだけではありません、では何に・・それは点火系です。

点火系は簡単に言えば電源が外部抵抗器を通って点火コイルの1次側コイルを通りコンタクトポイントからアースという流れで、これを点火系の1次回路というわけですがロータリーエンジンはL側とT側で点火系が2系統になっているので点火コイルが2個付いています、なので点火系の1次回路も2つあるわけですね。

青コスモは外部抵抗器に入る電源の電圧がL側T側共に2~3V降下していました、これはかなり前から気付いてはいたんですが特に調子が悪いわけでもないのでそのままにしていましたが今回ヘッドライトリレーを追加したついでに点火系にもやってみようと思い立ちました。

少し具体的に書くとコスモAPのREAPS-5の点火系1次回路の電気の流れとしては、まずエンジン始動のクランキング時はL側の点火系1次回路電源はIGスイッチから外部抵抗を通さずに直にL側点火コイルに直に入り、更に分岐してIGリレーにも入り、T側の点火系1次回路はIGリレーに入ったL側の分岐電源が、やはり外部抵抗器を通さずに直にT側点火コイルに入るようになっています。

つまりクランキング時はL側電源はIGスイッチから直にL側点火コイルへ入り、T側電源はIGリレーからのL側分岐電源が直にT側コイルに入るという事ですね、クランキング時はセルモーターに電気を喰われてバッテリー電圧が低下するので始動性が悪化しないように外部抵抗器を通さずに各コイルに直に電源を入れるわけですね。

エンジンが始動してIGスイッチがONの位置になるとL側の点火系1次回路電源はコントロールユニットからの供給となります、T側点火系1次回路電源は排気ガス中のHC排出量対策の為の失火制御があるので回転数によってON、OFFをするディスリレーからの供給となります、青コスモはこれらの電源が電圧降下をしているのでヘッドライトと同じようにリレーを追加する事で電源がコントロールユニットやディスリレーを介さず直にL側T側各コイルの外部抵抗器に入るようにしました、コントロールユニットからの出力やディスリレーからの出力はリレーの作動用として接続しますから小電流しか流れないのでコントロールユニットの保護にもなりますし、ディスリレーのON、OFFで追加リレーもON、OFFしますからT側の失火制御も当然機能します。


配線図ではL側の外部抵抗器は1個ですが青コスモのL側の外部抵抗器は2個並んだような形状をしていて上下に配線が接続されているので一見すると2個の外部抵抗器が並列に繋がっているように勘違いしてしまいそうですが、これは2個の外部抵抗器が直列に接続されていて、まとめて全体で1個という事です、見た目が紛らわしいです(^^;)


実際はこんな感じです、黒に白いラインの配線がL側の配線で黒に緑のラインの配線がT側の配線です、L側の追加配線を黄色、T側の追加配線を青にして色分けしてみました。

これらの配線を切ってコントロールユニットとディスリレーからの配線をリレーの作動用にし、リレーからの供給電源をそれぞれの外部抵抗器側の配線に繋いでいます、これなら万一リレーが故障してもリレーの配線を抜いて、切った元の同じ配線同士を繋げば元の回路になりますので出先でリレーが故障しても大丈夫(笑)

実際に乗ってみた感じは・・まぁ特に何も変化はありません(笑)元々調子も良かったので劇的に良くなった気はしませんが悪くなっている事はないはずなのでまぁいいでしょう、旧式のポイント点火ですから出来るだけ性能を発揮出来るようになればいいかな。


車検が終わった足で先祖の墓参りへ・・先祖の墓は海沿いの小さな町にあるので人も少なく密になる心配もありません、昼食をとりがてら港で一休み。


ヘッドライトの心配もなくなったので今後の車検時は気を使わなくて済みます、でもこうして画像をみるとやはりシールドビームは暗いですね(笑)
Posted at 2021/08/16 22:43:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「ディストリビューター バキュームダイヤフラム http://cvw.jp/b/293527/48770336/
何シテル?   11/17 00:17
はじめまして、CD23Cと申します。 子供の頃から車が大好きで現在はコスモAPを所有しております。 車バカな私ですが宜しくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/8 >>

1234567
891011121314
15 161718192021
22232425262728
2930 31    

ブログカテゴリー

愛車一覧

トヨタ マークII トヨタ マークII
普段乗り用です。 平成9年式で走行距離は現在56万kmですが調子は非常に良く不具合個所は ...
マツダ コスモ マツダ コスモ
1976年式コスモAPリミテッド13Bロータリーエンジン車です。 現在の走行距離は2万k ...
マツダ コスモ マツダ コスモ
76年式コスモAPリミテッドです。 現在の走行距離は実走12万Kmでボディーは部分的に補 ...
マツダ コスモ マツダ コスモ
現在所有している77年式コスモAPリミテッドです。 子供の頃に近所にあったコスモAPに ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation