美人は3日で飽きるとはよく言われます。
いわゆるブスはアウトオブ眼中
じゃあ飽きることなく添い遂げられるのは、可愛い
ってのは私の持論です。
可愛いってのは、愛嬌があるってことです。愛嬌ってのは容姿端麗である必要はなく、心を震えさせられる、つまりドキドキ、あるいはキュンとさせられるってことです。
いすゞ自動車は今やトラックやバスのメーカーという印象が強いですが、かつては乗用車も製造していました。そして生み出される乗用車は自社開発のものに限り総じて美しいデザインでした。
その中でも抜きんでており、自動車史の中で美しいクルマとしては上位の常連であるのが、
117クーペ
です。日本車史においては史上最も美しいクーペ、世界自動車史においても史上最も美しいクーペの1台、と評する人が少なくない、絶世の美女です。
そしてとびっきりの美女=高嶺の花ってのは最早テンプレですが、117クーペの初期型に至ってはズバリその通りでした。その理由は、自動化による大量生産ではなく、基本オーダーメイドによる手作業であったために、117クーペを買うお金があれば田舎の立派な一戸建てが買えたのです。
今回制作したのはハセガワの1/24の初期型モデルとなります。
車体色はキャラクターイエロー+レッド+マルーンで調合したオリジナル色で、名付けてメープルです。撮影の色加減でパステルカラーっぽくなってますが、実際はもっとサトウカエデっぽい色です。佐藤 楓(注:同姓同名の人は多いと思うので個人を特定する意味は一切ありません)って名前の人いると思いますが、美女を連想させますね。
2次元だと楓って概して美女に付けられる名前であるためなのと、4歳のころに夢に出てきた青年の愛車の117クーペがまさにこの色であったことの選択です。
その青年の顔はもう忘れましたが、その服装が今の私に通じます。
美しくも愛嬌のある顔立ちです。バンパー上部に乗っかるようにライトがあるのが初期型の特徴です。
まさに後ろ姿は百合の花
美しくも上品でいて色気もある後姿です。
非常にシンプルなのに、非常に美しい。今どきのクルマのデザインとはまるで対極にあります。
美しいサイドシルエットです。思わずうっとりしてしまいますね。
すれ違うと思わず二度見する人は少なくないでしょう。
アレンジとして、クラシックカーらしさを出すためにフェンダーアーチモールを
表現しています。
これだけははっきり言えます。
わざわざ醜いものを見て罵っても自身を堕とすだけです。
だったら見なきゃいいのです。だからあえて不美人はアウトオブ眼中という表現をしています。
美しいものを見、心奪われるもよし、その美しいものに見合うよう自分磨きに励むもよし、そしてこれが現実です、美しい人ほど常に努力しているのです。醜い人ほど努力をやめ、他者を蹴落とすことだけにしか目を向けられていないのです。
そう、117クーペは基本はイタリアの巨匠ジウジアーロのデザインではあるものの、それだけに留まらない当時のいすゞ自動車の並々ならない努力の結晶なのです。
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Posted at
2024/03/10 12:01:01