2020年03月05日
2月下旬コロナウイルス禍の最中に映画を観に行ったのだが、その後に007の新作公開が延期されたり、映画館で鑑賞中の方から感染者が出たというニュースを聞くと、流石に映画館に行くの一寸躊躇しちゃうわな。
今月公開予定の作品で観たいのが何本かあるけど、暫く映画館からは足が遠のくのかな?
最近観た中で印象的だった一本目は、SNSで話題のアリ・アスター監督作『ミッドサマー』
正直冗長で、話の結末も概ね想像出来ちゃう展開だったし、途中大きな盛り上がりがある訳でもなく淡々と終息に進んでいくのだが、陽光輝く農村の牧歌的な風景と印象的なスウェーデンの民族衣装とは対照的にジョン・カーペンタ―やデビッド・リンチを彷彿とさせるようなグロさもありーの。
でもね鑑了後に不思議とあとに引きずる作品だった。ジャンル的にはフォークホラーだけど、カルトの方がしっくりくりくるかも。
人によっては不快感しか感じない映画。
序盤ホルガ村に赴く際に主人公達が乗っていた車がルノー・メガーヌエステート(だと思う)。※追記:正しくは3代目セニックでした。
天地逆さのカットが、この先起こる出来事のメタファーかな?
スウェーデンなのにVOLVOやSAABじゃねえんだなと思ったり。
そういやあスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』でも、亡き妻の教え子の青年がルノーを買うためにアルバイトに励んでいるのを聞いて主人公が嘆くシーンがあったのを思い出した。ところでアメリカ人にはルノーって馴染みねえんじゃね?
あっ、実際に撮影されたのは実はハンガリーであったとのネット情報もあり。
タペストリーは要チェック。
もう一本もSNS等で大絶賛の岩井澤健治監督の『音楽』
いやー、マジこれ傑作!!!
71分の作品をほぼ手書き原画で作り上げたのは凄いし、趣のある映像はやはり手書きならでは。リピ確実。
原作読んでないので何ともだが、物語の舞台は恐らく70年代後半から80年代前半と思うが、ロトスコープの手法で作画してるので、冒頭でbBと思わしき車両や背景に出てくる車両が妙に現代風なのはご愛敬ってことで。
平岩紙が声優を務めた森田君が自分の推しキャラ。
原作である大橋裕之氏の漫画は読んだことないけど、大橋さんって蒲郡出身なんだね。
ピエール瀧を起用するやしないやらで話題になった映画『ゾッキ』も大橋氏の原作。
実は先月まで蒲郡で撮影していたなんて、前もって知っていたら見学に行ったのに(泣)
生の斎藤工観たかった。
コロナウイルス早く落ち着いてゆっくり映画館に行きたいもんだね。
Posted at 2020/03/05 20:45:28 | |
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