2015年8月,ランサーエボリューション ファイナルエディション,1000台限定。先着?
2019年11月,WRX STI EJ20 ファイナルエディション,555台限定。抽選。
2019年12月23日,WRX STI VAB型 受注終了
ランエボ F.E. 4B11 313PS/6500rpm,43.7kgm/3500rpm
ランエボ X 4B11 300PS/6500rpm,43.0kgm/3500rpm
ランエボ IX MR 4G63 (MIVEC) 280PS/6500rpm,40.8kgm/3000rpm
ファイナルエディションにおいて,13PSのアップ,0.7kgmのアップ。最後の意地を感じます。
【インプレッション】三菱自動車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」 / - Car Watch から
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただ、そのスペックは簡単に達成されたわけじゃない。チューニングカーのようにブーストをポンッ!と引き上げて終わりではない。新たなエンジンにはエキゾーストバルブにナトリウム封入バルブを採用している。これはバルブの傘部で受けた熱を融解したナトリウムの流動によって効率よくステム部に運び、バルブガイドを介してシリンダーヘッドに熱を逃がすためのもの。バルブの傘部の温度が最高出力の判断基準となるため、今までの状態では300PSがギリギリだったそうだ。新たなナトリウム封入エキゾーストバルブは、バルブ傘部の冷却を促進して温度上昇を抑えることが可能になるため、313PSを達成できたということらしい。出力だけでなく、耐久性も視野に入れなければならない市販車ならではのこだわりだ。開発者が「これはイレブンに入れるつもりで造っていたもの。それがファイナルになるとは……」と残念そうに語っていたことが印象的だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
WRX STI EJ20 ファイナルエディション
308PS/6400rpm,43.0kgm/4400rpm
ノーマルモデルからの数値での性能アップはなく据え置き。
バランスドエンジン(ピストン&コンロッド、クランクシャフト)
バランスドクラッチカバー&フライホイール
内装はシルバーステッチ,ゴールド塗装のBBSホイールあたりが目新しいところで,あとはこれまでの STI コンプリートモデル でも見た変更内容。
で,実はここが一番気になるところ。この「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」は,「S20X」や「RA-R」のような「STI コンプリートモデル」ではなく,「ノーマルモデルの特別仕様車(限定車)」に過ぎないのではないかということ。であれば,エンジンの性能アップがないのもうなずけます。
う~む。同じファイナルエディションでも,思い入れの違いを感じてしまうなぁ… ランエボの方は「ランエボ自体」のファイナルエディション,方やこちらは「EJ20搭載車」のファイナルエディション。確かに立ち位置は異なります。これは「WRX STI 自体のファイナルエディションではありませんよ。WRX STI は別のエンジンを載せて再登場しますよ。少しの間待っててね。」というメッセージなのでしょうか。
ランエボは「IX MR」で「名機4G63」を勇退させ,「4B11」にバトンタッチし,「X」を生み出しました。それと同時に「SST(DCT)モデル」もラインナップに加えました。完全なバトンタッチではなく,MTモデルとの併売というのがよく考えられた戦略だと思いました。従来のファンにはMTを提供し,よりラクに,より楽しくを求めるユーザーには2ペダルモデルを提供する。しかし,ランエボを名乗る以上,ATやCVTは許されないと判断し,あの当時のあの価格帯では驚きの「SST(DCT)」を載せるという選択。正直に「凄い」と思いました。
しかし,結果として,SSTは様々な問題を抱え,かつ外製品だったため,三菱では手を入れることができず「直したくても直せない」というジレンマを抱えることになりました。そしてSSTモデルのみ少し早めに販売終了。その後,MTのみのファイナルエディションが出ることになります。これは,2ペダルモデルをラインナップに加えても,ユーザーが思い通りに増えないことを明らかにしました。(まぁ,SSTが完璧な製品だったら…という if はありますが。)ただ,その後,MTのみで数年間存続してくれていれば,「ハイパワー四駆モデル」の市場にまだ望みがあるのかどうかを正しく判断できるのではと思いましたが,当時の三菱にはそれを待つだけの体力がなかったのでしょうね。
対して,WRX(VA型) は「S4」という2ペダルモデルを加えました。しかし,同じ2ペダルとはいえ,こちらは「CVT」 ランエボのSSTとは全く異なります。S4の販売実績を見れば,ハイパワー四駆の市場にもまだ望みがあると言えなくもないことがわかりましたが,この判断をもって,WRX STI の後継車が「CVTの2ペダルに一本化」されるとしたら,いまのVAB乗りは,いつか難民になってしまうかもしれません。多分私はそうです。
EJ20 ファイナルエディション の後に,STI コンプリートモデル が出るなんてことが起きたら暴動が起きそうな気がするので,それはないと思いますが,とりあえずここ数日の腰の浮きは収まりました。私は今の VAB A型 を楽しんでいこうと思います。
と,長々と書きつつ,ランエボ VII の 4G63 が一番好きなエンジンだなぁと再認識してみたり。
Posted at 2019/09/28 12:56:44 | |
トラックバック(0) | 日記