
タブレットが出始めた頃,ガジェット好きの年代としては,すぐさま「Nexus7 (2012)」に手を出しました。それより随分前の話になりますが,PCで見ていたネットの世界がガラケーの「iモード」で見られるようになったときも衝撃でした。徐々にスマホに移り変わっていきましたが,さすがに当時のスマホの画面はまだ小さく,スマホ用に最適化されていないサイトは決して見やすくはありませんでした。ですから,7インチという画面サイズはとても絶妙で,新型の「Nexus7 (2013)」にも手を出してしまいました。
しばらくすると,10インチタブレットのラインナップも増えていきました。7インチで十分と思っていましたし,「タブレットで10インチはさすがにデカすぎるだろ。そんな大きさが必要ならPCでいいわけだし。」と思っていたのですが,ちょうどその頃,スマホを「Xperia Z」に変えたタイミングだったため,つい衝動的に「Xperia Tablet Z (SGP312)」にも手を出してしまいました。
この10インチという画面サイズはまた悪魔的で,7インチでは「ちょっと小さいな」と思っていた「書籍」を本当に快適に読むことができました。そしていつの間にか7インチタブレットの出番は完全になくなってしまいました。今では,通常はPCで,出先はスマホで,書籍は Xperia Tablet Z で,と完全に棲み分けされています。
しかし,Xperia Tablet Z の OS は,Android 4.2.2 でバージョンアップが止まっています。書籍用のアプリがバージョンアップしても,OS がそれに対応していないため,アプリのバージョンアップを断念するという場面が増えてきました。また,バッテリーの保ちも怪しくなってきました。さすがに古い機種であるため,バッテリーを交換しようとすると,新品が買えるほどになり,二の足を踏んでしまいます。そこで「新しい10インチタブレット」を求め,いろいろ探してみたのですが,なかなか「ピン」とくる物に出会うことができずにいました。
いろいろ考えて,Xperia Tablet Z の OS のバージョンアップを試みることにしました。実は,国内版は Android 4.2.2 で止まっていますが,海外版には Android 5 が提供されています。これまでも「ルート化」などには手を出してきませんでしたので,下手をすれば Xperia Tablet Z はすぐに文鎮化してしまいます。しかし,バッテリーの保ちも,アプリのバージョンアップも,様々な点で手詰まっていましたので,情報収集を始めました。複数のサイトの情報を隅々まで読み込みましたが,それぞれのサイトに微妙に異なることが書かれていて,「この方法なら絶対大丈夫!」という確証を得ることができませんでした。そこで,各サイトの手順を「ここでエラーが出たら,こちらに進んで…」とフローチャートに書き起こしました。
そして,いざ決行!
様々,立ち止まるところはありましたが,無事OSのバージョンアップは成功しました。感激です。書籍用のアプリを最新版に変え,気分もスッキリ。そして思わぬ副産物も。なんとバッテリーの保ちが改善されました。Android 4 から 5 というメジャーバージョンアップが効いたのかもしれません。文鎮化を覚悟していたタブレットが見事に蘇りました。
これで,まだしばらくは Xperia Tablet Z に頑張って貰えることになりました。ガジェット物は,1年も経てば新製品と比べて見劣りするようになるのが宿命です。しかし「書籍専用機としての Xperia Tablet Z」はまだまだ現役で頑張ってくれそうです。
現在のスマホは「Xperia 5」ですが,「Xperia 1 Mark II (SIMフリー版)」がとても気になる今日この頃。
Nexus7 (2013)
Xperia Tablet Z (SGP312)
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2020/08/31 01:45:32