こんばんは。
今日は晴れた函館です。
気温は25℃と暑めでした。
ミニカーですが、少年の日の憧憬その6です。
今回はいすゞ117クーペです。
流麗な2ドアクーペのボディが憧れでした。
こんなペッタンコな車は他に無かったです。
誰に教えて貰ったか忘れましたが、117クーペのボンネットはプレスラインが無くて、高い技術で作られているって事が、ずっと頭に残っています。
確かにこうしてみると真っ平らですね。
自分自身機械加工の勉強をして、知識が深まるにつれ、いかに難しいがわかってきました。
裏面にはフレームが溶接されてますし、歪まないように加工するのはかなり大変だったと思います。
素晴らしいですね。
メカの話になりますが、ベースはフローリアン。
フロントはダブルウイッシュッボーン、リアはリジット+板バネとの構成。
エンジンは4気筒ガソリンほかディーゼルもラインナップ。
1.6LのDOHCエンジンもあったそうです。
デザインはジウジアーロさん。
今見ても新鮮で、美しく、素晴らしいデザインだと思います。
117クーペの歴史は、1966年3月のジュネーブショーでプロトタイプ発表。
その時はISUZU 117 SPORTという名前でした。
量産化に当たり117クーペと改名。
発売は1968年12月ということで、少なくとも1965年からデザインを始めたとして、今から60年前のデザインということになります。
コレはホントに凄いですね。
後期型は角目ですが、やっぱり丸目が合ってますね。
ライトが黒く見えるので、何とかしたいな。
このデザイン優雅ですね~
AピラーBピラーCピラー全部細いですね。
ここが繊細さを強調しています。
なだらかなウエストライン。
日本人が嫌いな尻下がりのデザインですが、うまくまとまってます。
ボディからのラインとトランクリッドの造形が見事。
尻下がりなんだけどカッコいいです。
プロトタイプより複雑なCピラー下からトランクへのライン。
このリアのデザインは車を超えてますね。
デザイナーは天才だ!
1968年から81年までと息の長いモデルでした。
日本車には珍しいですね。
中にはボンネットにグラフィックデザインが施されたのもありましたね。
懐かしいなあ。
117クーペはデザインが魅力の車だと思います。
ネットでプロトタイプの117SPORTを見ましたが、量産モデルとほぼ変わりません。
むしろトランクリッド周りの造形がより複雑になっています。
いすゞのデザイナーはよく頑張ったと思います。
また、このデザインを実現した現場の技術者も素晴らしい。
117クーペに関わったすべての人に拍手です。
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Posted at
2023/10/01 19:02:01